NSX プロファイル設定 / NSX ベンダーテンプレートを使用したプロテクションプロファイルの割り当て

2023年12月13日

ID 58473

1 台の VMware vCenter Server によって管理される仮想インフラストラクチャでは、使用する VMware NSX Manager の種別(VMware NSX-T Manager または VMware NSX-V Manager)に応じて、仮想マシンにプロテクション設定を次のように割り当てることができます。

  • VMware NSX-T Manager によって管理されるインフラストラクチャに Kaspersky Security が導入されている場合、NSX ベンダーテンプレートを使用できます。次の操作を実行します:
    1. NSX ベンダーテンプレートに基づいた、Kaspersky File Antimalware Protection サービスの NSX サービスプロファイルを作成します。

      既定では、1 つの NSX ベンダーテンプレートが使用可能です - 既定の設定。Kaspersky File Antimalware Protection サービスを登録することにより自動的に作成されます。他の NSX ベンダーテンプレートを作成するには、NSX REST API を使用します。詳細については、VMware のガイドを参照してください。

    2. ファイル脅威対策の NSX ポリシーを作成し、ポリシーで Endpoint Protection ルールを設定します。ルール設定で、保護対象仮想マシンを含む NSX グループと、以前に作成された NSX サービスプロファイルを指定します。

      NSX サービスプロファイルと NSX ポリシーは、VMware NSX-T Manager を使用して作成されます。詳細については、VMware のガイドを参照してください。

    3. Kaspersky Security Center 管理コンソールから Kaspersky Security ポリシーのプロパティで、プロテクションプロファイルを NSX ベンダーテンプレートにマッピングします。プロテクションプロファイル設定は、NSX ベンダーテンプレートに基づく NSX サービスプロファイルを使用する NSX ポリシーによって管理される仮想マシンを保護するために使用されます。
  • VMware NSX-V Manager によって管理されるインフラストラクチャに Kaspersky Security が導入されている場合、NSX プロファイル設定を使用できます。次の操作を実行します:
    1. NSX プロファイル設定を作成します。

      VMware vSphere 6.5 に基づくインフラストラクチャでは、VMware vSphere Client コンソールから[管理] - [プロファイル設定]タブの Kaspersky File Antimalware Protection サービスのプロパティで、NSX プロファイル設定を作成できます([サービス]タブにある[ネットワークとセキュリティ] - [サービス定義]セクションで[設定の編集]処理)。VMware vSphere 6.7 以降に基づくインフラストラクチャでは、NSX REST API を使用して NSX プロファイル設定を作成します。詳細については、VMware のガイドを参照してください。

    2. 作成した NSX プロファイル設定を使用する NSX ポリシー、またはこの NSX プロファイル設定に基づく NSX サービスプロファイルを使用する NSX ポリシーを作成し、そのポリシーを仮想マシングループに適用します。
    3. Kaspersky Security Center 管理コンソールから Kaspersky Security ポリシーのプロパティで、プロテクションプロファイルを NSX プロファイル設定にマッピングします。プロテクションプロファイルの設定は、この NSX プロファイル設定を使用する NSX ポリシー、またはそれに基づく NSX サービスプロファイルを使用する NSX ポリシーによって管理される仮想マシンを保護するために使用されます。

プロテクションプロファイルを NSX ベンダーテンプレートまたは NSX プロファイル設定にマッピングするには:

  1. 1 台の VMware vCenter Server のポリシーのプロパティで、[保護対象インフラストラクチャ]サブセクションを選択します。
  2. ウィンドウの上部にあるドロップダウンリストで、[NSX プロファイル設定 / NSX ベンダーテンプレートを使用する]を選択します。
  3. 表で、マッピングを設定する NSX ベンダーテンプレート / NSX プロファイル設定を選択し、ダブルクリックして[プロテクションプロファイルの選択]ウィンドウを開きます。
  4. 表示されたウィンドウで、[プロテクションプロファイルを使用]を選択します。ドロップダウンリストで、NSX ベンダーテンプレート / NSX プロファイル設定にマッピングするプロテクションプロファイルの名前を選択します。リストには、メインプロテクションプロファイルとこのポリシーで設定したすべての追加のプロテクションプロファイルが含まれます。
  5. OK]をクリックします。

    プロテクションプロファイルの選択]ウィンドウが閉じられ、割り当てられたマッピングが[保護対象インフラストラクチャ]サブセクションの表に表示されます。

  6. ポリシーのプロパティウィンドウで[OK]をクリックします。

既定のプロテクションプロファイルを使用するように設定できます。プロテクションプロファイルへのマッピングがまだ設定されていないか、プロテクションプロファイルを削除したことでマッピングがキャンセルされた NSX プロファイル設定に、このプロテクションプロファイルを割り当てることができます。

既定のプロテクションプロファイルの使用を設定するには:

  1. 1 台の VMware vCenter Server のポリシーのプロパティで、[保護対象インフラストラクチャ]サブセクションを選択します。
  2. ウィンドウの上部にあるドロップダウンリストで、[NSX プロファイル設定 / NSX ベンダーテンプレートを使用する]を選択します。
  3. 既定のプロテクションプロファイル名の右側にある[変更]をクリックします。

    プロテクションプロファイルの選択]ウィンドウが表示されます。

  4. 既定のプロテクションプロファイルを変更する場合は、[プロテクションプロファイルを使用]を選択し、ドロップダウンリストでプロテクションプロファイルの名前を指定します。リストには、メインプロテクションプロファイルとこのポリシーで設定したすべての追加のプロテクションプロファイルが含まれます。
  5. 既定のプロテクションプロファイルの使用をキャンセルする場合は、[プロテクションプロファイルを使用しない]を選択します。
  6. OK]をクリックします。

    プロテクションプロファイルの選択]ウィンドウが閉じられ、選択したプロテクションプロファイルの名前がウィンドウ上部の[保護対象インフラストラクチャ]サブセクションに表示されます。

  7. ポリシーのプロパティウィンドウで[OK]をクリックします。

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