目次
コマンドラインによる Light Agent for Windows の管理
コマンドラインから仮想マシンにインストールされた Light agent for Windows を管理するために、以下のコマンドがあります:
- EXIT – Light Agent for Windows を終了する
- EXPORT – Light Agent for Windows の設定をファイルにエクスポートする
- IMPORT – Light Agent for Windows の設定をファイルからインポートする
- LICENSE – SVM のライセンスに関する情報を表示する
- RESTORE – バックアップからファイルを復元する
- SCAN – 仮想マシンのウイルススキャンを開始する
- START – タスクを開始する
- STATISTICS – タスクの実行に関する統計情報を表示する
- STATUS – タスクの現在の状態に関する情報を表示する
- STOP – タスクを停止する
- SVMINFO – 仮想マシンにインストールされている Light Agent が接続されている SVM に関する情報を表示する
- TRACES – 保護対象仮想マシンでトレースファイルの作成を有効または無効にする
- UPDATE – 定義データベースとソフトウェアモジュールのアップデート
HELP コマンドにより、コマンドのヘルプを表示できます。
EXIT コマンド
Light Agent for Windows の動作を終了します。
Light Agent for Windowsを終了するコマンドを実行するには、最初にLight Agent の機能と設定へのアクセスの保護を有効化し、アクセスに使用するアカウントの設定を指定します。
コマンドの構文:
EXIT /login:<
ユーザー名
> /password:<
パスワード
>
設定:
/login:<
ユーザー名
>
– 本製品へのアクセスに使用されるアカウントの名前。/password:<
パスワード
>
– 本製品へのアクセスに使用されるアカウントの名前。例:
avp.com EXIT /login:LOGIN /password:PASSWORD
EXPORT コマンド
Light Agent for Windows の設定をファイルにエクスポートします。
コマンドの構文:
EXPORT <
ファイル名
>
設定:
<
ファイル名
>
– 設定をエクスポートするファイルの名前。
テキスト形式でファイルをエクスポートする場合は「TXT」拡張子を使用してください。
例:
|
IMPORT コマンド
Light Agent for Windows の設定をファイルからインポートします。
Light Agent for Windows の設定をファイルからインポートするコマンドを実行するには、最初にLight Agent の機能と設定へのアクセスの保護を有効化し、アクセスに使用するアカウントの設定を指定します。
コマンドの構文:
IMPORT <
ファイル名
> /login:<
ユーザー名
> /password:<
パスワード
>
設定:
<
ファイル名
>
– 設定をインポートする必要があるファイル(バイナリファイルのみ対応)。/login:<
ユーザー名
>
– 本製品へのアクセスに使用されるアカウントの名前。/password:<
パスワード
>
– 本製品へのアクセスに使用されるアカウントの名前。例:
avp.com IMPORT settings.cfg /login:LOGIN /password:PASSWORD
LICENSE コマンド
SVM のライセンスに関する情報を表示します。
コマンドの構文:
LICENSE /check
設定:
/check
– 製品をアクティベートしたライセンスに関する情報を表示します
RESTORE コマンド
バックアップからファイルを復元します。
コマンドの構文:
RESTORE [/REPLACE] <
ファイル名
> [/login:<
ユーザー名
>] [/password:<
パスワード
>]
設定:
/REPLACE
– 既存のファイルを上書きします。<
ファイル名
>
– 復元するファイルの名前。/login:<
ユーザー名
>
– 本製品へのアクセスに使用されるアカウントの名前。/password:<
パスワード
>
– 本製品へのアクセスに使用されるアカウントの名前。例:
avp.com RESTORE /REPLACE C:\eicar.com
SCAN コマンド
仮想マシンのウイルススキャンを開始します。
コマンドの構文:
SCAN [<
files
>] [/ALL][/MEMORY][/STARTUP][/MAIL][/REMDRIVES] [/FIXDRIVES][/NETDRIVES][/@:<filelist.lst>] [/i<0-4>] [/e:a|s|b|<
マスク
>|<
最大スキャン時間
>] [/R[A]:<
レポートファイル
>] [/C:<
設定ファイル
>]
設定:
<
ファイル
>
– スペース区切りのファイルとフォルダーのリスト(指定するパスが長くスペースを含む場合は引用符で囲む必要があります)。/ALL
– 保護対象仮想マシンのファイルシステムにあるすべてのオブジェクトをスキャンします。/MEMORY
– 保護対象仮想マシンのメモリをスキャンします。/STARTUP
– スタートアップオブジェクトをスキャンします。/MAIL
– メールボックスをスキャンします。/REMDRIVES
– リムーバブルドライブをスキャンします。/FIXDRIVES
– ハードディスクをスキャンします。/NETDRIVES
– ネットワークドライブをスキャンします。/@:<拡張子が lst でファイルのリストを記載したファイルの名前>
– リストに含まれるファイルをスキャンします。/i0
– 「通知する」オプション。/i1
– 「駆除する。駆除できない場合はスキップする」オプション。/i2
– 「駆除する。駆除できない場合は削除する」オプション(この設定では、コンテナに含まれるファイルを削除するのではなく、実行可能な拡張子を持つコンテナを削除します)。/i3
– 「駆除する。駆除できない場合は削除する」オプション(この設定では、コンテナに含まれるオブジェクトを個別に削除できない場合に、コンテナを削除します)。/i4
– 「削除する」オプション(コンテナに含まれるオブジェクトを個別に削除できない場合には、コンテナを削除します)。/i8
(既定)– ユーザーに即座に対応を行うように通知します。/i9
– タスクの完了後に、ユーザー操作を要求します。/fe
– 簡易スキャンモード(拡張子に基づく)。/fi
– スマートスキャンモード(ファイル形式に基づく)。/fa
(既定)– すべてのファイルをスキャンします。--e:a
– アーカイブをスキャンしません。/e:b
– メールデータベースおよびメールメッセージをスキャンしません。/e:<
マスク
>
– マスクでファイルをスキャンしません。--e:<
スキャンの最大時間
>
– 複合ファイルのスキャン時間が指定された時間を超えたらスキャンしません。1 ファイルに対する最大スキャン時間を秒単位で指定します。/es:<
ファイルの最大サイズ
>
– 指定の値を超えるサイズの複合ファイルをスキャンしません。スキャンするファイルの最大サイズをメガバイト単位で指定します。/iSwift=<on|off>
– iSwift 技術をオンにするかどうかを指定します。/C:<
設定情報ファイル
>
– 設定情報ファイルを指定します。/R:<
レポートファイル
>
– 緊急イベントのみをレポートファイルに保存します。/RA:<
レポートファイル
>
– すべてのイベントをレポートファイルに保存します。例:
avp.com SCAN /R:log.txt /MEMORY /STARTUP /MAIL "C:\Documents and Settings\All Users\My Documents" "C:\Program Files" C:\Downloads\test.exe
avp.com SCAN /MEMORY /@:objects2scan.txt /C:scan_settings.txt /RA:scan.log
START コマンド
タスクの実行を開始します。
コマンドの構文:
START [<
プロファイル
>] [/login:<
ユーザー名
>] [/password:<
パスワード
>] [/R[A]:<
レポートファイル
>]
設定:
<
プロファイル
>
– プロファイル名。使用可能なプロファイル:- File_Monitoring (FM):ファイルアンチウイルス
- Scan_IdleScan:保護対象仮想マシンがアイドル状態の時のスキャン
- Scan_My_Computer:完全スキャンタスク
- Scan_Objects:オブジェクトスキャンタスク
- Scan_Qscan:スタートアップオブジェクトのスキャンタスク
- Scan_Startup (STARTUP):簡易スキャンタスク
- SW2:システムウォッチャー
- Updater:定義データベースのアップデートタスク
- Web_Monitoring (WM):ウェブアンチウイルス
- AmsiTask (Amsi):AMSI 保護
コマンド指定用の機能・タスク名が指定されていない場合、コマンドは使用可能なプロファイルの一覧を表示します。また、次のコマンドを使用してこの一覧を表示できます:
avp.com HELP START
./login:<
ユーザー名
>
– 本製品へのアクセスに使用されるアカウントの名前。/password:<
パスワード
>
– パスワード。/R:<
レポートファイル
>
– 緊急イベントのみをレポートに保存します。/RA:<
レポートファイル
>
– すべてのイベントをレポートに保存します。例:
avp.com START Scan_Objects
STATISTICS コマンド
タスクの実行に関する統計情報を表示します。
コマンドの構文:
STATISTICS [<
プロファイル
>]
設定:
<
プロファイル
>
– プロファイル名。使用可能なプロファイル:
- Scan_Objects:オブジェクトスキャンタスク
- Updater:定義データベースのアップデートタスク
コマンド指定用の機能・タスク名が指定されていない場合、コマンドは使用可能なプロファイルの一覧を表示します。
ページのトップに戻るSTATUS コマンド
タスクの現在の状態に関する情報を表示します。
コマンドの構文:
STATUS [<
プロファイル
>]
設定:
<
プロファイル
>
– プロファイル名。使用可能なプロファイル:
- File_Monitoring (FM):ファイルアンチウイルス
- Scan_IdleScan:保護対象仮想マシンがアイドル状態の時のスキャン
- Scan_My_Computer:完全スキャンタスク
- Scan_Objects:オブジェクトスキャンタスク
- Scan_Qscan:スタートアップオブジェクトのスキャンタスク
- Scan_Startup (STARTUP):簡易スキャンタスク
- SW2:システムウォッチャー
- Updater:定義データベースのアップデートタスク
- Web_Monitoring (WM):ウェブアンチウイルス
- AmsiTask (Amsi):AMSI 保護
コマンド指定用の機能・タスク名が指定されていない場合、コマンドは使用可能なプロファイルの一覧を表示します。また、次のコマンドを使用してこの一覧を表示できます:avp.com HELP STATUS
.
STOP コマンド
タスクの実行を停止します。
タスクの終了コマンドを実行するには、最初にLight Agent の機能と設定へのアクセスの保護を有効化し、アクセスに使用するアカウントの設定を指定します。
コマンドの構文:
STOP [<
プロファイル
>] /login:<
ユーザー名
> /password:<
パスワード
>
設定:
<
プロファイル
>
– プロファイル名。使用可能なプロファイル:- File_Monitoring (FM):ファイルアンチウイルス
- Scan_IdleScan:保護対象仮想マシンがアイドル状態の時のスキャン
- Scan_My_Computer:完全スキャンタスク
- Scan_Objects:オブジェクトスキャンタスク
- Scan_Qscan:スタートアップオブジェクトのスキャンタスク
- Scan_Startup (STARTUP):簡易スキャンタスク
- SW2:システムウォッチャー
- Updater:定義データベースのアップデートタスク
- Web_Monitoring (WM):ウェブアンチウイルス
- AmsiTask (Amsi):AMSI 保護
コマンド指定用の機能・タスク名が指定されていない場合、コマンドは使用可能なプロファイルの一覧を表示します。また、次のコマンドを使用してこの一覧を表示できます:
avp.com HELP STOP
./login:<
ユーザー名
>
– 本製品へのアクセスに使用されるアカウントの名前。/password:<
パスワード
>
– パスワード。
TRACES コマンド
保護対象仮想マシンでトレースファイルの作成を有効または無効にします。
コマンドの構文:
TRACES on|off|clear|copyto <UNC
パス
> [/login:<
ユーザー名
>] [/password:<
パスワード
>]
設定:
on
– トレースを有効にします。off
– トレースを無効にします。clear
– すべてのトレースファイルを消去します。copyto <UNC
パス
>
– 指定したフォルダーにトレースファイルを保存します。/login:<
ユーザー名
>
– 本製品へのアクセスに使用されるアカウントの名前。/password:<
パスワード
>
– パスワード。例:
avp.com TRACES off
avp.com TRACES on
avp.com TRACES clear
avp.com TRACES copyto C:\Traces
UPDATE コマンド
保護対象仮想マシン上の Light Agent の定義データベースとモジュールをアップデートします。
コマンドの構文:
UPDATE [アップデート元] [/R[A]:<
レポートファイル
>] [/C:<
設定ファイル
>] [/APP オン|オフ]
設定:
<アップデート元>
– アップデート元のローカルフォルダーへのパス。/R:<
レポートファイル
>
– 緊急イベントのみをレポートファイルに保存します。/RA:<
レポートファイル
>
– すべてのイベントをレポートファイルに保存します。/C:<
設定情報ファイル
>
– 設定情報ファイルを指定します。/APP <on|off>
– パッチの自動ダウンロードをオンにするかどうかを指定します。例:
avp.com UPDATE "ftp://my_server/kav updates" /RA:avbases_upd.txt