クラウド環境のデバイスへのアプリケーションのインストール
クラウド環境のデバイスには、カスペルスキー製品の Kaspersky Security for Windows Server(Windows デバイス用)と Kaspersky Endpoint Security for Linux(Linux デバイス用)をインストールできます。
保護機能をインストールする予定のクライアントデバイスは、クラウド環境での Kaspersky Security Center の動作のための要件を満たしていなければなりません。AWS インスタンス、Microsoft Azure 仮想マシン、または Google 仮想マシンインスタンスへの製品のインストールには、有効なライセンスが必要です。
Kaspersky Security Center 14.2 では次の利用シナリオがサポートされます。
- クライアントデバイスが API によって検出され、製品のインストールも API によって実行される。AWS と Azure のクラウド環境では、このシナリオがサポートされます。
- クライアントデバイスが Active Directory のポーリング、Windows ドメインのポーリング、IP アドレス範囲のポーリングのいずれかで検出され、製品のインストールが Kaspersky Security Center によって実行される。
- クライアントデバイスが Google API によって検出され、製品のインストールが Kaspersky Security Center によって実行される。Google Cloud では、このシナリオのみがサポートされます。
その他の製品インストール方法はサポートされていません。
仮想デバイスにアプリケーションをインストールするには、インストールパッケージを使用します。
AWS API または Azure API を使用してインスタンスにアプリケーションのリモートインストール用のタスクを作成するには:
- コンソールツリーで、[タスク]フォルダーを選択します。
- [新規タスク]をクリックします。
新規タスクウィザードが起動します。ウィザードの指示に従ってください。
- [タスク種別の選択]ウィンドウで、タスク種別として[アプリケーションのリモートインストール]を選択します。
- [デバイスの選択]ウィンドウで、[管理対象デバイス]の[クラウド]グループから目的のデバイスを選択します。
- アプリケーションをインストールする予定のデバイスにまだネットワークエージェントがインストールされていない場合、[タスクを実行するアカウントの選択]ウィンドウで[アカウントが必要(ネットワークエージェントの使用なし)]を選択し、ウィンドウの右側にある[追加]をクリックします。表示されるメニューで、次のいずれかを選択します:
新しい認証情報ごとに[追加]をクリックすると、複数の認証情報を提供できます。クラウドセグメント間で異なる認証情報が必要な場合は、すべてのセグメントに対して認証情報を提供します。
ウィザード終了後に、アプリケーションのリモートインストール用のタスクが[タスク]フォルダーの作業領域のタスクのリストに表示されます。
Microsoft Azure の仮想マシンにセキュリティ製品をインストールすると、仮想マシンにインストールされているカスタムスクリプト拡張機能が削除される場合があります。