製品コンポーネントの整合性をチェックする
2023年12月7日
ID 246457
Kaspersky Endpoint Security には、ダイナミックリンクライブラリ、実行ファイル、設定情報ファイル、インターフェイスファイルの形式で、様々なバイナリモジュールが含まれています。侵入者により、1 つ以上のアプリケーションの実行モジュールまたはファイルが、悪意のあるコードを含む別のファイルに置換される場合があります。これを防止するために、Kaspersky Endpoint Security は製品コンポーネントの整合性をチェックすることができます。本製品は、モジュールとファイルが、許諾なく変更されたり破損されたりしていないかどうかチェックします。製品モジュールまたはファイルのチェックサムが正しくない場合、破損が発生したと判断されます。
ディレクトリ /Library/Application Support/Kaspersky Lab/KAV/Binaries にある integrity_checker ユーティリティを使用して、製品コンポーネントの整合性がチェックされます。このユーティリティは、製品コンポーネントの正常な動作にとってその整合性が重大であるアプリケーションファイルのリストが含まれるマニフェストファイルの整合性をチェックします。
カスペルスキーの暗号署名で保護されたマニフェストファイル integrity_check.xml は、integrity_checker utility と同じディレクトリに配置されています(/Library/Application Support/Kaspersky Lab/KAV/Binaries)。
注意:ルートユーザアカウントの権限が、integrity_checker utility の実行に必要です。
整合性チェックは、本製品と一緒にインストールされたユーティリティ、または認定済み CD に同梱されたユーティリティを使用して実行できます。
製品コンポーネントの整合性をチェックするには、次のコマンドを実行します:
sudo "/Library/Application Support/Kaspersky Lab/KAV/Binaries/integrity_checker"
既定では、ユーティリティはディレクトリ /Library/Application Support/Kaspersky Lab/KAV/Binaries にあるファイル integrity_check.xml を使用します。
ユーティリティ設定のヘルプを表示するには、次のコマンドを実行します:
--help
各マニフェストファイルのチェック結果は、マニフェストファイルの名前の隣に、次の形式で表示されます:
SUCCEEDED
—ファイルの整合性が確認されました(リターンコード:0
)FAILED
— ファイルの整合性が確認されませんでした(リターンコード:0
以外)