iOS MDM サーバーのインストール
2023年4月17日
ID 64668
iOS MDM サーバーをローカルデバイスにインストールするには:
- 実行ファイル setup.exe を実行します。
ウィンドウが開き、インストールするカスペルスキー製品の選択を要求されます。
製品を選択するウィンドウで、[iOS MDM サーバーのインストール]をクリックし、iOS MDM サーバーのセットアップウィザードを開始します。
- インストール先フォルダーを選択します。
既定のインストール先フォルダーは、<ドライブ名>:\Program Files\Kaspersky Lab\Mobile Device Management for iOS です。このフォルダーがない場合は、インストール中に自動的に作成されます。インストール先フォルダーは、[参照]を使用して変更できます。
- ウィザードの[iOS MDM サーバーへの接続を設定します]ウィンドウの[iOS MDM サービスへの外部アクセスポート]で、モバイルデバイスが iOS MDM サービスに接続するための外部ポートを指定します。
外部ポート 5223 が、モバイルデバイスによって APNs サーバーとの通信のために使用されます。ファイアウォールで、ポート 5223 がアドレス範囲 17.0.0.0/8 に対して開いていることを確認してください。
既定では、ポート 443 が iOS MDM サーバーとの接続のために使用されます。ポート 443 が別のサービスやアプリケーションによって使用されている場合、ポート 9443 などに変更できます。
iOS MDM サーバーは、外部ポート 2197 を APNs サーバーへの送信通知に使用します。
APNs サーバーは、ロードバランシングモードで実行されます。モバイルデバイスが通知を受け取る IP アドレスは、常に同じではありません。アドレス範囲 17.0.0.0/8 が Apple によって予約されています。そのため、ファイアウォールの設定では、この範囲の全体を許可するよう指定してください。
- アプリケーションコンポーネント用の対話ポートを手動で構成する場合、[手動でローカルポートを設定する]をオンにし、次の設定値を指定します:
- ネットワークエージェント接続用ポート:このフィールドでは、iOS MDM サービスをネットワークエージェントに接続するためのポートを指定します。既定のポート番号は 9799 です。
- iOS MDM サービスへの接続用ローカルポート:このフィールドでは、ネットワークエージェントを iOS MDM サービスに接続するためのローカルポートを指定します。既定のポート番号は 9899 です。
既定値を使用してください。
- ウィザードの[モバイルデバイスサーバーの外部アドレスです]ウィンドウの[モバイルデバイスサーバーへのリモート接続用 URL]に、iOS MDM サーバーをインストールするクライアントデバイスのアドレスを入力します。
このアドレスは、管理対象のモバイルデバイスを iOS MDM サービスに接続するために使用されます。iOS MDM デバイスが接続するためには、このクライアントデバイスが使用可能になっている必要があります。
クライアントデバイスのアドレスは、次のいずれかのフォーマットで指定します:
- デバイスの FQDN(mdm.example.com など)
- デバイスの NetBIOS 名
URL スキームおよびポート番号をアドレスに追加しないでください。これらの値は自動的に追加されます。
ウィザードが終了すると、iOS MDM サーバーがローカルデバイスにインストールされます。iOS MDM サーバーが、コンソールツリーの[モバイルデバイス管理]フォルダーに表示されます。