テナントの保護レポートのアップロード

2023年12月13日

ID 204765

テナントの保護レポートは、Integration Server REST API を使用してダウンロードされます。Integration Server REST API との対話は、リクエストとレスポンスに基づいており、HTTP プロトコルを使用して実行されます。

Integration Server がインストールされているコンピューターが Active Directory ドメインに属している場合、認証は NTLM または Kerberos プロトコルを使用して実行されます。ドメインのアカウントが、Integration Server がインストールされているコンピューターの KLAdmins グループまたはローカルの Administrators グループのメンバーであることを確認してください。

Integration Server がインストールされているコンピューターが Active Directory ドメインに含まれていない場合、Integration Server の管理者アカウントを設定します。Authorization リクエストヘッダーで、Base64 方式でエンコードされた {アカウント名}:{パスワード} の形式で指定します。認証には、基本認証の方式が使用されます。

テナントの保護レポートをダウンロードするには、次のクエリを実行します:

GET https://{IP アドレス}:{ポート}/api/1.0/reports/protectionPeriods?[infraId={ID}&tenantId={ID}&periodStart={日時}&periodEnd={日時}]

説明:

  • {IP アドレス} - 統合サーバーの IP アドレス。
  • {ポート} - Integration Server に接続するためのポート(既定では 7271)。
  • infraId={ID} - 仮想マシンが属する仮想インフラストラクチャに割り当てられた ID(オプション)。このパラメータが指定されている場合、レポートには、指定された仮想インフラストラクチャに属する仮想マシンに関する情報のみが含まれます。

    インフラストラクチャ ID のリストを取得するには、次のクエリを使用します:

    GET https://{IP アドレス}:{ポート}/api/1.0/im/vsphere

    クエリはインフラストラクチャ ID を返します。パラメータ:<infrastructure id="{ID}">

  • tenantId={ID|none} - Kaspersky Security Center の仮想管理サーバーに割り当てられた ID、または値 none(オプション)。パラメータを指定し、仮想管理サーバー ID を指定した場合、レポートには、指定された仮想サーバーにマッピングされた Cloud Director の組織からの仮想マシンの保護期間に関する情報のみが含まれます。パラメータを指定し、値に none を指定した場合、レポートには、どの仮想管理サーバーにもマッピングされていない Cloud Director の組織からの仮想マシンの保護期間に関する情報のみが含まれます。

    すべての仮想管理サーバーのリストを取得するには、次のクエリを使用します:

    GET https://{IP アドレス}:{ポート}/api/1.0/mt/tenants

    クエリはインフラストラクチャ ID を返します。パラメータ:<vKSC id="{ID}">

  • periodStart={日時} - レポート対象期間の開始日時。形式:YYYY-MM-DDThh:mm:ssZ。パラメータを指定しない場合、Integration Server データベースの最も古いレコードの日付が使用されます。
  • periodEnd={日時} - レポート対象期間の終了日時。形式:YYYY-MM-DDThh:mm:ssZ。パラメータを指定しない場合、現在の日付が使用されます。

API クエリを実行するには、cURL コマンドラインユーティリティなどの、HTTP クエリ用の任意のアプリケーションやプラグインを使用できます。cURL ユーティリティの使用例:

curl -i -S -s -o - --noproxy '*' --insecure -u admin:1 -X GET "https://192.168.77.7:7271/api/1.0/reports/protectionPeriods?infraId={ID}&tenantId={ID}"

クエリ実行の結果として、レポートデータは表で示されます。各行に、1 つの仮想マシンの保護期間が次の形式で記載されています:

{仮想管理サーバーの ID};{仮想管理サーバー名};{仮想マシンの ID};{仮想マシン名};{インフラストラクチャ ID};{インフラストラクチャ名};{保護を有効にした日時};{保護を無効にした日時}

説明:

  • {仮想管理サーバーの ID} - テナントに割り当てられた仮想管理サーバーの ID。仮想マシンが Cloud Director の組織に含まれていて、どの仮想管理サーバーにもマッピングされていない場合、何も指定されません。
  • {仮想管理サーバー名} - テナントに割り当てられた仮想管理サーバーの名前。仮想マシンが Cloud Director の組織に含まれていて、どの仮想管理サーバーにもマッピングされていない場合、何も指定されません。
  • {仮想マシンの ID} - 本製品によって保護されている仮想マシンの ID。
  • {仮想マシン名} - 本製品によって保護されている仮想マシンの名前。
  • {インフラストラクチャ ID} - 仮想マシンが属する仮想インフラストラクチャの ID。
  • {インフラストラクチャ名} - 仮想マシンが属する仮想インフラストラクチャの名前。
  • {保護を有効にした日時} - 仮想マシンの保護を開始した日時。
  • {保護を無効にした日時} - 仮想マシンの保護を終了した日時。

レポート対象期間の中で、本製品による仮想マシンの保護(保護の有効化と無効化)が 2 回以上発生した場合、それぞれの保護期間がレポートに表示されます。

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