セキュリティキーボードを使用して入力データを保護する(スモール オフィス セキュリティ 7)
物理キーボードで入力した情報は、犯罪者に読み取られてしまう危険があります。スパイウェアと呼ばれる悪意のあるプログラムをコンピューターにインストールされると、スパイウェアが物理キーボードのキー入力を記録して、パスワードやクレジットカード番号などの大事な情報を読み取られてしまいます。
データが傍受されないようにするには、そういった大切な情報を入力する際に セキュリティキーボード を使用します。
対応ブラウザー:
- Chromium ベースの Microsoft Edge 77.0.235.25
- Microsoft Edge(全てのバージョン)
- Microsoft Internet Explorer 9.0、10.0、11.0
(新しい Windows ユーザーインターフェイスを使用した Internet Explorer 8.0 - 11.0 を除く) - Mozilla™ Firefox™ 52.x–65.x
- Mozilla Firefox ESR 52.x–60.5
- Google Chrome™ 48.x-68.x
より新しいバージョンのブラウザーは、必要な技術が備わっている場合は対応ブラウザーに含まれる場合があります。
ご注意:
- 既に Web サイトが ハッキング されている場合、セキュリティキーボード を使用してもデータを保護できません。
- セキュリティキーボードを使用するには、スモール オフィス セキュリティ 7 のインストール完了後にコンピューターの再起動が必要です。
セキュリティキーボード を開く(ブラウザー画面から)
ブラウザー上部のパネルにある カスペルスキー プラグイン(ブラウザー用 拡張機能)のアイコンをクリックし、[ セキュリティキーボードを開く ] を選択します。
アイコンが表示されていない場合は、カスペルスキー プラグイン(ブラウザー用 拡張機能)を 有効 に してください。
セキュリティキーボード を開く(カスペルスキー製品アイコンから)
- デスクトップの右下隅にあるカスペルスキー製品のアイコンを右クリックします。タスクバーの通知領域にカスペルスキー製品のアイコンが表示されていない場合は、[ 隠れているインジケーターを表示します ]をクリックします。
- [ ツール ] - [ セキュリティキーボード ] の順にクリックします。
セキュリティキーボード のクイック起動アイコンを入力フィールドに表示する
以下の画像のように、Web サイト で 入力フィールドをフォーカスした際に セキュリティキーボード のクイック起動アイコンを表示するようにする為の手順です。クイック起動アイコンをクリックすると、セキュリティキーボードが起動します。
- タスクバーでカスペルスキーのアイコン () をクリックしてメイン画面を開きます。
- 左下の歯車のアイコン()をクリックします。
- [ 詳細 ] - [ データ入力の保護 ] の順にクリックします。
-
以下の項目のが オン になっていることを確認します。
- Shift + Ctrl + Alt + Pキーを押したときにセキュリティキーボードを表示する
- データ入力フィールドにクイック起動アイコンを表示する
-
[ カテゴリの編集 ] をクリックし、セキュリティキーボード のクイック起動アイコンを表示する Web サイトのカテゴリを以下の中から選択します。
- ネット決済保護に関するすべてのデータ入力フィールド
- 銀行
- 電子取引
- インターネットコミュニケーション
- 特定の Web サイトでクイック起動アイコンを表示したい / したくない場合には、[ 除外リストの管理 ] - [ 追加 ] の順にクリックし、 Web サイトの URL を除外リストに登録します。
以上で完了です。
物理キーボードでのデータ入力を保護する
入力情報の漏洩防止 を使用して物理キーボードでのデータ入力を保護するには、以下の設定を行います。
- タスクバーでカスペルスキーのアイコン () をクリックしてメイン画面を開きます。
- 左下の歯車のアイコン()をクリックします。
- [ 詳細 ] - [ データ入力の保護 ] の順にクリックします。
- [ 物理キーボードの入力をキーロガーから保護する ] のチェックボックスを オン にし、[ カテゴリの編集 ] をクリックします。
-
入力情報漏洩防止を使用する Web サイトのカテゴリを以下の中から選択します。
- すべてのWebサイトのパスワード入力フィールド
- ネット決済保護に関するすべてのデータ入力フィールド
- 銀行
- 電子商取引
- インターネットコミュニケーション
- 特定の Web サイトで入力情報の漏洩防止を使用したい / したくない場合には、[ 除外リストの管理 ] - [ 追加 ] の順にクリックし、 Web サイトの URL を除外リストに登録します。
以上で完了です。
選択したカテゴリの Web サイト で、物理キーボード でのデータ入力が保護されます。
物理キーボードとセキュリティキーボードの違い
データの入力
セキュリティキーボードでデータを入力するには、入力フィールドが正確に選択されていることを確認してから、セキュリティキーボード のキーをマウスでクリックします。
キーボードショートカットの入力
物理キーボードとは異なり、セキュリティキーボード で複数のキーを同時に押すことはできません。キーの組み合わせ(たとえば、ALT + F4 キー)を使用するには、最初のキー(たとえば、ALT キー)をクリックしてから、2 番目のキー(たとえば、F4 キー)をクリックします。
キーボードの言語切り替え
セキュリティキーボード の入力言語を変更するには、以下のいずれかを行います。変更方法はご利用の環境により異なります。
- 物理のキーボード の Ctrl キーを押しながら、セキュリティキーボード の Shift キーを右クリックします。
- 物理のキーボード の Shift キーを押しながら、セキュリティキーボード の Alt キーを右クリックします。
- 物理のキーボード で Ctrl + Shift キー、または Shift + Alt キーを押します。