Jamf を使用した Kaspersky Endpoint Security 11 for Mac のインストール方法
更新日: 2023年5月2日
Article ID: 15951
対象製品:
- Kaspersky Endpoint Security 11.3.0 for Mac(バージョン 11.3.0.320)
- Kaspersky Endpoint Security 11.2.1 for Mac(バージョン 11.2.1.145)
- Kaspersky Endpoint Security 11.2.0 for Mac(バージョン 11.2.0.185)
- Kaspersky Endpoint Security 11.1.0 for Mac(バージョン 11.1.0.210)
- Kaspersky Endpoint Security 11.0.1 for Mac(バージョン 11.0.1.753)
Jamf インストーラーおよび PKG インストーラーを使用して Kaspersky Endpoint Security for Mac をインストールする前に、以下を所持していることを確認してください:
- 接続されたデバイスをリモート管理するための Jamf サーバー
- Jamf Pro Web Console(Web コンソール)の管理者権限
- Jamf ファイル共有配布ポイントのネットワークフォルダーにあるファイルの読み取りおよび編集権限
- Jamf Composer — PKG ファイルをパッケージングするユーティリティ
- Jamf Admin — PKG ファイルを Jamf ファイル共有配布ポイントのフォルダーにアップロードするユーティリティ
Jamf Composer 経由で Kaspersky Endpoint Security for Mac の PKG インストーラーを作成する方法
ステップ 1.フォルダーのインポート
- Kaspersky Endpoint Security 11 for Mac とネットワークエージェントの 最新の配布パッケージ をダウンロードします。
- ダウンロードした ZIP アーカイブを、すべてのシステムユーザーがアクセスできる任意のフォルダーに展開します。たとえば、/Library/Audio/ です。
- Jamf Composer ツールを実行します。起動ウィンドウ [ Choose a method to create your package ] で、[ Cancel ] をクリックします。
- kesmac* フォルダーおよび klnagent* フォルダーを選択して [ Finder ] ウィンドウから Composer のサイドバーの [ Sources ] タブにドラッグします。
インポートされたフォルダーの構造が表示されます。
ステップ 2.権限の設定とスクリプトの追加
- kesmac* フォルダーおよび klnagent* フォルダーを選択して、下部の設定パネルで権限を設定します。[ Owner ] フィールドは空白のまま、[ Group ] フィールドでは「 wheel (0)」を選択し、[ Mode (R/W/X) ] には値「700」を設定します。
- 同じ下部の設定パネルを使用して、kesmac* および klnagent* の両フォルダーで、ファイル kesmac*.dmg、klnagent*.dmg、install.sh の権限を設定します。
- DMG ファイルの設定:[ Owner ] — 空白、[ Group ] — wheel (0)、[ Mode (R/W/X) ] — 644
- SH スクリプトの設定:[ Owner ] — 空白、[ Group ] — wheel (0)、[ Mode (R/W/X) ] — 755
- [ Scripts ] → [ Add Shell Script ] → [ postinstall ] の順に進み、postinstall スクリプトを追加します。
- スクリプトを作成します。このスクリプトにより、kesmac* カタログおよび klnagent* カタログが開き、インストールスクリプト install.sh が、指定した設定(たとえば EULA に同意し Kaspersky Security Center に接続する)で起動します。スクリプトは、Kaspersky Endpoint Security for Mac およびネットワークエージェントに含まれています。スクリプトの例:
インストールパッケージ名の変更および再起動オプションの指定もできます。そのためには、必要なフォルダーの [ Settings ] タブで info.plist ファイルを変更します。
インストールスクリプトを適切に動作させるには、[ Authorization Action] フィールドで、[ Root Authorization ] を選択します。
ステップ 3.インストールパッケージの作成
- 前の手順で設定したインストールパッケージを構築します。そのためには、[ Sources ] サイドバーでパッケージを選択し、上部パネルで [ Build as PKG ] をクリックします。
- 作成したインストールパッケージをローカルドライブの任意のディレクトリに保存します。
Kaspersky Endpoint Security for Mac の PKG インストーラーが作成されます。
PKG インストーラーを Jamf ファイル共有配布ポイントサーバーにアップロードする方法
- Jamf Admin ツールを実行し、サーバーアドレスに Jamf ファイル共有配布ポイント を入力し、Return を押します。
- 必要なパッケージをインストールします。そのためには、パッケージを選択して配布ポイントにドラッグします。
必要な場合は、アップロードしたファイルをインデックスします。そのためには、メニューバーで [ File ] → [ Index <your_file_name> ] を選択します。
- Jamf Pro ツールを実行します。
- タブで [ Settings] → [ Computer Management] → [ Packages] の順に進み、アップロードしたインストールパッケージが Web Console に表示されていることを確認します。
PKG インストーラーが Jamf ファイル共有配布ポイントサーバーにアップロードされます。
Jamf Pro Web Console 経由でエンドポイントデバイスの Kaspersky Endpoint Security for Mac インストールポリシーを作成する方法
- Jamf Pro Web Console を開き、[ Computers ] → [ Policies ] の順に進み、[ New ] をクリックします。
- [ Options ] → [ General] の順に進み、以下の必須パラメーターを設定します:
- [ Display Name ] フィールドでポリシー名を指定します(例:KES for Mac Installation)。
- インストールポリシーをアクティブモードにする必要がある場合は、[ Enabled ] チェックボックスをオンにします。
- [ Trigger ] セクションで、Kaspersky Endpoint Security インストールのポリシーを開始するイベントを選択します(例:コンピューターが起動したとき)。
- [ Execution Frequency ] ドロップダウンリストから、インストールポリシーを実行する頻度を選択します(例: [ Once per computer ])。
- [ Options ] → [ Packages ] の順に移動し、以下の必須パラメーターを設定します:
- [ Distribution Point ] ドロップダウンリストから、Kaspersky Endpoint Security for Mac インストールパッケージの配布ポイントを選択します(デフォルトで各コンピューターのデフォルト配布ポイントが選択されています)。
- [ + ] を押し、前の手順で作成したインストールパッケージを追加します。
- [ Action ] ドロップダウンリストから、インストールパッケージのインストールとキャッシュのどちらのアクションを実行するかを選択します(デフォルトで [ Install ] オプションが選択されています)。
- [ Scope ] に移動し、必須パラメーターを設定します:
- [ Target Computers ] ドロップダウンリストから、ポリシーを配布する必要があるエンドポイントデバイスを選択します([ all computers ] また [ specific computers ])。
- [ Add ] を押し、インストールポリシーを配布する必要がある特定のコンピューターまたはコンピューターグループを選択します。
その他のポリシーパラメーターはオプションであり、独自の判断で設定できます。
- Jamf Pro Web Console の下部パネルで [ Save ]をクリックして変更を保存します。
Kaspersky Endpoint Security for Mac インストールのポリシーが配布されます。プロセスを監視するには、[ Logs ] をクリックします。