klactgui リモート診断ユーティリティ(Kaspersky Security Center における管理対象コンピューターのリモートトラブルシューティング用ユーティリティ)
更新日: 2023年10月13日
Article ID: 15489
本記事の対象となる製品とバージョンを表示する
- Kaspersky Security Center 14 (バージョン 14.0.0.10902)
- Kaspersky Security Center 13.2 (バージョン 13.2.0.1511)
- Kaspersky Security Center 13.1 (バージョン 13.1.0.8324)
- Kaspersky Security Center 13 (バージョン 13.0.0.11247)
klactgui リモート診断ユーティリティを使用すると、管理対象コンピューターに対して下記をリモートで実行できます:
- トレースの有効化 / 無効化
- トレースレベルの変更
- トレースファイルのダウンロード
- アプリケーション設定のダウンロード
- GetSystemInfo レポートのダウンロード
- イベントログのダウンロード
- アプリケーションの開始 / 停止
- ネットワークエージェント診断の実行
- アプリケーションダンプの生成 / ダウンロード
- ツールの読み込み / 実行 / ダウンロード
本ユーティリティは、管理サーバーがインストールされているコンピューター上の Kaspersky Security Center のインストール先フォルダー(C:\Program Files (x86)\Kaspersky Lab\Kaspersky Security Center)に保存されています。
klactgui リモート診断ユーティリティの基本情報
klactgui リモート診断ユーティリティは、Network Agent, Administration Server, Kaspersky Endpoint Security for Windows と互換性があります。
Kaspersky Endpoint Security for Mac、Kaspersky Endpoint Security for Linux とは互換性がありません。
本ユーティリティは、次のいずれかの方法でリモートデバイスに接続できます:
- 管理サーバーを使用する:
管理対象コンピューターが接続している管理サーバーを介して接続が確立されます。コンピューターが、直接アクセスできないセカンダリサーバーに属している場合は、プライマリ管理サーバーを介して接続してみてください。 - Microsoft Windows ネットワークを使用する:
- 管理対象デバイス上で、ポート TCP 139, TCP 445, UDP 137, UDP 138 が開いている必要があります。
- 接続を行うには、ローカル管理者アカウントを使用する必要があります(Admin$ へのアクセス権とサービス作成権限が必要)
制限事項
- アプリケーションの停止は、関連するサービスが停止コマンドをサポートしている場合にのみ可能です。
- ネットワークエージェントが管理対象コンピューターにインストールされている場合のみ、セルフディフェンスが有効になっているアプリケーションのトレースを有効または無効にすることができます。
ユーティリティを実行して管理対象コンピューターに接続する方法
管理サーバーを使用してアクセスする方法
- 管理サーバーまたは管理コンソールがインストールされている端末で、いずれかの方法でユーティリティを実行します:
- スタート → Kaspersky Security Center → Kaspersky Security Center リモート診断ユーティリティ
- Kaspersky Security Center がインストールされているフォルダー内にある klactgui.exe を実行する:<ドライブ>:\Program Files (x86)\Kaspersky Lab\Kaspersky Security Center
- [ 管理サーバーを使ってアクセスする ] を選択します。
- 管理対象デバイスが接続されているサーバーの名前を [ 管理サーバー ] 箇所で指定します。管理対象デバイスがスレーブ管理サーバーに接続されている場合は、プライマリ管理サーバーの名前を指定し、[ スレーブ管理サーバーに属するデバイス ] のチェックボックスを オン にし、スレーブ管理サーバーの名前を指定します。
- [ デバイス ] 箇所に管理対象デバイスの名前を指定します。
- 管理サーバーの管理者権限を持つアカウントを指定します。[ 既に接続しているユーザーとして接続する ] を選択すると、現在のアカウントを使用して起動されます。
- [ サインイン ] をクリックします。
Microsoft Windows ネットワークを使用してアクセスする方法
- 管理サーバーまたは管理コンソールがインストールされている端末で、いずれかの方法でユーティリティを実行します:
- スタート → Kaspersky Security Center → Kaspersky Security Center リモート診断ユーティリティ
- Kaspersky Security Center がインストールされているフォルダー内にある klactgui.exe を実行する:<ドライブ>:\Program Files (x86)\Kaspersky Lab\Kaspersky Security Center
- [ Microsoft Windows ネットワークを使ってアクセスする ] をクリックします。
- [ デバイス ] 箇所に管理対象デバイスの名前を指定します。
- 管理サーバーの管理者権限を持つアカウントを指定します。[ 既に接続しているユーザーとして接続する ] を選択すると、現在のアカウントを使用して起動されます。
- [ サインイン ] をクリックします。
トレースを有効にする方法 / 無効にする方法 / ダウンロード方法
- 管理対象デバイスに接続します。
- トレースを収集するアプリケーションを選択し、[ トレースを有効化 ] をクリックします。
ネットワークエージェントが管理対象デバイスにインストールされている場合のみ、セルフディフェンスが有効になっているアプリケーションのトレースを有効または無効にすることができます。
- トレースレベルを選択し、[ OK ] をクリックします。
- [ トレースファイル ] フォルダーに移動し、ファイルを選択して [ ファイル全体をダウンロード ] をクリックします。
- トレースを無効にするには、トレースが有効になっているアプリケーションを選択して [ トレースを無効化 ] をクリックします。
アプリケーション設定のダウンロード方法 / ダンプの生成とダウンロード方法 / ツールのダウンロードと実行方法
- 管理対象デバイスに接続します。
- 管理対象コンピューターの名前を見つけて、次のリンクの内 1 つをクリックします:
- アプリケーション設定をダウンロード:リモートコンピューターにインストールされているカスペルスキー製品の設定をダウンロードします。
- プロセスダンプを生成:指定したアプリケーションのダンプファイルを生成してダウンロードします。
- ユーティリティを起動:管理対象コンピュータでユーティリティを起動して実行し、結果を取得します。
GetSystemInfo レポートのダウンロード方法
- 管理対象デバイスに接続します。
- リストから管理対象デバイスを選択します。
- [ システム情報をダウンロード ] をクリックします。
イベントログのダウンロード方法
- 管理対象デバイスに接続します。
- [ イベントログ ] フォルダを開き、ダウンロードするログを見つけます。左側の [ Kaspersky Event Log イベントログをダウンロード ] をクリックします。
診断を実行してレポートをダウンロードする方法
- 管理対象デバイスに接続します。
- [ Kaspersky Security Center ネットワークエージェント ] を選択し、[ 診断を実行 ] をクリックします。
- レポートが生成されるまで待ちます。
- 右側のフレームで [ 診断レポート ] を選択し、[ ファイル全体をダウンロード ] をクリックします。
アプリケーションを実行、停止、または再起動する方法
アプリケーションの停止は、関連するサービスが停止コマンドをサポートしている場合にのみ可能です。
- 管理対象デバイスに接続します。
- 右側のフレームでアプリケーションを選択し、左側の領域でアクションを選択します:
- アプリケーションの起動
- アプリケーションの停止
- アプリケーションの再開