Windows 10 環境での制限(スモール オフィス セキュリティ 7)
更新日: 2020年5月29日
Article ID: 15032
以下に該当する Windows 10 環境では、スモール オフィス セキュリティ 7 の 動作 が 制限 されます:
- スモール オフィス セキュリティ 7 がインストールされた PC を Windows 10(バージョン 2004)以降にアップグレードした場合。
- OOBE(Out Of Box Experience)ウィザードが終了してない場合。
- Windows の 設定 で Device Guard が 有効 な場合。
Windows 10(バージョン 2004)以降にアップグレードした場合の制限
スモール オフィス セキュリティ 7 の一部機能は、Windows 10(バージョン 2004)以降にアップグレード後に正しく動作しない場合があります。この制限は、定義データベースがアップデートされてなく、本製品のインストール後にコンピューターが再起動されてない場合のみ対象です。
正しく動作しない場合がある機能:
- 不正ロック対策
- ファイル暗号化マルウェア対策
- クリップボードの保護
- キーボードやマウスの入力エミュレーター(入力スプーフィング)からのブラウザーの保護
- リモート管理アプリケーションからの保護
- ブラウザーの保護(APIによる管理、ブラウザーウィンドウへの危険なメッセージを使用した攻撃からの保護、メッセージキュー管理からの保護)
- デスクトップロッカー検知(UMCI モードが有効な場合)
- マイクアクセス制御
これらの制限を取り除くには、定義データベースをアップデート してからコンピューターを再起動します。
OOBE(Out Of Box Experience)ウィザードが終了してない場合の制限
オペレーティングシステムを Windows 10 にアップグレードした後は、OOBE(Out Of Box Experience)ウィザードが終了しなければ、以下のコンポーネントおよびプロセスは起動しません。
- 製品のインターフェイス
- ファイル保護
- メール保護
- メッセンジャー保護
- アップデート
- ヒューリスティック保護
- プロアクティブディフェンス
- 脆弱性攻撃ブロック
- アプリケーションコントロール
- 不正ロック対策
- ルートキットからの保護
- ファイアウォール
- ネットワークモニター
- 危険サイト診断
- 保護されたブラウザー
- ネット決済保護
- Kaspersky Security Network
- 迷惑メール対策
- バナー広告対策
- Web トラッキング防止
- フィッシングからの保護
- セキュリティキーボード
- データ入力の保護
- Web ポリシー管理
- パスワードによる保護
- 詳細設定
- スキャン設定
- パフォーマンス設定
- タスクマネージャー
- Wi-Fi のセキュリティ通知
- カスペルスキー プロテクション センター サービス
- SNS(Facebook、Twitter、VKontakte など)
- カスペルスキー スモール オフィス セキュリティ 管理コンソール
- バックアップと復元
- 未使用データクリーナー
- ファイルシュレッダー
- データ暗号化
スモール オフィス セキュリティ 7 が OOBE ウィザードの完了を示す情報を受け取らない場合、上記のすべてのコンポーネントとプロセスは、タイムアウト(15 分)後に 有効 になります。
Windows の 設定 で Device Guard が 有効 な場合の制限
Windows 10 の設定で Device Guard が 有効 の場合、以下の機能は利用できません:
- Windows 10 RS1, RS2, RS3:
- 不正ロック対策
- クリプトウイルスからの保護
- Windows 10 RS4:
- クリップボードの保護
- キーボードとマウスのエミュレーターソフトウェアからのブラウザーの保護
- 遠隔管理アプリケーションからの保護
- ブラウザーの保護(API による管理、ブラウザーウィンドウへの危険なメッセージを使用した攻撃からの保護、メッセージキュー管理からの保護)
- UMCI モードが 有効 な場合の不正ロックの検出
Device Guard が 有効 に設定されていて、2018 年 9 月 17 日 以降の Windows 更新プログラムがインストールされていない Windows 10 RS2、RS3、RS4(詳細:Microsoft のサポートサイト)では、以下の問題が発生する可能性があります:
- スモール オフィス セキュリティ 7 の インストールが 許可 されない場合があります。インストールされなかった場合は、Device Guard を 無効 にするか、Windows 更新プログラムをダウンロードしてインストールします。
- 2018 年 9 月 17 日 にリリースされた Windows 更新プログラムをロールバックしてコンピューターを再起動した後、スモール オフィス セキュリティ 7 をインストールすると、ブルースクリーン(BSOD)が発生する場合があります。
- Device Guard を 有効 にしてコンピューターを再起動した後、スモール オフィス セキュリティ 7 をインストールすると、ブルースクリーン(BSOD)が発生する場合があります。