Wi-Fi ネットワークに接続されると、カスペルスキー製品はそのネットワークをチェックして問題や提案を通知します。通知されたメッセージに応じて Wi-Fi ネットワークを保護するために必要な推奨事項に従ってください。
以下では Wi-Fi ネットワークを使用する際の一般的な注意点について説明します。
Wi-Fi ネットワークを使用する際に、パスワードがの入力が必要な場合と必要が無い場合があります。
パスワードの入力が必要ない Wi-Fi ネットワークは、電波が届く範囲であれば誰でもアクセスできてしまいます。 もし自宅のネットワークのパスワードが正しく設定されていないと、勝手に第三者に利用されてしまう可能性があり、個人情報を悪用されたりする恐れがあります。また、ネットワークを無断で使用されることにより、ネットワーク自体の遅延が発生する場合もあります。
第三者から予測されにくいパスワードを設定する事が重要です。推測されやすいパスワードとして最もあげられるのが、「 123456 」「 password 」等の単純な文字列や誰もが知っている単語であり、次にキーボード配列の「 qwerty 」等が挙げられます。また、ユーザー名とパスワードが同じであると、推測されやすくなります。
推測されにくいパスワードは、「 文字数を多くする 」、「 アルファベットの大文字・小文字、数字、記号を組み合わせ 」を行う事で、第三者から推測されにくくなります。
より詳細は 強力なパスワードを設定するための推奨事項 をご覧ください。
上記で説明したパスワードに続き、ネットワーク名(ユーザー ID)も非常に重要です。予測されやすいネットワーク名の場合、ネットワークのログイン情報が非常に盗まれやすくなります。パスワード同様、第三者から予測しにくいネットワーク名を付ける事が非常に重要です。
最も予測されやすい名前として挙げられるのは、パスワードの設定同様「 home 」等の誰でも知っている短い単語です。名前を作成する際には、「 文字数を多くする 」、「 アルファベットの大文字・小文字、数字を組み合わせ 」る事により、第三者から推測されにくくなります。
Wi-Fi ネットワーク の技術の一つとして、Wi-Fi ルータと Windows や macOS 等の端末との間で行う通信の暗号化を行い、第三者にデータが盗聴されたとしても内容が判別できないようにします。
暗号化の強度が低いネットワークは通信が盗難されやすくなります。自宅にてWi-Fiを接続した際に、暗号化の強度が低いというメッセージを受け取った場合、より安全な暗号化方式に変更してください。暗号化で一般的な方式は以下が挙げられます:
「 WEP 」とは一番古い暗号化技術です。 アクセスポイント(Wi-Fi電波の中継点)に接続するときに必要な暗号鍵(パスワードの様な物)が常に固定で短い為、簡単に解読されてしまうリスクを伴います。現在ではこの暗号化技術の使用は推奨されていません。
「 TKIP 」/「WPA 」とは WEP の弱点を改良した暗号化技術です。アクセスポイントに接続する際に、一定期間のみ有効の暗号鍵を使用してデータの暗号化を行います。期間が過ぎると新たな鍵が作られる事により、解読が困難になりました。
「 WPA2 」 は「 TKIP 」/「 WPA 」の改良された、現在では最も安全性が高い暗号化技術です。
より新しい暗号化技術を使用する為に、ご利用のルーターのファームウェア(ソフトウェアの様な物)のアップデートを行い、ルーターを常に最新の状態に保つことが重要です。
WPS は Wi-Fi ネットワークを設定する簡単な方法ですが、ハッキングの影響を受けやすくなっています。ルーターの設定で WPS を無効にすることを推奨します。
ルーターのインターフェイスは、製造元、モデル、ファームウェアバージョンによって異なります。ルーターの設定方法については、お使いのモデルのユーザーガイドを参照してください。通常はルーターに付属していますが、ない場合は製造元の Web サイトからダウンロードできます。
近年では公共 Wi-Fi のフリースポットが増え非常に便利になりましたが、その分危険も増えました。誰でも簡単にアクセス出来てしまう為、個人情報等の重要な情報を盗み取られたりするリスクがあるからです。
公共のWi-Fiに接続する際には以下を注意してください:
Wi-Fi ネットワークを保護するにはWi-Fiネットワークのぜい弱性に関する通知の設定(インターネット セキュリティ)Wi-Fiネットワークのぜい弱性に関する通知の設定(スモール オフィス セキュリティ)
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