Kaspersky Endpoint Security for Linux

統合データベースを含むインストールパッケージを作成するために、定義データベースを含むアーカイブを準備する

リモートインストール用のインストールパッケージを作成し、事前にダウンロードした製品データベースをそこに含めることができます。これは、たとえば、Astra Linux Special Edition OS を搭載したデバイスに本製品をインストールする場合に役立ちます。連携データベースを含むインストールパッケージを使用している場合、本製品は定義データベースが既に機能している状態でインストールされます。この場合、インストール後すぐに定義データベースをアップデートする必要はありません。

本製品をインストールするための定義データベースを含むアーカイブを作成するには、次の手順を実行します:

  1. コマンドラインまたは Kaspersky Security Center を使用してデバイスに Kaspersky Endpoint Security をインストールし、初期設定を実行します。
  2. 定義データベースをアップデートします。データベースをアップデートするには、製品の初期設定中、またはインストール後に、コマンドラインでアップデートタイプのタスクを実行するか、Kaspersky Security Center 管理コンソールまたは Kaspersky Security Center Web コンソールでアップデートタスクを実行します。
  3. 統合データベースを含むインストールパッケージを作成するオペレーティングシステムのアーキテクチャに応じて、/var/opt/kaspersky/kesl/private/updates/ ディレクトリの内容を次のサブディレクトリのいずれかにコピーします:/i386/、/x86_64/、または /arm64/。
  4. ネストされたディレクトリの構造を維持しながら、データベースを含むディレクトリを kesl-bases.tgz アーカイブに配置します。アーカイブ内のオペレーティングシステムの必要なアーキテクチャに必要なデータベースを含むサブディレクトリを 1 つだけ配置できます。または、異なるアーキテクチャの複数のオペレーティングシステムにインストールするインストールパッケージを作成する場合、データベースを含むすべてのサブディレクトリ(/i386/、/x86_64/、/arm64/)を、異なるアーキテクチャ用の単一のアーカイブに配置することができます。
  5. Kaspersky Security Center 管理コンソールまたは Kaspersky Security Center Web コンソール でインストールパッケージを作成する時に、作成されたアーカイブを定義データベースとともに使用できます。