システムレジストリの情報を使用したアンチウイルスによる保護ステータスの監視
2023年4月17日
ID 3644
クライアントデバイスのオペレーティングシステム種別に応じて、ネットワークエージェントによって記録された情報を使用してクライアントデバイス上のアンチウイルスによる保護ステータスをモニターするには:
- Windows で動作しているデバイスの場合:
- クライアントデバイスのシステムレジストリを開きます(たとえば、ローカルで[スタート]→[ファイル名を指定して実行]で regedit コマンドを使用します)。
- 次のレジストリエントリに移動します:
- 32 ビットシステム:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\KasperskyLab\Components\34\1103\1.0.0.0\Statistics\AVState
- 64 ビットシステム:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\KasperskyLab\Components\34\1103\1.0.0.0\Statistics\AVState
クライアントデバイスのアンチウイルスによる保護ステータス情報がシステムレジストリに表示されます。
- 32 ビットシステム:
- Linux で動作しているデバイスの場合:
- データの種別ごとに 1 ファイルずつ、情報が「/var/opt/kaspersky/klnagent/1103/1.0.0.0/Statistics/AVState/」のテキストファイルに保存されています。
- macOS で動作しているデバイスの場合:
- データの種別ごとに 1 ファイルずつ、情報が「/Library/Application Support/Kaspersky Lab/klnagent/Data/1103/1.0.0.0/Statistics/AVState/」のテキストファイルに保存されています。
アンチウイルスによる保護ステータスは、次の表で説明するキーの値に対応します:
レジストリキーと可能な値
キー(データ種別) | 値 | 説明 |
---|---|---|
| DD-MM-YYYY HH-MM-SS | 前回の管理サーバー接続日時(UTC 形式) |
| IP、DNS 名、NetBIOS 名のいずれか | デバイスを管理する管理サーバーの名前 |
| a.b.c.d | デバイスにインストールされているネットワークエージェントのビルド番号 |
| a.b.c.d (patch1; patch2; ...; patchN) | デバイスにインストールされているネットワークエージェントのバージョン(パッチまで含む完全な数字) |
| デバイス ID | デバイスの ID |
| 0 — いいえ 1 — はい | ネットワークエージェントが VDI 向けダイナミックモードでインストールされている |
| 0 — いいえ 1 — はい | セキュリティ製品がデバイスにインストールされている |
| 0 — いいえ 1 — はい | デバイスでリアルタイム保護が有効になっている |
| 0 — いいえ 1 — はい | リアルタイム保護がインストールされている |
| リアルタイム保護のステータス: | |
0 | 不明 | |
1 | 無効 | |
2 | 一時停止 | |
3 | 開始中 | |
4 | 有効 | |
5 | 有効、保護レベル高(最大の保護) | |
6 | 有効、保護レベル低(速度重視) | |
7 | 有効、既定の設定(推奨設定)を適用 | |
8 | 有効、カスタム設定を適用 | |
9 | 動作エラー | |
| DD-MM-YYYY HH-MM-SS | 前回の完全スキャン実行日時(UTC 形式) |
| DD-MM-YYYY HH-MM-SS | 定義データベースの公開日時(UTC 形式) |