このセクションでは、Kaspersky Security Center Windows から Kaspersky Security Center Linux への移行に使用できる方法について説明します。
移行機能を使用すると、Kaspersky Security Center Linux の管理下で Kaspersky Security Center Windows から、管理対象デバイスとその他のグループオブジェクト(ポリシー、タスク、グローバルタスク、タグ、およびデバイスの抽出)を含む管理グループ構造を転送できます。
すべてのオブジェクトを転送するには、移行ウィザードを使用します。このウィザードは、選択したオブジェクトを ZIP ファイルに保存し、ファイルからオブジェクトを Kaspersky Security Center Linux にインポートできるようにします。ウィザードのほかに、選択したポリシーとタスクを KLP および KLT ファイル経由で転送することもできます。
移行を完了して Kaspersky Security Center Linux の管理下にあるインポートされた管理対象デバイスを移動するには、Kaspersky Security Center Linux の現在のバージョンで klmover ユーティリティを使用するか、リモートインストールタスク経由でインポートされた管理対象デバイスにネットワークエージェントをインストールします。リモートインストールタスクは、Windows ベースのディストリビューションポイントを介して実行する必要があります。これを行うには、ディストリビューションポイントとして機能する Windows デバイスを割り当て、リモートインストールタスクで[ディストリビューションポイントを通じてオペレーティングシステムの共有フォルダーを使用する]をオンにします。
次の方法を使用して、管理対象のデバイスとデータを Kaspersky Security Center Linux に移行できます:
Kaspersky Security Center Windows と Kaspersky Security Center Linux の管理サーバーが階層化されていない場合は、このオプションをオンにします。移行プロセスの管理には、Kaspersky Security Center Web コンソールの 2 つのインスタンス (Kaspersky Security Center Windows 用のインスタンスと Kaspersky Security Center Linux 用のインスタンス)を使用します。この場合、Kaspersky Security Center Windows からのエクスポート中に作成およびダウンロードしたエクスポートファイル(ZIP アーカイブ)を使用し、このファイルを Kaspersky Security Center Linux にインポートします。
Kaspersky Security Center Windows の管理サーバーが Kaspersky Security Center Linux の管理サーバーのセカンダリとして機能する場合は、このオプションをオンにします。移行プロセスの管理とサーバーの切り替えは、Kaspersky Security Center Web コンソールの単一インスタンス内で行います。このオプションを使用する場合は、管理サーバーを階層構造にまとめて、移行手順を簡素化できます。これを行うには、移行を開始する前に階層を作成します。