デバイスのハードディスクイメージの取得とコピーを使用した導入
2023年4月17日
ID 92460
オペレーティングシステムとその他のソフトウェアもインストール(または再インストール)する必要があるデバイスにネットワークエージェントをインストールする必要がある場合は、そのデバイスのハードディスクを取得してコピーするメカニズムを使用できます。
ハードディスクイメージの取得とコピーによる導入を実行するには:
- オペレーティングシステムと関連するソフトウェア(ネットワークエージェントとセキュリティ製品を含む)がインストールされた基準デバイスを作成します。
- デバイスの基準イメージを取得し、Kaspersky Security Center の専用タスクを使用して、そのイメージを新しいデバイスに配信します。
ディスクイメージを取得してインストールするには、組織で使用可能なサードパーティ製のツールと、Kaspersky Security Center によって(脆弱性とパッチ管理ライセンスの下に)提供される機能のいずれかを使用できます。
サードパーティ製のツールを使用してディスクイメージを処理する場合は、デバイスで基準イメージからの導入を実行する際に、Kaspersky Security Center が管理対象デバイスの識別に使用している情報を削除する必要があります。そうしないと、同じイメージをコピーして作成されたデバイスを、管理サーバーが適切に区別できません。
Kaspersky Security Center のツールを使用してディスクイメージを取得する際は、この問題が自動的に解決されます。
サードパーティ製のツールを使用したディスクイメージのコピー
ネットワークエージェントがインストールされたデバイスのイメージの取得にサードパーティ製のツールを適用する際には、次のいずれかの方法を使用します:
- 推奨される方法。基準デバイスにネットワークエージェントをインストールする際には、ネットワークエージェントサービスを最初に実行する前にデバイスイメージを取得します(最初にネットワークエージェントを管理サーバーに接続する際に、デバイスを識別する一意の情報が作成されるため)。その後は、イメージ取得の操作が完了するまで、ネットワークエージェントサービスを実行しないでしてください。
- 基準デバイスでネットワークエージェントサービスを停止し、-dupfix キーにより klmover ユーティリティを実行します。klmover ユーティリティは、ネットワークエージェントのインストールパッケージに含まれています。イメージ取得の操作が完了するまで、ネットワークエージェントサービスを引き続き実行しないでください。
- イメージの導入後にオペレーティングシステムを初めて起動する際には、対象デバイスでネットワークエージェントサービスを最初に実行する前(必須要件)に、-dupfix キーにより klmover が実行されていることを確認してください。klmover ユーティリティは、ネットワークエージェントのインストールパッケージに含まれています。
ハードディスクイメージが正しくコピーされていない場合は、この問題を解決できます。
オペレーティングシステムイメージを使用して、新しいデバイスにネットワークエージェントを導入する場合は、別のシナリオが適用できます:
- 取得したイメージにネットワークエージェントがインストールされていない
- Kaspersky Security Center の共有フォルダーに置かれているネットワークエージェントのスタンドアロンインストールパッケージが、対象デバイスへのイメージ導入の完了時に実行される実行ファイルのリストに追加されている
単一のオペレーティングシステムイメージを、ネットワークエージェントやセキュリティ製品用の様々なインストールオプション(スタンドアロンパッケージに関連付けたデバイス移動ルールを含む)と組み合わせて使用できます。これにより導入プロセスが若干複雑になり、デバイスからのスタンドアロンインストールパッケージを含むネットワークフォルダーへのアクセス権を付与することが必要になります。