Windows 10 でのカスペルスキー フリーの制限
更新日: 2023年1月16日
Article ID: 13943
以下の場合、カスペルスキー フリーは制限付きで動作します:
- Windows 10 が Out Of Box Experience(OOBE)状態にある場合
- Device Guard モードが Windows 10 で有効化されている場合
異なるバージョンの Windows を使用していて互換性の問題が発生している場合は、発生している問題について フォーラム を確認したり、問題の詳細と共に新しいトピックを作成してみます。
OOBE モードでの Windows 10 でのカスペルスキー フリーの制限
Windows 10 にアップグレードして適用を実行した後、カスペルスキー フリーのコンポーネントおよびプロセスがすぐに開始されない場合があります。それらは、OOBE(Out Of Box Experience)ウィザードを終了するまで開始できません。
製品のメインコンポーネントとプロセスに含まれるもの:
- 製品インターフェース
- ファイルアンチウイルス
- メールアンチウイルス
- アップデート
- ヒューリスティック保護
- プロアクティブディフェンス
- 自動ぜい弱性攻撃ブロック
- アンチブロッカー
- ルートキットからの保護
- 危険サイト診断
- Kaspersky Security Network
- フィッシングからの保護
- 仮想キーボード
- 製品設定のパスワード保護
- 高度なパラメータ
- スキャン設定
- パフォーマンス設定
- タスクマネージャー
- Kaspersky Protection Center サービス
- ソーシャルネットワーク(Facebook、Twitter、VK)
- マイ カスペルスキー
- アカウントチェック
- ゲーミングモード
- サイレントモード
- 製品アップデート
OOBE ウィザードが完了したという通知を 15 分以内に受信しなかった場合、リストに挙げたコンポーネントやプロセスが自動で開始されます。
Windows 10 で Device Guard が 有効になっている場合のカスペルスキー フリーの制限
Windows 10 で Device Guard が有効になっている場合、カスペルスキー フリーは以下のように制限されます。
- Windows 10 バージョン 1607、1703、1709:
- スクリーンロッカーからの保護
- ファイル暗号化マルウェアからの保護
- Windows 10 バージョン 1803、1809、1903、2004、20H2、21H1、21H2:
- クリップボードの保護
- キーボードやマウスのエミュレーションソフトウェアからのブラウザの保護
- 承認されていないリモートアクセスからの保護
- ブラウザー保護:API を使用した保護、ブラウザー画面を介する攻撃からの保護、メッセージキュー管理からの保護
- UMCI モードが有効になっている時のスクリーンロッカーの検知
17.09.2018 以降のアップデートがインストールされていない Windows 10 バージョン 1703、1709、1803 (詳細については、Microsoft サポート Web サイト を参照)で Device Guard モードが有効になっている場合には、次の問題が発生する可能性があります。
- カスペルスキー フリーのインストールが許可されない場合があります。自動でインストールされない場合は、Device Guard モードをオフにするか、アップデートをダウンロードしてインストールすることを推奨します。
- Windows 10 アップデート(17.09.2018)のロールバック後にカスペルスキー フリーをインストールしてコンピューターを再起動した場合、オペレーティングシステムの障害(ブルースクリーン、BSOD)が発生する可能性があります。
- Device Guard モードを有効にした後にカスペルスキー フリーをインストールしてコンピューターを再起動した場合、オペレーティングシステムの障害が発生する可能性があります。