Kaspersky Security Center 管理コンソールと管理サーバーのハングとクラッシュのトラブルシューティング
更新日: 2024年2月16日
Article ID: 16021
本記事の対象となるアプリケーションとバージョンを表示する
- Kaspersky Security Center 14.2 (バージョン 14.2.0.26967)
- Kaspersky Security Center 14 (バージョン 14.0.0.10902)
- Kaspersky Security Center 13.2 (バージョン 13.2.0.1511)
- Kaspersky Security Center 13.1 (バージョン 13.1.0.8324)
- Kaspersky Security Center 13 (バージョン 13.0.0.11247)
問題
Kaspersky Security Center では次の問題が発生することがあります。
- ログイン後に Web コンソールのロードが遅くなる。
- コンソールが管理サーバーに接続するのに時間がかかる。
- コンソールインターフェイスでノードを切り替えると、データのロードが遅くなる。
- オブジェクトを開こうとしたり、選択項目やレポートを生成しようとしたりすると、コンソール画面がハングする。
ウィンドウのタイトルに応答していない (Not Responding)というメッセージが表示される。
- 管理コンソールがクラッシュし、ダンプファイルの作成に関するメッセージが表示される。例:C:\Users\Administrator\AppData\Local\Temp\1\~dumps\KSCMMC.13.2.0.1511_12.09_10.36_980.abnormalklakcon.full.dmp
- 管理サーバーへの接続が中断される。
次のエラーメッセージが表示される:「管理サーバー localhost への接続が中断されました。管理サーバーが応答を停止しました。管理サーバーが停止しているか、ネットワーク、管理サーバー、DBMS でエラーが発生している可能性があります。詳細については、管理サーバーデバイスの Kaspersky イベントログを参照してください。」
解決方法
問題の解決方法を見つけるには、その原因を特定することが不可欠です。
1. ハードウェアの問題
- リモート管理コンソールを使用している場合は、管理サーバー、データベースサーバー、管理者のワークステーションのハードウェアに問題がないことを確認します。
- ハードウェアの構成、ハードディスクまたは RAM セルの整合性など、ハードウェアに他の問題がないことを確認します。
- DBMS と管理サーバーのハードウェア構成が要件を満たしていることを確認します。
- 各サーバーに 十分なディスクの空き容量 があることを確認します。
- 仮想化を使用する場合は、問題のサーバーを実行しているハイパーバイザーのパフォーマンスが低下していないことを確認します。
2. ネットワークの問題
管理サーバーとデータベース間、管理コンソールと管理サーバー間の通信チャネルを確認します。
3. データベースの問題
- 管理サーバーがオペレーティングシステムと DBMS を サポート していることを確認します。
- DBMS が 推奨事項 を満たしていることを確認します。DBMS の選択は、管理対象デバイスの保護に使用する管理サーバーの機能とアプリケーションによって異なります。
- データベースの推奨設定(MySQL、MariaDB、PostgreSQL)を使用していることを確認します。
- 累積的なアップデートプログラム 12 または 最新の適用可能なアップデートプログラム がインストールされていることを確認します。
アップデートプログラムがインストールされていない場合は、表の後の 手順 に従ってください。 - 管理サーバーのメンテナンス タスクを実行します。
- データベースのサイズが上限を超えていない ことを確認します。
4. その他の問題
- 管理サーバーのデータバックアップタスクまたはデータベースのメンテナンスタスクが実行されている場合、コンソールはサーバーから切断される場合があります。手順については こちらの記事 を参照してください。
- 問題が特定のタスクまたはポリシーでのみ発生する場合は、削除して新しいタスクまたはポリシーの作成を試みてください。
- インストールされている管理プラグイン が最新であることを確認し、サポートされていないバージョンや未使用のバージョンのプラグインを 削除 します。
- リモート管理コンソールで問題が発生する場合は、管理サーバーをホストしているデバイスにインストールされている管理コンソールで問題が再発するかどうかを確認します。
問題が再発しない場合は、管理者のデバイスに管理コンソールを再インストールし、管理プラグインを再インストール します。
解決しない場合
問題が繰り返し発生する場合は、タスク起動スケジュールを使用して、問題が発生したときに起動されたタスクを特定します。たとえば、必要なアップデートプログラムのインストールと脆弱性の修正タスクが挙げられます。
診断情報を収集します。
- 管理サーバーと管理コンソールのトレースレベル 4 を同時に有効化します。手順 を参照してください。
- 問題を再現し、画面の動画を録画するか、アクションと問題が発生した瞬間を記録したスクリーンショットをいくつか作成します。
- 管理コンソール、ネットワークエージェント、管理サーバーのプロセスダンプを作成します。
- アプリケーションがクラッシュすると、影響を受けるプロセス ダンプファイル がアプリケーションフォルダーに自動的に作成されます。
- アプリケーションがハングした場合は、kldumper ユーティリティを使用して 管理サーバー、管理コンソール、ネットワークエージェントのダンプファイルを手動で作成します。
- トレースを無効にします。
- ポリシーが問題の原因である場合は、ファイルに保存してエクスポートします。
- Windows イベントログを含めるオプションを有効にして、GetSystemInfo レポート を収集します。
- 次のファイルを単一のアーカイブに追加します。
- ダンプファイル
- トレースファイル
- エクスポートされたポリシー
- GSI レポート
- 動画またはスクリーンショット
- カスペルスキーカンパニーアカウント 経由でテクニカルサポートへお問い合わせください。
作成したアーカイブをリクエストに添付し、以下を指定します。- 使用するデータベースのバージョンと種類
- 管理サーバーを WSUS サーバーとして 使用しているかどうか
- 検知された問題のすべての症状と、実行したこの記事の手順