Kaspersky Security for Virtualization 5.2 Light Agent

タスクを使用しての本製品の動作の管理

Kaspersky Security for Virtualization 5.2 Light Agent の動作は、Kaspersky Security Center のタスクを使用して一元的に、または保護対象仮想マシンのタスクでローカルに(Light Agent for Windows のインターフェイスまたは Light Agent for Linux の場合はコマンドラインを使用して)管理できます。

仮想マシンに Kaspersky Security Center のポリシーが適用されている場合、既定では、コマンドラインと Light Agent for Windows のローカルインターフェイスを使用したローカルタスクの管理は無効になっています。

Light Agent for Windows ポリシーでローカルタスクの管理を有効にできます([その他の設定]セクションの[詳細設定]サブセクション)。

このセクションの内容:

Kaspersky Security Center からのタスクの管理

Light Agent for Windows のローカルインターフェイスを使用したタスクの管理

コマンドラインからの Light Agent for Linux タスクの管理

タスクの作成

タスクの設定の編集

タスクの開始と停止

スキャンタスクの自動的な一時停止の設定

実行したタスクの進捗状況と結果に関する情報の表示

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[Topic 68412]

Kaspersky Security Center からのタスクの管理

管理コンソールまたは Web コンソールを使用して、Kaspersky Security Center でタスクを管理できます。Web コンソールを使用すると、製品コンポーネントの変更タスク(Light Agent for Windows がインストールされた保護対象仮想マシンで実行されます)以外の全タスクを管理できます。製品コンポーネントの変更タスクは、管理コンソールを使用して管理します。

このセクションでは、管理コンソールを使用してタスクを管理する方法について説明します。Kaspersky Security Center のタスクを Web コンソールで管理する方法の基本的な情報は、「Web コンソールでのタスクの管理」セクションを参照してください。Web コンソールのインターフェイスに関する詳細は、Kaspersky Security Center のオンラインヘルプを参照してください。

次のタスクを使用して、Kaspersky Security Center で Kaspersky Security を管理できます:

Kaspersky Security Center を使用して Kaspersky Security を管理するために、次のタスクを使用できます:

  • グループタスク – 選択した管理グループのクライアントデバイスで実行されるタスク。Kaspersky Security では、グループタスクは管理グループに属する SVM または保護対象仮想マシンで実行されます。
  • 特定のデバイスに対するタスク – 管理グループに含まれるか含まれないかにかかわらず、いくつかの任意の SVM または管理された仮想マシンで実行されるタスク。

Kaspersky Security Center で次のタスク管理の操作を実行できます:

Kaspersky Security は、タスクの実行中に発生したすべてのイベントに関する情報を Kaspersky Security Center の管理サーバーに送信します。

タスク管理の詳細は、Kaspersky Security Center のオンラインヘルプを参照してください。

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[Topic 178935]

Light Agent for Windows のローカルインターフェイスを使用したタスクの管理

Kaspersky Security for Virtualization 5.2 Light Agent の管理を目的として、Kaspersky Security Center を使用して設定可能なタスクに加えて、保護対象仮想マシン上の Light Agent for Windows のローカルインターフェイスから設定できるタスクも使用できます。ただし、Light Agent for Windows ポリシーでローカルインターフェイスでのタスクの表示と管理が禁止されていないことが条件です。

次のタスクを使用して、Light Agent for Windows のローカルインターフェイスから本製品を管理できます:

  • 完全スキャン:カーネルメモリ、実行中のプロセスとスタートアップオブジェクト、ブートセクター、オペレーティングシステムのバックアップ記憶領域、すべてのハードディスクおよびリムーバブルドライブを含め、保護対象仮想マシンのオペレーティングシステムを徹底的にスキャンします。
  • オブジェクトスキャン:保護対象仮想マシンでユーザー指定のオブジェクトをスキャンします。
  • 簡易スキャン:保護対象仮想マシンのカーネルメモリ、実行中のプロセスとスタートアップオブジェクト、ブートセクター、 root キット感染に対して脆弱なオブジェクトをスキャンします。
  • アップデート:ソフトウェアモジュールと定義データベースのアップデートパッケージを SVM からダウンロードし、保護対象仮想マシンにアップデートをインストールします。
  • ベースラインのアップデート:Kaspersky Security は、システム変更チェックを実行する時に使用されるベースラインを作成するか、前回作成したベースラインをアップデートします。
  • システム変更チェック保護対象仮想マシンのシステムの現在の状態と、以前作成されたベースラインシステムの状態のスナップショットを比較して、監視中の選択されたオブジェクトで変更された可能性がある部分を検知します。

ローカルインターフェイスで次のタスクの動作を実行できます:

スキャン結果と、タスクの実行中に発生したすべてのイベントに関する情報は、Kaspersky Security レポートに書き込まれます。

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[Topic 178936]

コマンドラインからの Light Agent for Linux タスクの管理

Light Agent for Linux では、コマンドラインから、次の種別のタスクを管理できます:

  • 完全スキャン:システムメモリ、スタートアップオブジェクト、ブートセクター、すべてのハードディスクおよびリムーバブルドライブを含め、保護対象仮想マシンのオペレーティングシステムを徹底的にスキャンします。
  • オブジェクトスキャン:保護対象仮想マシンでユーザー指定のオブジェクトをスキャンします。
  • アップデート:ソフトウェアモジュールと定義データベースのアップデートパッケージを SVM からダウンロードし、保護対象仮想マシンにアップデートをインストールします。

次のタスク管理の操作を実行できます:

  • タスクの設定の編集
  • タスクの開始と停止
  • タスクの実行結果の表示
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[Topic 178937]

タスクの作成

Kaspersky Security Center で、Kaspersky Security 製品を一元的に管理可能なタスクを作成できます。ローカルの保護対象仮想マシン上で、本製品を管理するタスクを作成する必要はありません。そのようなタスクは自動的に作成されます。Light Agent for Windows のローカルインターフェイス、およびコマンドラインを使用して、ローカルタスクを設定できます。

管理コンソールでタスクを作成するには:

  1. Kaspersky Security Center 管理コンソールを開きます。
  2. 次のいずれかの手順を実行します:
    • 選択した管理グループ内の SVM または仮想マシンのタスクを作成するには、この管理グループの名前のフォルダーをコンソールツリーで選択し、ワークスペースで[タスク]タブを選択します。
    • 1 台以上の SVM または仮想マシンのためのタスク(特定のデバイスに対するタスク)を作成するには、[タスク]フォルダーをコンソールツリーで選択します。
  3. 新規タスク]をクリックして、新規タスクウィザードを実行します。
  4. ウィザードの最初のステップで、タスクとタスク種別を作成する Kaspersky Security 管理 MMC プラグインを選択します。

    新規タスクウィザードの次のステップに進みます。

  5. タスク]フォルダーから新規タスクウィザードを開始した場合、タスク作成の対象となる SVM または仮想マシンを選択する方法を指定します。管理サーバーによって検出されたデバイスのリストからの SVM または仮想マシンの選択、仮想マシンのアドレスの手動での指定、仮想マシンのリストのファイルからのインポート、以前設定したデバイスの抽出の指定が可能です(詳細は、Kaspersky Security Center のオンラインヘルプを参照してください)。指定した SVM または仮想マシンの選択方法に応じて、表示されたウィンドウで、次のいずれかの操作を実行します:
    • 検出された仮想マシンのリストで、タスクを作成する SVM または仮想マシンを指定します。指定するには、リストの該当するデバイス名の左にあるチェックボックスをオンにします。
    • [追加]または[IP アドレス範囲の追加]をクリックし、SVM または仮想マシンのアドレスを手動で入力します。
    • インポート]をクリックして表示されたウィンドウで、SVM または仮想マシンのアドレスのリストが記載された TXT ファイルを選択します。
    • 参照]をクリックして表示されたウィンドウで、タスクを作成する SVM または仮想マシンを含む抽出の名前を指定します。

    新規タスクウィザードの次のステップに進みます。

  6. 新規タスクウィザードの手順に従い、使用可能なタスクの設定を編集します。

    新規タスクウィザード終了後にすぐにタスクを開始する場合は、ウィザードの最後のステップで、[ウィザード完了後にタスクを実行する]をオンにします。

  7. ウィザードを終了します。
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[Topic 147052]

タスクの設定の編集

Kaspersky Security Center 管理コンソールでのタスク設定の変更

管理コンソールで、タスクの設定を変更するには:

  1. Kaspersky Security Center 管理コンソールを開きます。
  2. 次のいずれかの手順を実行します:
    • 選択した管理グループの SVM または仮想マシン向けに作成されたタスクの設定を編集するには、この管理グループの名前のフォルダーをコンソールツリーで選択し、ワークスペースで[タスク]タブを選択します。
    • 1 台以上の SVM または仮想マシンのためのタスク(特定のデバイスに対するタスク)を編集するには、[タスク]フォルダーをコンソールツリーで選択します。
  3. タスクリストで、必要なタスクを選択し、ダブルクリックして[設定:<タスク名>]ウィンドウを開きます。

    タスクのコンテキストメニューの[設定]を使用することでも、タスクのプロパティウィンドウを開くことができます。

  4. タスク設定を編集します。
  5. タスクの 設定ウィンドウで[適用]または[OK]をクリックして変更を保存します。

Light Agent for Windows のローカルインターフェイスでのタスク設定の変更

ローカルインターフェイスでタスク設定を変更するには:

  1. 保護対象仮想マシンで、本製品の設定ウィンドウを開きます。
  2. ウィンドウの左側の[スケジュールされているタスク]セクションで、目的のタスクの名前を持つセクションを選択します。

    ウィンドウの右側に、選択したタスクの設定が表示されます。

    特定のタスクがセクションにない場合は、ローカルタスクの表示と管理が管理グループのすべての保護対象仮想マシン用のポリシーにより拒否されていることを意味します。Light Agent for Windows ポリシーでローカルタスクの表示と管理を有効または無効にできます([その他の設定]セクションの[詳細設定]サブセクション)。

  3. タスク設定を編集します。
  4. 変更内容を保存するには[保存]をクリックします。
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[Topic 177022]

タスクの開始と停止

Kaspersky Security Center 管理コンソールからのタスクの開始と停止

選択したタスクの実行方法に関係なく、Kaspersky Security Center からいつでもタスクを開始または停止できます。

管理コンソールで、タスクを開始または停止するには:

  1. Kaspersky Security Center 管理コンソールを開きます。
  2. 次のいずれかの手順を実行します:
    • 選択した管理グループの SVM または仮想マシン向けに作成されたタスクを開始または停止するには、この管理グループの名前のフォルダーをコンソールツリーで選択し、ワークスペースで[タスク]タブを選択します。
    • 1 台以上の SVM または仮想マシンのためのタスク(特定のデバイスに対するタスク)を開始または停止するには、[タスク]フォルダーをコンソールツリーで選択します。
  3. タスクリストで必要なタスクを選択し、そのタスクのコンテキストメニューを開いて、実行する動作を選択します。

ウイルススキャン]タスクは、開始と停止以外に一時停止再開の動作が可能です。Light Agent for Windows がインストールされた仮想マシンで、タスクの実行を指定した時間に自動的に一時停止することも可能です。

Light Agent for Windows のローカルインターフェイスからのタスクの開始と停止

Light Agent for Windows のポリシーでローカルタスクの表示と管理がブロックされていない限り、タスクの実行方法にかかわらず、ローカルインターフェイスから任意のタイミングでタスクを開始または停止できます。

ウイルススキャンタスクは、Kaspersky Security Center から開始、停止できます。

ローカルインターフェイスでタスクを開始または停止するには:

  1. 保護対象仮想マシンでメインウィンドウを開きます。
  2. プロテクションとコントロール]タブを選択します。
  3. タスクの管理]セクションを開きます。

    特定のタスクがセクションにない場合は、ローカルタスクの表示と管理が管理グループのすべての保護対象仮想マシン用のポリシーにより拒否されていることを意味します。Light Agent for Windows ポリシーでローカルタスクの表示と管理を有効または無効にできます([その他の設定]セクションの[詳細設定]サブセクション)。

  4. 開始または停止するタスクを選択し、そのタスクのコンテキストメニューを開いて、実行する動作を選択します。

    タスクを開始した場合、タスク名の右側に表示されるタスク進捗ステータスが[実行中]に変更されます。

    タスクを停止した場合、タスク進捗ステータスが[停止]に変更されます。

ウイルススキャンタスクを、指定した時刻に自動的に停止するように設定できます。

スキャン]を Windows のコンテキストメニューから選択して、オブジェクトスキャンを実行することもできます。

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[Topic 131428]

スキャンタスクの自動的な一時停止の設定

ウイルススキャン]タスクの自動的な一時停止は、Light Agent for Windows がインストールされた仮想マシンでのみ設定可能です。

Kaspersky Security Center 管理コンソールでウイルススキャンタスクの自動的な一時停止を設定する

ウイルススキャンタスクを、指定した時刻に自動的に一時停止するように設定できます。

管理コンソールで、ウイルススキャンタスクの自動的な一時停止を設定するには:

  1. Kaspersky Security Center 管理コンソールを開きます。
  2. 次のいずれかの手順を実行します:
    • 選択した管理グループの SVM または仮想マシン向けに作成されたタスクの設定を編集するには、この管理グループの名前のフォルダーをコンソールツリーで選択し、ワークスペースで[タスク]タブを選択します。
    • 1 台以上の仮想マシン向けに作成したタスク(特定のデバイスに対するタスク)の設定を編集するには、[タスク]フォルダーをコンソールツリーで選択します。
  3. タスクのリストで Light Agent for Windows のウイルススキャンタスクを選択し、ダブルクリックしてタスクの設定ウィンドウを開きます。
  4. タスクのプロパティウィンドウで、左のリストから[設定]セクションを選択します。
  5. ウィンドウの右側にある[セキュリティレベル]セクションで、[設定]をクリックします。
  6. 表示される[ウイルススキャン]ウィンドウの[詳細]タブの[動作の一時停止]セクションで、[カスタム]をオンにして[設定]をクリックします。
  7. 表示される[動作の一時停止]ウィンドウで、[一時停止する時刻]フィールドと[再開する時刻]フィールドで、スキャンタスクが一時停止される時刻と再開される時刻を HH:MM 形式で指定します。
  8. 動作の一時停止]ウィンドウで[OK]をクリックします。
  9. ウイルススキャン]ウィンドウで[OK]をクリックします。
  10. 変更内容を保存するには、[適用]をクリックします。

Light Agent for Windows のローカルインターフェイスでスキャンタスクの自動的な一時停止を設定する

スキャンタスクを、指定した時刻に自動的に停止するように設定できます。

ローカルインターフェイスでスキャンタスクの自動一時停止を設定するには:

  1. 保護対象仮想マシンで、本製品の設定ウィンドウを開きます。
  2. ウィンドウの左側にある[スケジュールされているタスク]セクションで、関連するスキャンタスク([完全スキャン]、[簡易スキャン]、または[オブジェクトスキャン])の名前のあるサブセクションをクリックします。

    一部のスキャンタスクがセクションに表示されない場合、ポリシーが管理グループのすべての保護対象仮想マシンに対してこれらのスキャンタスクの設定を禁止していることを意味します。

  3. ウィンドウの右側にある[セキュリティレベル]セクションで、[設定]をクリックします。

    選択したスキャンタスク名のウィンドウが表示されます。

  4. 表示されたウィンドウの[詳細]タブの[動作の一時停止]セクションで、[カスタム]をオンにし[設定]をクリックします。

    ウィンドウが表示されます。

  5. 動作の一時停止]ウィンドウで、[一時停止する時刻]フィールドと[再開する時刻]フィールドで、スキャンタスクが一時停止される時刻と再開される時刻を HH:MM 形式で指定します。
  6. 動作の一時停止]ウィンドウで[OK]をクリックします。
  7. スキャンタスクの名前のウィンドウで、[OK]をクリックします。
  8. 変更内容を保存するには[保存]をクリックします。
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[Topic 132951]

実行したタスクの進捗状況と結果に関する情報の表示

管理コンソールで実行したタスクの進捗状況と結果に関する情報の表示

次のいずれかの方法で、Kaspersky Security Center の管理コンソールでタスクの進行と結果に関する情報を確認できます:

  • タスクの履歴]ウィンドウ:タスクのコンテキストメニューの[結果]を使用して、このウィンドウを開くことができます。
  • Kaspersky Security が Kaspersky Security Center 管理サーバーに送信するイベントのリスト:[管理サーバー <サーバー名>]ノードのワークスペースの[イベント]タブでイベントのリストを確認できます。[イベント]タブの情報はイベントの抽出のセットとして表示されます。各抽出には、特定の種別のイベントのみが含まれます。このリストには、[イベントの抽出] ドロップダウンリストで現在指定されている抽出のイベントが表示されます。抽出のイベントのリストを表示するには、[抽出を実行]を使用します。リストを更新するには[更新]を使用します。

Light Agent for Windows のローカルインターフェイスで実行したタスクの進捗状況と結果に関する情報の表示

タスクの進捗状況は、実行中のタスク名に隣接するフィールドに表示されます。このフィールドはメインウィンドウの[プロテクションとコントロール]タブの[タスクの管理]セクション内にあります。

スキャン結果と、タスクの実行中に発生したすべてのイベントに関する情報は、Kaspersky Security レポートに書き込まれます。

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[Topic 72830]