カスペルスキー パスワードマネージャーのヘルプ
[Topic 239411]

本バージョンの新機能

本ヘルプは、カスペルスキー パスワードマネージャー for Macのバージョン10を対象としています。

カスペルスキー パスワードマネージャーに新たに搭載された機能および改善点は次のとおりです。

  • 新しいmacOS 13 Venturaがサポートされるようになりました。
  • パスワードチェックのアルゴリズムを改善しました。そのため、以前は「強度の高いパスワード」とされていたパスワードのステータスが変更されていることがあります。
  • Appleのパスワードの自動入力がサポートされるようになりました。

    ご注意: パスワードの自動入力は、この機能をサポートするアプリケーションでのみ使用可能です。

  • 利便性を向上させるため、エントリの種別のカテゴリを最適化しました。
  • 類似している記号はパスワード生成から除外されました。
  • 潜在的に危険な可能性のある操作を確認するためにメールで確認用コードを送信することにより、追加の保護機能を提供します。
  • ライセンスに関する用語をより分かりやすい表現にしました。
  • 全般的な不具合の修正と機能の改善を行いました。
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[Topic 158632]

動作環境

カスペルスキー パスワードマネージャーのハードウェアとソフトウェアの要件は次のとおりです。

  • プロセッサの種別:Intel、Appleシリコン
  • macOS 10.15、11、12または13
  • 端末のメインメモリに300MBの空き容量
  • インターネット接続(カスペルスキー パスワードマネージャーのダウンロードとインストール、有料版のアクティベーション、マイ カスペルスキーへの接続、端末間のデータ同期、およびアップデートの受信に必要です)

対応ブラウザ

  • Safari 13.1.2以降
  • Chrome 86.0以降
  • Firefox 82.0以降
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[Topic 101246]

マイ カスペルスキーに接続する

カスペルスキー パスワードマネージャーを初めて起動すると、

を使用してにログインするウインドウが表示されます。これまでにカスペルスキー製品を使用したことがある場合(他のOS向けのカスペルスキー パスワードマネージャーやカスペルスキー インターネットセキュリティなど)、マイ カスペルスキーアカウントをすでに作成している可能性があります。その場合、作成済みのアカウントを使用してログインします。アカウントをお持ちでない場合は、新しいアカウントを作成して、ログインします。

端末をマイ カスペルスキーに接続するとすぐに、カスペルスキー パスワードマネージャーがインストールされ、同じマイ カスペルスキーアカウントにリンクされている端末間でデータの同期が開始されます。

既存のアカウントを使用して、マイ カスペルスキーにログインする

マイ カスペルスキーにログイン]ウインドウで、次のいずれかの操作を行います。

  • Google、Facebook、またはAppleのアカウントでマイ カスペルスキーにログインする場合、該当のボタンをクリックし指示に従って操作します。詳細は、マイ カスペルスキーのヘルプを参照してください。マイ カスペルスキーアカウントをまだお持ちでない場合、マイ カスペルスキーへの登録を促すメッセージが表示されます。

    ご注意:Facebookでのログイン機能を利用できるかどうかはお客様の地域によって異なります。

  • マイ カスペルスキーアカウントのログインIDとパスワードをお持ちの場合、認証情報を入力し、[ログイン]をクリックします。

    ご注意:誤ったパスワードを短時間に何度も入力した場合、画像内の文字を入力してセキュリティチェックに合格する必要があります。

    ご注意:マイ カスペルスキーアカウントの二段段階認証をオンにしている場合は、受信したSMSメッセージに記載されているコードまたは認証アプリで生成されたコードを入力する必要があります。

カスペルスキー パスワードマネージャーがマイ カスペルスキーアカウントに接続されます。

本製品のインターフェイスからマイ カスペルスキーアカウントを作成する

  1. マイ カスペルスキーにログイン]ウインドウで、[アカウントを作成する]をクリックします。

    マイ カスペルスキーアカウントを作成]ウインドウが開きます。

    ご注意:すでに使用されているメールアドレスまたは正しくないメールアドレスを入力したり、短時間のうちに何度も誤ったパスワードを入力したりすると、安全性の確認を行う画面が表示されます。表示された画面で、画像内の文字を入力してください。

  2. メールアドレスのフィールドに、新しいマイ カスペルスキーアカウントで使用するメールアドレスを入力します。
  3. パスワードのフィールドに、新しいマイ カスペルスキーアカウントのパスワードを入力します。

    ご注意:パスワードは8文字以上で設定してください。数字、大文字、および小文字をそれぞれ1文字以上使用してください。スペースは使用できません。

  4. 確認のため、もう一度パスワードを入力します。
  5. 地域を選択するポップアップメニューで、お客様の地域を選択します。

    ご注意:カスペルスキー パスワードマネージャーは、システム設定内の[言語と地域]で設定されている地域に基づき、お客様の地域を自動的に表示します。この設定により、表示言語や使用可能なカスペルスキー製品など、マイ カスペルスキーのアカウントにおける地域的な設定も定義されます。後から地域を変更する場合、カスタマーサービスにご連絡いただく必要があります。

  6. 製品やキャンペーンの情報を受け取るために、カスペルスキーにメールアドレスを提供することに同意する場合、[カスペルスキーからお届けする製品情報やお得なキャンペーン情報などのメール配信を希望する]のチェックボックスをオンにします。
  7. 作成する]をクリックします。

カスペルスキー パスワードマネージャーはマイ カスペルスキーに接続され、お客様のアカウントが作成されます。アカウントが作成されると、アカウントの本登録を完了する方法が記載されたメールが、登録中に指定したメールアドレスに送信されます。

同じマイ カスペルスキーアカウントを使用してマイ カスペルスキーに接続しているすべての端末で、同じクラウドストレージのデータが同期されます。

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[Topic 112738]

メインパスワードを作成する

メインパスワードは、カスペルスキー パスワードマネージャーに保存されているすべてのパスワードや大切な情報を保護するために本製品で使用されるただ1つのパスワードです。カスペルスキー パスワードマネージャーの初期設定時にメインパスワードを作成します。データが保存されたストレージにアクセスするには、メインパスワードを毎回入力する必要があります。

推測されやすいパスワード(姓名や誕生日に基づくパスワードなど)は使用しないでください。強度の高いパスワードを作成するには、アルファベットの大文字と小文字、数字、および特殊文字記号を使用してください。

セキュリティ上の理由から、お客様のメインパスワードは端末およびクラウドストレージのいずれにも保存されません。メインパスワードは復元できないため、メインパスワードを記憶するか、メモして安全な場所に保管することをおすすめします。

重要:メインパスワードを忘れると、保存したデータにアクセスできなくなります。メインパスワードを忘れた場合は、新しいストレージを作成して、新しいメインパスワードで保護する必要があります。そのあとで、新しいストレージに新しいデータを追加することができるようになります。

カスペルスキー パスワードマネージャーを起動すると、次のいずれかの画面が表示されます。

  • カスペルスキー パスワードマネージャーを初めて使用する場合、ストレージのメインパスワードを作成する画面が表示されます。
  • 以前にメインパスワードを作成し、カスペルスキー パスワードマネージャーを使用したことがある場合は、既存のメインパスワードを入力する画面が表示されます。

メインパスワードはいつでも変更できます。

新しいメインパスワードを作成する

  1. メインパスワード]ウインドウで、新しいメインパスワードを入力します。
  2. 確認のため、新しいメインパスワードをもう一度入力し、[続ける]をクリックします。
  3. 表示されたウインドウで、[続ける]をクリックして新しいストレージの作成を確定します。

お使いの端末がTouch IDに対応している場合、メインパスワードの作成時にTouch IDをオンにして、Touch IDを使用してストレージのロックを解除できます。Touch IDのオンオフは、本製品の設定でいつでも切り替えることができます。

関連項目

メインパスワードを忘れた場合

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[Topic 141081]

パスワードの安全性の確認

同じパスワードや強度の低いパスワード(qwerty、12345など)、または簡単に推測できたり入手できたりする情報(親族の名前や誕生日など)に基づいたパスワードを使用している場合、アカウントのリスクが高まります。

カスペルスキー パスワードマネージャーを使用すると、パスワードの強度や複数のアカウントで同じパスワードを使用していないかを迅速に確認できます。

お使いのパスワードの中に不正流出したパスワードが含まれていないかを確認します。パスワードチェック機能を使用してアカウントのセキュリティを強化できます。

本製品では、ストレージ内に不正流出したパスワードが含まれていないかを確認するために、セキュアハッシュアルゴリズム256(SHA-256)を使用します。本製品は、ストレージ内の各パスワードからSHA-256メッセージダイジェストを生成し、それらを不正流出したパスワードのデータベースのSHA-256メッセージと比較します。SHA-256メッセージが一致した場合、パスワードが不正流出しているためパスワードを変更する必要があるという警告が表示されます。

パスワードの安全性のに関する情報を表示または非表示にする

  1. 本製品のメインウインドウの[アカウント]セクションを開きます。
  2. メインウインドウ右上の をクリックし、パスワードの安全性に関する情報を表示します。
  3. を一度クリックし、パスワードの安全性に関する情報を非表示にします。

カスペルスキー パスワードマネージャーは、ストレージに保存されているWebサイトまたはアプリケーションのパスワードを以下の観点でチェックします。

  • パスワードの強度(低、中、高)
  • セキュリティ上の問題の有無
  • 使い回しされているパスワードを使用しているアカウントの数
  • 使い回しされているパスワードを使用しているWebサイトやアプリケーションの一覧。 をクリックし、一覧を表示します。

パスワードを変更する]をクリックすると、使い回しされているパスワードや、安全性に問題があるパスワードを使用しているアカウントのWebサイトを開くことができます。

アカウント登録のWebページでパスワードを入力する際、カスペルスキー パスワードマネージャーの機能拡張は、強度の高いパスワードを生成する方法や、お客様が入力したパスワードの強度に関する情報を表示します。

関連項目

強度の高いパスワードを生成する

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[Topic 139160]

メインパスワードを忘れた場合

メインパスワードを忘れた場合、データは利用できなくなります。この場合、新しいストレージを作成し、新しいメインパスワードを設定する必要があります。新しいストレージを作成すると、以前のストレージに保存されていたデータはすべて失われます。新しいストレージに手動でエントリを追加してください。

新しいメインパスワードで保護された新しいデータストレージを作成する

  1. 本製品のメインウインドウで、[メインパスワードをお忘れの方]をクリックします。
  2. 新しいデータストレージの作成に同意する場合は、表示された警告ウインドウで[新しいストレージを作成する]をクリックします。
  3. 表示された警告ウインドウで、[続ける]をクリックしてすべての端末で使用する新しいデータストレージを作成します。

    ご注意:新しいデータストレージを作成すると、忘れてしまったメインパスワードで保護されていたデータがお使いのすべての端末から削除されます。

  4. 表示される警告ウインドウで、マイ カスペルスキー アカウントのパスワードを入力し、[続ける]をクリックします。

    メインパスワード]ウインドウが開きます。

  5. 新しいメインパスワードを入力し、[続ける]をクリックします。
  6. この操作を確認するには、メールで送信された確認用コードを入力し、[確認する]をクリックする必要があります。

新しいデータストレージが作成され、新しいメインパスワードで保護されます。以前のメインパスワードで保護されたすべてのデータは、マイ カスペルスキーアカウントに接続されているすべての端末から削除されます。

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[Topic 100252]

カスペルスキー パスワードマネージャーに保存できるデータの種別

カスペルスキー パスワードマネージャーでは、さまざまな種別のエントリを追加できます。また、エントリをフォルダに移動して整理することもできます。

アカウント

Webサイトおよびアプリケーション

Webサイトまたはアプリケーションの「アカウント」は、Webサイトまたはアプリケーションへのログイン時(ユーザ認証時)に必要となるログインIDとパスワードの組み合わせです。

Webサイトの場合、カスペルスキー パスワードマネージャーのエントリに次の情報を保存できます。

  • Webサイトの名前:わかりやすいWebサイト名を設定しておくと、編集またはログインするときに、必要なWebサイトをすばやく見つけることができます。
  • Webサイトのアドレス:カスペルスキー パスワードマネージャーは、Webサイトのログインページを認識し、ログインに使用できるアカウントを提供するために、このフィールドを使用します。
  • アカウント:1つのWebサイトに対して複数のアカウントを保存できます(複数のメールアドレスを同じメールプロバイダーで所有されている場合など)。

アプリケーションの場合、次の情報をエントリに保存できます。

  • アプリケーション名:あとから必要なエントリを簡単に見つけられるようにするため、わかりやすい名前や覚えやすい名前を設定します。
  • アカウント:1個のアプリケーションに対して複数のアカウントを保存できます。

その他

[その他]には、様々なアカウント種別が含まれます。Wi-Fiのパスワードやドアの暗証番号など、重要なコードやパスワードなどを保存できます。

クレジットカード

クレジットカード番号、暗証番号、カード発行元のカスタマーサポートの連絡先、その他の詳細情報をカスペルスキー パスワードマネージャーに追加できます。

住所

住所、名前、メールアドレス、電話番号を住所のエントリに保存できます。

ファイルのカテゴリ

重要なファイル(パスポートなどの身分証明書をスキャンしたファイルやPDFなど)をカスペルスキー パスワードマネージャーに追加して、安全に保存できます。追加したファイルは、必要な時にいつでもどこからでも参照できます。必要に応じて、ファイルの種別を指定することもできます。

メモ

あらゆる種別のテキスト情報をメモとして保存できます。

メモは暗号化され、他の種別のデータと同じ方法で保存されます。

クリップボードを使用して、メモの内容をコピーしWebページまたはアプリケーションに貼り付けることができます。

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[Topic 156626]

複数端末でデータを同期する

本製品をご利用中のある端末でストレージ内のデータを編集すると(デスクトップ端末からカスペルスキー パスワードマネージャーにアカウントのエントリを追加するなど)、編集内容が同じマイ カスペルスキーアカウントに接続されている他の端末に同期されるため、他の端末でも編集後のデータを利用できます。

1台の端末でストレージにデータを追加すると、このデータは本製品によって自動的にクラウドストレージに送信されます。その後、データはクラウドストレージから、カスペルスキー パスワードマネージャーがインストールされており、なおかつ同じマイ カスペルスキーアカウントに接続されている他の端末に送信されます。

カスペルスキー パスワードマネージャーを起動すると、同じマイ カスペルスキーアカウントにログインしている本製品をご利用中の他の端末と、データが自動的に同期されます。

お使いのすべての端末で、データを常時最新の状態に保つことにより、端末を交換または紛失した場合にデータを復元することができます。

他の端末とストレージを同期する

  1. 次のいずれかの操作を行います。
    • メインウインドウの左下にあるメールアドレスをクリックします。
    • 本製品のプルダウンメニューを開き、[同期の状態]を選択します。
  2. 表示されたウインドウで、[今すぐ同期する]をクリックします。

関連項目

マイ カスペルスキーに接続する

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[Topic 100247]