Kaspersky Security for Virtualization 5.2 Light Agent のトレースファイルを取得する方法
対象製品:
- Kaspersky Security for Virtualization Light Agent version 5.2
問題の原因分析のため、テクニカルサポートエンジニアがトレースファイルの取得を依頼する場合があります。Kapersky Security for Virtualization 5.2 のトレースファイルは、次のいずれかの方法で取得できます。
レジストリエディターを使用する
- 使用するユーザーアカウントに管理者権限があることを確認します。
- KSVLA5_TRACE.zip をダウンロードしファイルを解凍します。(例:WinZip)
- 次の操作を行います。
- 32ビットOSの場合:
- Trace_ON_x32.regを実行し、ログの取得を有効にします。
- Light Agent for Windows を再起動します。
- 事象を再現します。
- Trace_OFF_x32.regを実行し、ログの取得を無効にします。
- 64ビットOSの場合:
- Trace_ON_x64.regを実行し、ログの取得を有効にします。
- Light Agent for Windows を再起動します。
- 事象を再現します。
- Trace_OFF_x64.regを実行し、ログの取得を無効にします。
デフォルトでは、トレースファイルは %ProgramData%/Kaspersky Lab の隠しフォルダーに保存されます。フォルダーにアクセスするには、隠しファイルとフォルダーの表示設定を有効にします 。
カスタムフォルダーにトレースファイルを保存する方法
- 使用するユーザーアカウントに管理者権限があることを確認してください。
- ドライブ C に [ trace ] フォルダーを作成します。
- KSVLA5_TRACE.zip をダウンロードしファイルを解凍します。(例、WinZip)
- 次の操作を行います。
- 32 ビット OS の場合:展開したファイルから Custom_path_x32.reg を実行して、パスを C:\trace に変更します。
- 64 ビット OS の場合:展開したファイルから Custom_path_x64.reg を実行して、パスを C:\trace に変更します。
- 変更を適用するため、コンピューターを再起動します。
デフォルトのフォルダを設定するには、システムに応じて Default path_x32.reg または Default path_x64.reg ファイルを実行します。
ローカルインターフェイスを使用する
- 使用するユーザーアカウントに管理者権限があることを確認します。
- Kaspersky Security for Virtualization 5.2 Light Agent のメインウィンドウの下部にある [ Support ](サポート)をクリックします。
- [ System tracing ](システムトレース)をクリックします。
- [ Enable tracing ](トレースを有効にする)にチェックを入れ、レベルを選択します。サポートエンジニアがトレースレベルを指定していない場合は、[ Normal (500) ](通常(500))の設定を推奨します。
- [ OK ] ボタンをクリックします。
- Light Agent for Windows を再起動します。
- 事象を再現します。
- [ Enable tracing ](トレースを有効にする)のチェックをはずし、[ OK ] ボタンをクリックします。
トレースファイルを見つける方法
トレースファイルは拡張子「 .log 」で作成され、次の種別で一意の名前で保存されます:[ 製品バージョン ]_[ 作成日時 ]_[ 作成時刻_GMT ]_[ PID ] デフォルトでは、トレースファイルは %ProgramData% フォルダに保存されます。
フォルダーにアクセスするため、隠しファイルとフォルダーの表示設定を有効にして ください。
コマンドラインを使用する
- 次のコマンドを実行し、ログの取得を有効にします。
lightagent traces on [<tracing level>]
<tracing level> — トレースレベルを次の中から指定できます:100, 200, 300, 400, 500, 600, 700, 800, 900, 1000。このパラメーターはオプションです。指定しない場合、既定レベルの 500 でログの取得が行われます。
- Light Agent for Linux を再起動します。
- 事象を再現します。
- 次のコマンドを実行し、ログの取得を無効にします。
lightagent traces off
トレースファイルは、 /var/log/kaspersky/lightagent フォルダーに次の種別で一意の名前で保存されます:LightAgent.<作成日時>.log 次のコマンドを使用することで、保護された仮想マシンの任意のフォルダーにトレースファイルを保存できます。
lightagent traces --copyto <path to the trace file> [--overwrite]
トレースファイルは、Light Agent for Linux が読み取り権限でインストールされている保護された仮想マシンに保存されます。アプリケーションが削除(アンインストール)されると、トレースファイルも削除されます。
次のコマンドを使用することで、トレースファイルを削除できます。
lightagent traces --clear