カスタムインストールパッケージの作成

2023年4月17日

ID 182501

以下のような用途でカスタムインストールパッケージを使用できます:

カスタムインストールパッケージは、複数のファイルを含んだフォルダーです。カスタムインストールパッケージは、圧縮ファイルを元に作成します。圧縮ファイルには、カスタムインストールパッケージに含める必要のあるファイルが含まれているようにします。カスタムインストールパッケージを作成するときに、コマンドラインのパラメータを指定できます(例:製品をサイレントモードでインストールするためのパラメータ)。

脆弱性とパッチ管理(VAPM)機能の有効なライセンスをお持ちの場合は、関連するカスタムインストールパッケージの既定のインストール設定を変換し、カスペルスキーのエキスパートが推奨する値を使用できます。対応する実行ファイルが、サードパーティ製品の定義データベースに含まれている場合にのみ、カスタムインストールパッケージの作成中に設定が自動的に変換されます。

カスタムインストールパッケージを作成するには:

  1. 次のいずれかの手順を実行します:
    • メインメニューで、[検出と製品の導入]→[導入と割り当て]→[インストールパッケージ]の順に移動します。
    • メインメニューで、[操作]→[リポジトリ]→[インストールパッケージ]の順に選択します。

    管理サーバーで利用可能なインストールパッケージのリストが表示されます。

  2. 追加]をクリックします。

    新規パッケージウィザードが起動します。[次へ]をクリックしながらウィザードに沿って手順を進めます。

  3. ウィザードの最初のページで、[インストールパッケージをファイルから作成する]を選択します。
  4. ウィザードの次のページで、パッケージ名を入力して[参照]をクリックします。

    ブラウザーで Windows 標準の[ファイルを開く]ウィンドウが開き、インストールパッケージを作成するファイルを選択できます。

  5. 事前に準備しておいた圧縮ファイルを選択します。

    ZIP、CAB、TAR、または TAR.GZ ファイルをアップロードできます。インストールパッケージを SFX ファイル(自己解凍型の圧縮ファイル)から作成することはできません。

    パッケージのインストール中に設定が変換されるようにする場合は、[ウィザードの終了後、Kaspersky Security Center で認識されたアプリケーションの設定値を推奨値に変換する]をオンにして、[次へ]をクリックします。

    Kaspersky Security Center 13.2 管理サーバーへのファイルのアップロードが開始されます。

    推奨インストール設定の使用を有効にした場合、Kaspersky Security Center 13.2 は実行ファイルがサードパーティ製品の定義データベースに含まれているかどうかをチェックします。チェックが成功すると、ファイルが認識されたことを知らせる通知が表示されます。設定が変換され、カスタムインストールパッケージが作成されます。追加の操作は必要ありません。[終了]をクリックしてウィザードを終了します。

  6. ウィザードの次のページで、(指定された圧縮ファイルから展開されたファイルのリストから)実行ファイルを選択し、コマンドラインのパラメータを指定します。

    インストールパッケージから製品をサイレントモードでインストールするためのコマンドラインのパラメータを指定できます。コマンドラインのパラメータの指定は省略可能です。

    カスタムインストールパッケージを作成するプロセスが開始されます。

    プロセスが終了すると、ウィザードで通知されます。

    インストールパッケージが作成されなかった場合も、メッセージで通知されます。

  7. 終了]をクリックしてウィザードを終了します。

作成したインストールパッケージは、管理サーバーの共有フォルダーのパッケージ用のサブフォルダーにダウンロードされます。ダウンロード後、インストールパッケージがインストールパッケージのリストに表示されます。

管理サーバーで利用できるインストールパッケージのリストで、カスタムインストールパッケージの名前をクリックすることで次の操作を実行できます:

  • インストールパッケージのプロパティとして以下の情報を表示する:
    • 名前:カスタムインストールパッケージの名前。
    • ソース:アプリケーションの開発元の名前。
    • アプリケーション:カスタムインストールパッケージに含まれるアプリケーションの名前。
    • バージョン:アプリケーションのバージョン。
    • 言語:カスタムインストールパッケージに含まれるアプリケーションの言語。
    • サイズ(MB):インストールパッケージのサイズ。
    • オペレーティングシステム:インストールパッケージが対象とするオペレーティングシステムの種別。
    • 作成:インストールパッケージの作成日時。
    • 変更:インストールパッケージの変更日時。
    • 種別:インストールパッケージの種別。
  • パッケージ名とコマンドラインのパラメータを変更する。この操作は、カスペルスキー製品以外を対象に作成したインストールパッケージでのみ実行できます。

カスタムパッケージの作成中にパッケージのインストール設定を推奨値に変換した場合は、[設定]と[インストール手続き]の 2 つの追加セクションが、カスタムインストールパッケージのプロパティの[設定]タブに表示される場合があります。

設定]セクションには、表に示す次のプロパティが表示されます:

  • 名前:この列には、インストールパラメータに割り当てられた名前が表示されます。
  • 種別:この列には、インストールパラメータの種別が表示されます。
  • :この列には、インストールパラメータで定義されたデータの種別([ブール]、[ファイルパス]、[数値]、[パス]、または[文字列])が表示されます。

インストール手続き]セクションには、カスタムインストールパッケージに含まれているアップデートの次のプロパティを指定する表が表示されます:

  • 名前:アップデートの名前。
  • 説明:アップデートの説明。
  • ソース:アップデート元、つまり、Microsoft または別のサードパーティ開発元のいずれによってリリースされたものであるか。
  • 種別:アップデートの種別、つまり、対象とするのがドライバーまたはアプリケーションのいずれであるか。
  • カテゴリ:Microsoft のアップデート(緊急更新プログラム、定義更新プログラム、ドライバー、機能パック、セキュリティ更新プログラム、サービスパック、ツール、更新プログラムロールアップ、更新プログラム、またはアップグレード)に対して表示される Windows Server Update Services(WSUS)カテゴリ。
  • MSRC による重要度:Microsoft Security Response Center(MSRC)によって定義されたアップデートの重要度。
  • 重要度:カスペルスキーによって定義されたアップデートの重要度。
  • パッチ重要度(カスペルスキー製品向けのパッチ):カスペルスキー製品を対象とする場合のパッチの重要度。
  • 記事:アップデートについて説明するナレッジベースの記事の識別子(ID)。
  • セキュリティ情報:アップデートについて説明するセキュリティ情報の ID。
  • インストール用に未割り当て:アップデートのステータスが「インストール用に未割り当て」であるかどうかを表示します。
  • インストール予定:アップデートのステータスが「インストール予定」であるかどうかを表示します。
  • インストール中:アップデートのステータスが「インストール中」であるかどうかを表示します。
  • インストール済み:アップデートのステータスが「インストール済み」であるかどうかを表示します。
  • 失敗:アップデートのステータスが「失敗」であるかどうかを表示します。
  • 再起動が必要アップデートのステータスが「再起動が必要」であるかどうかを表示します。
  • 登録時刻:アップデートが登録された日時を表示します。
  • 対話モードでのインストール:アップデートのインストール中にユーザーとの対話が必要であるかどうかを表示します。
  • 取り消し:アップデートが取り消された日時を表示します。
  • アップデート承認の状況:アップデートのインストールが承認済みであるかどうかを表示します。
  • リビジョン:アップデートの現在のリビジョン番号を表示します。
  • アップデート ID:アップデートの ID を表示します。
  • アプリケーションのバージョン。アプリケーションのアップデート後のバージョン番号を表示します。
  • より古い:該当するアップデートを置換できる他のアップデートを表示します。
  • より新しい:このアップデートで置換できる他のアップデートを表示します。
  • 使用許諾契約書に同意する:アップデート時に使用許諾契約書(EULA)への同意が必要であるかどうかを表示します。
  • 製造元:アップデートの製造元の名前を表示します。
  • アプリケーションファミリー:アップデートが属するアプリケーションファミリーの名前を表示します。
  • アプリケーション:アップデートが属するアプリケーションの名前を表示します。
  • 言語:アップデートの言語を表示します。
  • 新しいバージョンのインストール用に未割り当て:アップデートのステータスが「新しいバージョンのインストール用に未割り当て」であるかどうかを表示します。
  • 必須コンポーネントのインストールが必要:アップデートのステータスが「必須コンポーネントのインストールが必要」であるかどうかを表示します。
  • ダウンロード方法:アップデートのダウンロード方法を表示します。
  • パッチ:アップデートがパッチであるかどうかを表示します。
  • 未インストール:アップデートのステータスが「未インストール」であるかどうかを表示します。

関連項目:

インストールパッケージの作成

画面表示による通知の確認

シナリオ:Kaspersky Security Center 13.2 Web コンソールを使用したカスペルスキー製品の導入

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