SNMP エージェントとオブジェクト識別子

2023年4月17日

ID 207517

Kaspersky Security Center では、SNMP エージェントはダイナミックライブラリ klsnmpag.dll として実装されます。これは、管理サーバーのインストール中にインストーラーによって登録されます。SNMP エージェントは、snmp.exe プロセス(つまり Windows サービス)内で機能します。サードパーティ製品は、SNMP を使用して、管理サーバーのパフォーマンスに関する統計情報(カウンターの形式で提供されます)を受信します。

各カウンターには、一意のオブジェクト識別子(「OID」とも表記)があります。オブジェクト識別子とは、ドットで区切られた一連の数値です。管理サーバーのオブジェクト識別子は、1.3.6.1.4.1.23668.1093 プレフィックスで始まります。カウンターの OID は、このプレフィックスにカウンターを記述するサフィックスをつなげたものです。たとえば、OID の値 1.3.6.1.4.1.23668.1093.1.1.4 のカウンターは 1.1.4 のサフィックスを持ちます。

システムの状態を監視するために Zabbix のような SNMP クライアントを使用できます。情報を取得するには、情報に対応する OID の値を検索して SNMP クライアントにその値を入力できます。そうすると SNMP クライアントはシステムの状態を示す別の値を返します。

カウンターとカウンタータイプのリストは、管理サーバーの adminkit.mib ファイルにあります。MIB は Management Information Base の略です。カウンター値の要求および表示を目的として設計されている MIB ビューアーアプリケーションを介して、.mib ファイルをインポートおよび解析できます。

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