管理サーバーの別のデバイスへの移動
新しいデバイスで管理サーバーを使用する必要がある場合は、次のいずれかの方法で移動できます:
- 管理サーバーとデータベースサーバーを新しいデバイスに移動する。
- データベースサーバーを以前のデバイスに保持し、管理サーバーのみを新しいデバイスに移動する。
管理サーバーとデータベースサーバーを新しいデバイスに移動するには:
- 以前のデバイスで、管理サーバーデータのバックアップを作成します。
このためには、Kaspersky Security Center Web コンソールからデータバックアップタスクを実行するか、klbackup ユーティリティを実行します。
SQL Server を管理サーバーの DBMS として使用している場合、SQL Server から MySQL または MariaDB DBMS へデータを移行できます。これを行うには、klbackup ユーティリティを対話モードで実行して、データバックアップを作成します。バックアップと復元ウィザードの[バックアップ設定]ウィンドウで[MySQL/MariaDB 形式へ移行]をオンにします。MySQL および MariaDB と互換性があるバックアップが作成されます。その後、データをバックアップから MySQL または MariaDB へ復元することができます。
SQL Server から Azure SQL DBMS にデータを移行する場合は、[Azure 形式へ移行]オプションをオンにすることもできます。
- 管理サーバーをインストールする新しいデバイスを選択します。選択したデバイスのハードウェアとソフトウェアが、管理サーバー、Kaspersky Security Center Web コンソール、およびネットワークエージェントの要件を満たしていることを確認してください。また、管理サーバーで使用されるポートが使用可能であることを確認してください。
- 新しいデバイスで、管理サーバーが使用する DBMS をインストールします。
DBMS を選択する際は、管理サーバーが対応するデバイスの数を考慮してください。
- 新しいデバイスで管理サーバーのカスタムインストールを実行します。
- 以前のデバイスで管理サーバーがインストールされていたフォルダーと同じフォルダーに、管理サーバーのコンポーネントをインストールします。[参照]をクリックして、ファイルパスを指定します。
[カスタムインストール]ウィンドウ
- データベースサーバーの接続設定を構成します。
Microsoft SQL Server の[接続設定]ウィンドウの例
データベースサーバーを配置する必要がある場所に応じて、次のいずれかを実行します:
- インストールが完了したら、klbackup ユーティリティを使用して、新しいデバイスで管理サーバーのデータを復元します。
以前のデバイスと新しいデバイスで SQL Server を DBMS として使用する場合、新しいデバイスにインストールされている SQL Server のバージョンは、以前のデバイスにインストールされている SQL Server のバージョンと同じかそれ以降である必要があります。それ以外のバージョンの場合、新しいデバイスで管理サーバーのデータを復元できません。
- Kaspersky Security Center Web コンソールを開き、管理サーバーに接続します。
- すべてのクライアントデバイスが管理サーバーに接続されていることを確認します。
- 以前のデバイスから管理サーバーとデータベースサーバーをアンインストールします。
管理コンソールを使用して、管理サーバーとデータベースサーバーを別のデバイスに移動することもできます。