カスペルスキー インターネット セキュリティ 20

実行アプリケーションの制限について

2019年8月29日

ID 82990

カスペルスキー インターネット セキュリティでは、コンピューター上に安全な環境(実行アプリケーションの制限)を作成することができ、その環境では、信頼するアプリケーションのみが開始を許可されます。実行アプリケーションの制限は、よく知られたアプリケーションの安定したセットを使用し、インターネットからダウンロードした新しい不明なアプリケーションを頻繁に実行する必要のない場合に便利です。実行アプリケーションの制限が実行中に、カスペルスキー インターネット セキュリティは、許可するアプリケーションとして分類されていないアプリケーションをすべてブロックします。アプリケーションを信頼するかどうかの決定は、Kaspersky Security Networkから受け取った情報、アプリケーションのデジタル署名の詳細、アプリケーションダウンロードのインストーラーおよびソースの信頼レベルに基づいて判断されます。

実行アプリケーションの制限には、次の特徴と制限があります:

  • 実行アプリケーションの制限を使用するには、アプリケーションコントロール、ファイル保護、システムウォッチャーのすべてを有効にする必要があります。これらのコンポーネントのいずれかが実行を停止した場合、実行アプリケーションの制限は無効になります。
  • 実行アプリケーションの制限は、システムファイルがNTFS以外のファイルシステムを持つハードディスクのパーティションに置かれている場合も利用できないことがあります。
  • カスペルスキー インターネット セキュリティの現在のバージョンでは、実行アプリケーションの制限が搭載されていないことや、利用できないことがあります。カスペルスキー インターネット セキュリティで実行アプリケーションの制限を利用できるかどうかは、お住まいの地域やサービスプロバイダーによって異なります。製品購入時に、実行アプリケーションの制限が必要であるかどうかを判断してください。
  • ご使用中のカスペルスキー インターネット セキュリティのバージョンが実行アプリケーションの制限をサポートしているにもかかわらず、現在利用できない場合は、定義データベースと機能のアップデート後に利用可能になります。定義データベースと機能のアップデート後、不明なアプリケーションおよびモジュールの実行方法を設定できます。

実行アプリケーションの制限は、自動的に有効にすることも、手動で有効にすることもできます。実行アプリケーションの制限を手動で有効にする場合、コンピューターにインストールされているすべてのアプリケーションに[許可]ステータスが割り当てられます。実行アプリケーションの制限を有効にしたあとにインストールしたアプリケーションは、[許可]ステータスが割り当てられるのではなく、アプリケーションコントロールの全般ルールに従って処理されます。

実行アプリケーションの制限を手動で有効にする前に、カスペルスキー インターネット セキュリティによってオペレーティングシステムとインストール済みソフトウェアを解析することもできます。ユーザーにとっては既知のアプリケーションが、カスペルスキー インターネット セキュリティの解析では不明なアプリケーションとして検出されてしまう場合は、事前に実行アプリケーションの制限モードを有効にして、これらのアプリケーションの開始を許可しておくことを推奨します。

カスペルスキー インターネット セキュリティによるオペレーティングシステムとインストール済みソフトウェアの解析の結果、信頼されるソフトウェアがコンピューター上で使用されていることが判明した場合、実行アプリケーションの制限が自動的に有効になります。

実行アプリケーションの制限が有効な場合、カスペルスキー インターネット セキュリティは、信頼済みとして認識していないアプリケーションをブロックすることがあります。そのようなアプリケーションを使用する場合は、それらの実行を許可し、実行アプリケーションの制限を有効にできます。

関連項目:

実行アプリケーションの制限を有効にする方法

実行アプリケーションの制限を無効にする方法

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