データ保管庫について
データ保管庫は、不正アクセスから機密データを保護することを目的としています。データ保管庫は、お使いのコンピューター上のデータの保管領域です。ユーザーのみが知っているパスワードを使用してロックやロックの解除ができます。ロックされたデータ保管庫に保存されているファイルを編集するには、パスワードを入力する必要があります。無効なパスワードを 10 回連続で入力すると、そのデータ保管庫へのアクセスが 1 時間ブロックされます。
パスワードを紛失したり忘れてしまうと、データの復元ができなくなります。
データ保管庫を作成する際に、カスペルスキー スモール オフィス セキュリティではAES XTS暗号化アルゴリズム(有効鍵長:56 ビット)が使用されます。
コンピューターでFAT32ファイルシステムが使用されている場合、データ保管庫のサイズは4GB以下までになります。
データ保管庫にファイルを移動するには
データ保管庫にファイルを移動するには:
- メインウィンドウを表示します。
- [データ暗号化]をクリックします。
- [データ暗号化]ウィンドウで、次のいずれかを実施します:
- データ保管庫を作成していない場合は、[新しいデータ保管庫を作成]をクリックします。
- 以前作成したデータ保管庫がある場合は、[既存のデータ保管庫を使用]をクリックします。
- [追加する]をクリックすると、エクスプローラーが開き、データ保管庫に移動するファイルを指定できます。
選択したファイルが[データ暗号化]ウィンドウに表示されます。
- [続行]をクリックします。
- データ保管庫の名前を入力し、場所を指定します。または、既定の設定値を選択します。
- データ保管庫にすばやくアクセスできるようにする場合は、[データ保管庫へのショートカットをデスクトップに作成]をオンにします。
- [続行]をクリックします。
- [データ保管庫にアクセスするためのパスワード]および[パスワードの確認]に入力して、[続行]をクリックします。
- データ保管庫に含まれていないコピー元の処理を選択します:
- データ保管庫に含まれていないコピー元のファイルを削除する場合は、[削除]をクリックします。
- データ保管庫に含まれていないコピー元のファイルをそのまま保持する場合は、[スキップ]をクリックします。
- [完了]をクリックします。
作成したデータ保管庫が、データ保管庫のリストに表示されます。
- データ保管庫をロックする場合は、[ロック]をクリックします。
ロックしたデータ保管庫にあるデータは、パスワードを入力しないと使用できません。
データ保管庫のファイルにアクセスするには
データ保管庫にあるデータにアクセスするには:
- メインウィンドウを表示します。
- [データ暗号化]をクリックします。
- アクセスするデータ保管庫の隣にある[開く]をクリックします。
- パスワードを入力して、[エクスプローラーで開く]をクリックします。
データ保管庫に保存されているデータが、エクスプローラーのウィンドウに表示されます。必要な変更をファイルに加えて、データ保管庫を再度ロックできます。
本製品の以前のバージョンで作成されたデータ保管庫のロックを解除するには、古いデータ保管庫の形式を新しい形式に変換してください。カスペルスキー スモール オフィス セキュリティでデータ保管庫を開けようとすると、形式の変換を促すメッセージが表示されます。
新しい形式への変換は、データ保管庫の容量に応じて時間がかかる場合があります。
カスペルスキー スモール オフィス セキュリティの最新版のアップデートを適用していない場合、新しいバージョンにアップデートすると以前のバージョンの本製品で作成したデータ保管庫が利用できなくなることがあります。
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