KSN について

2023年4月17日

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Kaspersky Security Network(KSN)は、ファイル、Web リソース、ソフトウェアの評価に関する情報を含むカスペルスキーのナレッジベースへのオンラインアクセスを提供するオンラインサービスの基盤です。Kaspersky Security Network のデータを使用することにより、脅威に対するカスペルスキー製品の対応が迅速化され、一部の保護コンポーネントの効果が高まり、誤検知のリスクが低減されます。KSN によって、カスペルスキーの評価データベースを使用して、管理対象デバイスにインストールされたアプリケーションの情報を取得できます。

Kaspersky Security Center は、次の KSN インフラストラクチャソリューションをサポートしています:

  • Global KSN:Kaspersky Security Network との情報交換を可能にするソリューションです。KSN に参加すると、Kaspersky Security Center によって管理されるクライアントデバイス上にインストールされたカスペルスキー製品の動作に関する情報を、自動的にカスペルスキーに送信することに同意したことになります。情報は、現在の KSN アクセス設定に従って転送されます。カスペルスキーのアナリストは、受け取った情報をさらに分析し、Kaspersky Security Network の評価および統計データベースに追加します。Kaspersky Security Center は既定でこのソリューションを使用します。
  • プライベート KSN:カスペルスキー製品がインストールされたデバイスのユーザーが、自分のコンピューターから KSN にデータを送信することなく、Kaspersky Security Network の評価データベースやその他の統計データにアクセスすることを可能にするソリューションです。Kaspersky Private Security Network(プライベート KSN)は、次のいずれかの理由で Kaspersky Security Network にアクセスできない法人ユーザーの方を対象として開発されています:
    • ユーザーデバイスがインターネットに接続されていない。
    • 国外や企業 LAN の外へのデータの送信が、法律で禁止されているか社内のセキュリティポリシーで制限されている。

    管理サーバーのプロパティウィンドウの[KSN プロキシ設定]セクションで、Kaspersky Private Security Network のアクセス設定をセットアップできます。

クイックスタートウィザードの実行時には、KSN に参加するよう促されます。アプリケーションの使用時であればいつでも、KSN の使用を開始または停止できます。

お客様は KSN を有効にする際に同意した KSN に関する声明に従って KSN を使用するものとします。KSN に関する声明が更新された場合は、管理サーバーをアップデートまたはアップグレードする際に更新された声明が表示されます。更新された KSN に関する声明に同意することも拒否することも可能です。拒否した場合は、以前に同意した KSN 声明の以前のバージョンの内容に従って KSN の使用が継続されます。

管理サーバーが管理するクライアントデバイスは、KSN プロキシサーバーを使用して KSN と対話します。KSN プロキシサーバーは次の機能を提供します:

  • クライアントデバイスは、インターネットに直接アクセスできない場合でも、KSN に要求を送信し、情報を転送できます。
  • KSN プロキシサーバーでは処理データをキャッシュに保存するため、送信チャネルの負荷が軽減され、クライアントデバイスから要求された情報を待つ時間が短縮されます。

管理サーバーのプロパティ]ウィンドウの[KSN プロキシ]セクションで、KSN プロキシサーバーを設定できます。

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