目次
本製品の起動と終了
Kaspersky Security コンポーネントの起動
Protection Server は、オペレーティングシステムが SVM で起動される時に自動的に起動します。Protection Server により、仮想マシン保護、スキャンタスク、定義データベースとソフトウェアモジュールのアップデートタスク、アップデートのロールバックタスクに使用されるプロセスが制御されます。
VMware ESXi ハイパーバイザーに導入された SVM は、ハイパーバイザーの起動後に自動的に開始されます。この機能がハイパーバイザーのレベルでアクティベートされていない場合、またはこのハイパーバイザーが VMware HA クラスタに属する場合、SVM は自動的に開始されません。詳細については、VMWare のドキュメントを参照してください。
既定では、Light Agent は保護対象仮想マシンでオペレーティングシステムが起動する時に自動的に開始されます。
Light Agent for Windows では、Light Agent for Windows ポリシーまたはローカルインターフェイスで製品の自動起動を有効または無効にできます。
Integration Server は、Integration Server が置かれているデバイスのオペレーティングシステムが起動する時に自動的に開始されます。
保護の有効化とタスクの開始
仮想マシンの保護は、Light Agent と Protection Server の開始時に自動的に開始されます。
ライセンスの情報が保護対象仮想マシンに送信されていない場合、Light Agent は機能制限モードで実行されます。
本製品のタスクは、そのスケジュールに従って開始されます。
製品コンポーネントの停止
Protection Server と Light Agent は、SVM と保護対象仮想マシンでオペレーティングシステムが停止すると、自動的に停止します。
Kaspersky Security Center ツールを使用すると、Protection Server と Light Agent の手動での停止、本製品の開始、保護対象仮想マシンの保護と管理の一時停止または再開が可能です(Kaspersky Security Center のオンラインヘルプを参照)。
Light Agent for Windows の手動での停止や開始、保護対象仮想マシンの保護や管理の一時停止や再開は、Light Agent のローカルインターフェイスでも可能です。
Light Agent for Linux を開始および停止するには、Linux オペレーティングシステムの標準ツールを使用できます。Light Agent for Linux を停止すると、すべての実行中のタスクが中断されます。Light Agent for Linux の再開後も、中断したタスクは自動的には再開されません。手動でタスクを開始できます。
Integration Server は、Integration Server が置かれているデバイスのオペレーティングシステムのシャットダウン時に自動的に停止します。
Light Agent for Windows の自動起動の有効化と無効化
Light agent for Windows の自動起動とは、ユーザーの介入なしにオペレーティングシステム起動後に仮想マシンで本製品を起動することを意味します。この製品起動オプションは、既定で有効になっています。
Light Agent のインストール後、初回の自動起動が行われます。その後も、Light Agent はオペレーティングシステムの起動後に自動で起動します。
Light Agent の自動起動は、管理コンソールを使用して Light Agent for Windows ポリシーのプロパティで、または Light Agent for Windows ローカルインターフェイスで有効または無効にできます。また、Web コンソールでの Light Agent for Windows ポリシー設定([アプリケーション設定] → [アンチウイルスによる保護] → [全般的なプロテクション設定])の作成、編集時にも設定できます。
管理コンソールで Light Agent の自動起動を有効または無効にするには:
- Kaspersky Security Center 管理コンソールを開きます。
- コンソールツリーの[管理対象デバイス]フォルダーで、対象とする保護対象仮想マシンが所属する管理グループのフォルダーを開きます。
- 作業領域で、[ポリシー]タブを選択します。
- ポリシーのリストから Light Agent for Windows ポリシーを選択し、ダブルクリックしてポリシーのプロパティウィンドウを開きます。
- ポリシーのプロパティウィンドウで、左のリストから[全般プロテクション設定]を選択します。
- ウィンドウの右側で、[Kaspersky Security for Virtualization 5.2 Light Agent を仮想マシンの起動時に開始する] をオンにして、Light Agent の自動開始を設定します。
- [適用]をクリックします。
ローカルインターフェイスで Light Agent の自動起動を有効または無効にするには:
- 本製品の設定ウィンドウを開きます。
- ウィンドウの左側の[プロテクション]セクションを選択します。
ウィンドウの右側で、[Kaspersky Security for Virtualization 5.2 Light Agent を仮想マシンの起動時に開始する] をオンにして、Light Agent の自動開始を設定します。
- 変更内容を保存するには[保存]をクリックします。
ローカルインターフェイスで手動による本製品の開始と停止
ローカルインターフェイスで Light Agent for Windows を手動で停止および開始できます。
仮想マシンと個人データが脅威にさらされることになるため、本製品の手動での終了は推奨されていません。停止する必要がある場合は、製品を終了せずに必要な時間だけ、仮想マシンのプロテクションを一時停止できます。
製品を手動で終了するには:
- タスクバーの通知領域に表示されている本製品のアイコンのコンテキストメニューを開きます。
- コンテキストメニューから[終了]を選択します。
本製品の自動起動を無効にしている場合は、手動で起動する必要があります。
本製品を手動で起動するには、
[スタート]メニューで[すべてのプログラム] → [Kaspersky Security for Virtualization 5.2 Light Agent]の順に選択します。
ページのトップに戻るローカルインターフェイスでの仮想マシンのプロテクションとコントロールの一時停止と再開
Light Agent for Windows のローカルインターフェイスで、保護対象仮想マシンの保護と管理を一時停止したり再開したりできます。
仮想マシンの保護と管理を一時停止すると、すべての保護および管理コンポーネントが一定期間無効になります。
タスクバーの通知領域にある製品アイコンによって、アプリケーションが実行中であることが示されます:
アイコンは、仮想マシンのプロテクションとコントロールが一時停止されていることを表します。
アイコンは、仮想マシンのプロテクションとコントロールが再開されたことを表します。
仮想マシンのプロテクションとコントロールを一時停止または再開しても、タスクのパフォーマンスには影響ありません。
仮想マシンのプロテクションとコントロールを一時停止または再開する時にネットワーク接続が既に確立されている場合、ネットワーク接続の中断に関する通知が表示されます。
仮想マシンのプロテクションとコントロールを一時停止するには:
- タスクバーの通知領域に表示されている本製品のアイコンのコンテキストメニューを開きます。
- コンテキストメニューから[プロテクションとコントロールの一時停止]を選択します。
- 表示されるウィンドウで、次のいずれかのオプションを選択します:
- 指定した時間だけ一時停止する – 仮想マシンのプロテクションとコントロールは、下部のドロップダウンリストで指定した期間が経過すると再開されます。ドロップダウンリストで必要な期間を選択できます。
- 再起動まで一時停止する – 仮想マシンのプロテクションとコントロールは、製品を終了して再起動した時、またはオペレーティングシステムを再起動した時に再開されます。このオプションを使用するには、自動起動を有効にする必要があります。
- 一時停止 – 仮想マシンのプロテクションとコントロールは、再び有効にした時に再開されます。
仮想マシンの保護と管理を一時停止する時にいずれのオプションを選択した場合でも、仮想マシンの保護と管理の再開はいつでも可能です。
仮想マシンのプロテクションとコントロールを再開するには:
- タスクバーの通知領域に表示されている本製品のアイコンのコンテキストメニューを開きます。
- コンテキストメニューから[プロテクションとコントロールの再開]を選択します。