Kaspersky Endpoint Security for Mac
[Topic 100327]

製品の起動と終了

Kaspersky Endpoint Security のインストールが完了すると、製品が自動で起動し、メニューバーに製品アイコンが表示されます。

Kaspersky Endpoint Security を開く

メニューバーにある本製品のアイコンをクリックし、[Kaspersky Endpoint Security]を選択します。

Kaspersky Endpoint Security を終了する

メニューバーにある本製品のアイコンをクリックし、[終了]を選択します。

製品を終了すると、コンピュータのメモリから製品のプロセスが削除されます。

重要: Kaspersky Endpoint Security を終了するとコンピュータは保護されなくなるため、感染やデータの消失の危険性が発生する場合があります。

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[Topic 58262]

コンピュータの保護ステータスの表示

保護ステータスのインジケータは、メインウインドウの色を決定し、コンピュータの保護状態に関する問題を通知します。メインウインドウの色は、コンピュータの保護状態に応じて変わります。セキュリティ上の脅威が検知された場合、その脅威に関するメッセージがメインウインドウに表示され、メインウインドウの色が変わります。

メインウインドウの色の変化は次のとおりです:

  • :コンピュータが適切に保護されています。

    メインウインドウの色が緑の場合、定義データベースが最新で、製品のコンポーネントが Kaspersky Lab の推奨どおりに設定されていることを表します。悪意のあるオブジェクトは検知されていないか、すでに駆除されています。

  • :保護機能のレベルが低下しています。

    メインウインドウの色が黄色の場合、Kaspersky Endpoint Security が問題を検知していることを表します。検知される問題は、推奨される環境保護の設定とやや異なる状態、定義データベースがしばらくアップデートされていない状態などです。

  • :コンピュータが感染する危険があります。

    メインウインドウの色が赤の場合、コンピュータの感染やデータ消失が発生する可能性がある危険な問題があることを表します。たとえば、定義データベースが長期間アップデートされていない状態、製品がアクティベートされていない状態、悪意のあるオブジェクトが検知された状態などです。

    可能な限り速やかに、問題を解決し、セキュリティ上の脅威に対応することを推奨します。

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[Topic 58282]

保護機能の無効化および再開

既定では、オペレーティングシステムが起動すると Kaspersky Endpoint Security が起動し、コンピュータの電源が切れるまでコンピュータを保護します。すべての保護コンポーネント(ファイル脅威対策、ウェブ脅威対策、ネットワーク脅威対策)が有効化され、実行されます。

保護を完全に無効化することもできますし、特定の保護コンポーネントを無効にすることもできます。

重要:保護または保護コンポーネントは無効化しないことを強く推奨します。これらを無効にすると、コンピュータが感染し、データが失われる危険性があります。

コンピュータの保護が無効になっている場合:

  • メニューバーにある本製品のアイコンが非アクティブ(グレー)になっている。
  • メインウインドウにある保護ステータスを示すインジケータが赤色になっている。

1 つ以上の保護コンポーネントが無効になっている場合、保護ステータスを示すインジケータは赤色または黄色になります。

保護機能を無効にしたり一時停止したりしても、スキャンアップデートの実行には影響ありません。

コンピュータの保護を完全に無効または再開するには、次のいずれかの方法を使用してください。

  • 製品アイコンから
  • [環境設定]ウインドウから
  • プロテクション]のメニューから

製品アイコンからコンピュータの保護機能を無効化または再開する

メニューバーにある本製品のアイコンをクリックし、[保護機能を無効にする]または[保護機能を有効にする]を選択します。

[環境設定]ウインドウからコンピュータの保護機能を無効化または再開する

  1. メニューバーにある本製品のアイコンをクリックし、[環境設定]を選択します。

    [環境設定]ウインドウが表示されます。

  2. 脅威対策]タブの[全般]セクションで[保護機能を有効にする]をオンまたはオフにします。

製品アイコンからコンピュータの保護機能を無効化または再開する

メニューバーで[プロテクション] > [保護機能を無効にする]/[保護機能を有効にする]の順に選択します。

重要:コンピュータの保護を無効にした場合、Kaspersky Endpoint Security の再起動後に、コンピュータの保護が自動的に有効化されることはありません。手動でコンピュータの保護を再度有効にする必要があります。

保護コンポーネントを無効にする

  1. メニューバーにある本製品のアイコンをクリックし、[環境設定]を選択します。

    [環境設定]ウインドウが表示されます。

  2. 脅威対策]タブの[<コンポーネント名>]セクションにある[<コンポーネント名> を有効にする]をオフにします。

重要:保護コンポーネントを無効にした場合、Kaspersky Endpoint Security の再起動後に、無効にしたコンポーネントが自動的に有効化されることはありません。手動で保護コンポーネントを再度有効にする必要があります。

保護コンポーネントを有効にする

  1. メニューバーにある本製品のアイコンをクリックし、[環境設定]を選択します。

    [環境設定]ウインドウが表示されます。

  2. 脅威対策]タブの[<コンポーネント名>]セクションにある[<コンポーネント名> を有効にする]をオンにします。

プロテクションセンターでも、コンピュータの保護または保護機能を有効にすることができます。コンピュータの保護または保護コンポーネントを無効にすると、コンピュータの感染リスクが急速に高まります。そのため、コンピュータの保護が無効になると、プロテクションセンターで通知されます。

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[Topic 58285]

スキャンの実行

既定の完全スキャンタスクは Kaspersky Endpoint Security に含まれています。このタスクを実行すると、コンピュータのメモリ、スタートアップオブジェクト、内蔵ディスクすべてがスキャンされ、ウイルスやマルウェアの有無がチェックされます。

コンピュータの完全スキャン

  1. メインウインドウを開き、  をクリックします。

    スキャン]ウインドウが表示されます。

  2. 完全スキャンを開始する]をクリックします。 

完全スキャンが開始されます。

既定の簡易スキャンタスクは Kaspersky Endpoint Security に含まれています。このタスクを実行すると、コンピュータの重要な部分(メモリ、スタートアップオブジェクト、システムフォルダ)がスキャンされ、ウイルスなどのマルウェアの有無がチェックされます。

コンピュータの簡易スキャン

  1. メインウインドウを開き、  をクリックします。
  2. スキャン]ウインドウが表示されます。
  3. 簡易スキャンを開始する]をクリックします。 

簡易スキャンが開始されます。

個々のオブジェクト(内部ドライブ、フォルダ、ファイル、リムーバブルドライブなど)にウイルスなどのマルウェアがないかスキャンする場合は、オブジェクトスキャンを実行します。

選択した項目のスキャン

次のいずれかを実行します:

  • 選択したアイテムを右クリックし、[スキャン]を選択します。
  • 選択した項目をドラッグし、Dock の製品アイコンにドロップします。
  • 選択した項目をドラッグし、[スキャン]ウインドウにドロップします。

完了したスキャンの結果は[レポート]ウインドウで確認できます。

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[Topic 58772]

プロテクションセンター

プロテクションセンターは、問題やコンピュータセキュリティへの脅威の分析と解決を支援する Kaspersky Endpoint Security の機能の 1 つです。

プロテクションセンターを表示する

メインウインドウを開き、[詳細を表示]をクリックします。

プロテクションセンターで、アクティブな脅威についての情報を探し、定義データベースの状態を確認し、保護コンポーネントが無効にされているかどうかを確認できます。

注意:組織のシステム管理者が危険な Web サイトへのアクセスのブロックをウェブコントロールで有効に設定している場合、プロテクションセンターに[ウェブコントロールが有効です]と通知が表示されます。

問題や脅威ごとに、推奨される対処方法が表示されます。たとえば、コンピュータで感染したファイルが検知された場合は、[駆除]をクリックします。定義データベースがアップデートされていない場合は、[アップデート]をクリックします。すぐに問題を解決したり、脅威を処理したりできます。この操作をあとで行うこともできます。

問題や脅威をすぐに処理する

問題や脅威に対して推奨される対処方法のボタンをクリックします。

選択した処理が実行されます。

危険な脅威を処理せずにプロテクションセンターを閉じた場合、脅威が依然として残っていることを警告するために、メインウインドウにある保護ステータスのインジケータは赤いままになります。

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[Topic 58281]

スケジュール済みスキャンタスクの自動起動の設定

簡易スキャンタスクと完全スキャンタスクを開始するスケジュールを作成できます。設定したスケジュールに従って、コンピュータ全体またはコンピュータの重要な領域が自動的にスキャンされます。

[スキャン]ウインドウからスキャンタスクをスケジュールする

  1. メインウインドウを開き、  をクリックします。

    スキャン]ウインドウが表示されます。

  2. スキャンをスケジュールする]をクリックします。

    スケジュールを設定するダイアログが開きます。

  3. 完全スキャン]または[簡易スキャン]のどちらかをオンにします。
  4. スキャンを開始する頻度と開始時刻を指定します。
  5. OK]をクリックします。

[環境設定]ウィンドウからスキャンタスクをスケジュールする

  1. メニューバーにある本製品のアイコンをクリックし、[環境設定]を選択します。

    [環境設定]ウインドウが表示されます。

  2. スキャン]タブで、[スケジュール]をクリックします。
  3. 表示されるウインドウで、スケジュールを設定して開始させるスキャンの名前の隣のチェックボックスをオンにします。
  4. スキャンタスクの頻度と日時を設定します。
  5. OK]をクリックして、スキャンタスクのスケジュールの変更内容を保存します。

スキャンタスクの結果は、[レポート]ウインドウで確認できます。

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[Topic 24613]

定義データベースのアップデート

Kaspersky Lab のアップデートサーバが、Kaspersky Endpoint Security のアップデートの主な入手元です。アップデート元には、Kaspersky Security Center のサーバ、ローカルフォルダおよびその他の Web サーバを使用することもできます。

注意:アップデートサーバからアップデートをダウンロードするにはインターネット接続が必要です。

既定では、Kaspersky Lab のアップデートサーバにあるアップデートを定期的に確認します。最新のアップデートがサーバにある場合は、バックグラウンドモードでダウンロードされ、コンピュータにインストールされます。

Kaspersky Endpoint Security のアップデートを開始する

  1. メインウインドウを開き、 をクリックします。

    アップデート]ウインドウが表示されます。

  2. アップデート]をクリックします。

アップデートの有無が確認されます。アップデートがある場合、ダウンロードされ、コンピュータにインストールされます。

定義データベースをアップデートする方法を変更することができます。既定では、定義データベースは自動的にアップデートされます。

定義データベースの自動アップデートを有効にするかどうかを選択する

  1. メニューバーにある本製品のアイコンをクリックし、[環境設定]を選択します。

    [環境設定]ウインドウが表示されます。

  2. アップデート]タブの[定義データベース]セクションで[自動的にアップデートをダウンロードする]をオンまたはオフにします。

完了したアップデートの結果は[レポート]ウインドウで確認できます。

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[Topic 58769]

ファイルアクセスがブロックされた場合の操作

Kaspersky Endpoint Security は、感染したファイルやアプリケーションへのアクセスをブロックします。ファイルが感染した場合、アクセスする前に駆除する必要があります。

検知したオブジェクトを駆除する

  1. メニューバーで[プロテクション] - [検知したオブジェクト]の順に選択します。
  2. 検知したオブジェクト]ウインドウが開きます。
  3. 検知したオブジェクト]セクションで、駆除が必要なファイルの隣にある をクリックし、[駆除]を選択します。

    選択した脅威の駆除が開始されます。オブジェクトの駆除中に表示されるダイアログで、オブジェクトに対して実行する処理を選択できます。

検知したオブジェクトをすべて駆除する

  1. メニューバーで[プロテクション] - [検知したオブジェクト]の順に選択します。
  2. 検知したオブジェクト]ウインドウが開きます。
  3. 検知したオブジェクト]セクションで、[すべて駆除]をクリックします。

    検地した脅威の駆除が開始されます。オブジェクトの駆除中に表示される通知ウインドウで、オブジェクトに対して実行する処理を選択できます。通知ウインドウで処理を選択するときに[選択した処理を常に実行]をオンにすると、この種別のすべてのファイルに選択した処理が適用されます。

ファイル脅威対策によってブロックされたファイルが安全であることが確実な場合は、信頼リストに登録できます。

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[Topic 58779]

削除または駆除されたファイルの復元

駆除処理中はファイル全体を保存できない場合があります。駆除後にファイルの一部または全部にアクセスできない場合は、バックアップから元のファイルを復元できます。

駆除中に削除または変更されたファイルを復元する

  1. メニューバーで[プロテクション] - [検知したオブジェクト]の順に選択します。

    検知したオブジェクト]ウインドウが開きます。

  2. バックアップ]セクションで、復元するファイルの隣にある をクリックします。

    ポップアップメニューが表示されます。

  3. ファイルを復元]を選択します。

    ファイル名、タグ、ファイルの復元先フォルダを指定するウインドウが表示されます。既定では、元のファイル名と元の保存場所があらかじめ指定されています。

  4. ファイル名とファイルの復元先のフォルダを指定します。
  5. 保存]をクリックします。

ファイルは指定された場所に指定された名前で復元されます。

復元後には、すぐにスキャンを実行してください。アップデートされた定義データベースでスキャンすることで、オブジェクトを破損させずに駆除できる可能性があります。

重要:コンピュータが感染する可能性があるため、どうしても必要である場合を除き、バックアップコピーからファイルを復元しないでください。

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[Topic 58770]

製品の動作レポートの表示

ファイル脅威対策ウェブ脅威対策ネットワーク脅威対策、またはスキャンアップデートに関するイベントの情報は、[レポート]ウインドウにあります。

レポートウインドウを表示する

メニューバーで[プロテクション] - [レポート]の順に選択します。

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[Topic 58775]

通知ウインドウが表示された場合の操作

ウインドウ形式の通知は、ユーザに必ず読んでほしい製品イベントを知らせるものです。

通知ウインドウが表示された場合は、提示されたオプションのいずれかを選択します。最適なオプションは、Kaspersky Lab のエキスパートにより既定として設定されたオプションです。

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[Topic 58777]