仮想インフラストラクチャの要件

2023年12月13日

ID 204372

ファイル脅威対策とネットワーク脅威対策の要件

ファイル脅威対策とネットワーク脅威対策が正常に動作するには、仮想インフラストラクチャが次のソフトウェア要件を満たしている必要があります:

  • VMware ESXi ハイパーバイザー 8.0 以降、7.0 アップデート 1c 以降、6.7 アップデート 3 以降、6.5 アップデート 3 以降。
  • VMware vCenter Server 8.0 以降、7.0 アップデート 1d 以降、6.7 アップデート 3 以降、6.5 アップデート 3 以降。

    すべてのハイパーバイザーは、VMware vCenter Server によって管理される必要があります。Kaspersky Security は、スタンドアロンのハイパーバイザーで実行されている仮想マシンを保護しません。

  • VMware NSX Manager は、次のいずれかの種別です:
    • VMware NSX-V Manager(VMware NSX Data Center for vSphere 6.4.10 パッケージ)
    • VMware NSX-T Manager(VMware NSX 4.0.1.1、VMware NSX 4.0.0.1、VMware NSX-T Data Center 3.2.0.1、VMware NSX-T Data Center 3.1.3、VMware NSX-T Data Center 3.1.1 または VMware NSX-T Data Center 3.0.3 パッケージ、ファイル脅威対策コンポーネントのインストールと操作用)
    • VMware NSX-T Manager(VMware NSX 4.0.1.1、VMware NSX 4.0.0.1、VMware NSX-T Data Center 3.2.0.1 または VMware NSX-T Data Center 3.0.3 パッケージ、ネットワーク脅威対策コンポーネントのインストールと操作用)

    同一の VMware vCenter Server での VMware NSX-V Manager と VMware NSX-T Manager の同時使用はサポートされていません。

    Kaspersky Security の操作は、複数の VMware vCenter Server が接続されている VMware NSX Manager によって管理されるインフラストラクチャではサポートされていません。

Kaspersky Security コンポーネントは、次のゲストオペレーティングシステムがインストールされた仮想マシンを保護します:

  • デスクトップ向け Windows オペレーティングシステム:
    • Windows 10
    • Windows 8.1
    • Windows 8
    • Windows 7 Service Pack 1
  • サーバー向け Windows オペレーティングシステム:
    • Windows Server 2019
    • Windows Server 2016
    • Windows Server 2012 R2(ReFS(Resilient File System)サポートなし)
    • Windows Server 2012(ReFS(Resilient File System)サポートなし)
    • Windows Server 2008 R2 Service Pack 1

    Windows オペレーティングシステムで動作する保護対象仮想マシンでは、次のいずれかのファイルシステムを使用している必要があります:FAT、FAT32、NTFS、ISO9660、UDF、CIFS

  • サーバー向け Linux オペレーティングシステム:
    • Ubuntu Server 18.04 GA(64 ビット)
    • Ubuntu Server 16.04 GA(64 ビット)
    • Ubuntu Server 14.04 GA(64 ビット)
    • Red Hat Enterprise Linux Server 7.7 GA(64 ビット)
    • Red Hat Enterprise Linux Server 7.4 GA(64 ビット)
    • Red Hat Enterprise Linux Server 7.0 GA(64 ビット)
    • SUSE Linux Enterprise Server 12 GA(64 ビット)
    • CentOS 7.7 GA(64 ビット)
    • CentOS 7.4 GA(64 ビット)
    • CentOS 7.0 GA(64 ビット)

    Linux オペレーティングシステムで動作する保護対象仮想マシンでは、次のいずれかのファイルシステムを使用している必要があります:

    • ローカルファイルシステム:EXT2、EXT3、EXT4、XFS、BTRFS、VFAT、ISO9660
    • ネットワークファイルシステム:NFS、CIFS

ファイルの脅威から仮想マシンを保護するには、Guest Introspection Thin Agent をインストールします。

  • Windows の仮想マシンでは、VMware Tools バージョン 11.2.5 パッケージに含まれている NSX ファイル自己検証ドライバが Guest Introspection Thin Agent コンポーネントとして機能します。既定では、NSX ファイル自己検証ドライバはインストールされていないため、VMware Tools パッケージをインストールする時に[NSX ファイル自己検証ドライバ]を選択してインストールします。
  • Linux の仮想マシンでは、Guest Introspection Thin Agent をインストールするための特別なパッケージが提供されています。VMware Tools をインストールする必要はありません。

ネットワークの脅威から仮想マシンを保護するには、VMware Tools kit バージョン 11.2.5 または open-vm-tools をインストールします。

ネットワーク脅威対策の動作には有効な NSX for vSphere Advanced ライセンスまたは NSX for vSphere Enterprise ライセンスが必要です。

ネットワーク脅威対策は、E1000 または VMXNET3 ネットワークアダプターを使用する仮想マシンのみを保護します。

VMware コンポーネントをインストールおよびアップデートする方法、および VMware 仮想インフラストラクチャのハードウェア要件については、VMware 製品のガイドに記載されています。

本製品のマルチテナンシーモードでの動作要件

Kaspersky Security のマルチテナンシーモードでの動作には、VMware Cloud Director 10.4、VMware Cloud Director 10.3.3.2、VMware Cloud Director 10.3.2.1、VMware Cloud Director 10.3.0、または VMware Cloud Director 10.1.2 が仮想インフラストラクチャにインストールされている必要があります。

VMware Cloud Director 10.3.0 以降で管理される仮想インフラストラクチャでのアプリケーションのインストールと操作には制限があります。詳細については、ナレッジベースを参照してください。

この記事はお役に立ちましたか?
改善できる点がありましたらお聞かせください。
フィードバックをいただき、ありがとうございました。改善に向けて取り組んでまいります。
フィードバックをいただき、ありがとうございました。改善に向けて取り組んでまいります。