トレースファイルを取得する方法(Kaspersky Endpoint Security for Mac)
更新日: 2024年7月7日
Article ID: 15041
本記事の対象となるアプリケーションとバージョンを表示する
- Kaspersky Endpoint Security 12.1 for Mac (バージョン 12.1.0.553)
- Kaspersky Endpoint Security 12 for Mac (バージョン 12.0.0.325)
- Kaspersky Endpoint Security 11.3.0 for Mac (バージョン 11.3.0.320)
- Kaspersky Endpoint Security 11.2.1 for Mac (バージョン 11.2.1.145)
- Kaspersky Endpoint Security 11.2.0 for Mac (バージョン 11.2.0.185)
カスペルスキーのテクニカルサポートにお問い合わせいただいた際に、トレースファイルの取得 および 送信を依頼される場合があります。トレースファイルにはアプリケーションの処理の全記録が含まれており、エラーが発生した手順の確認等に役立てられます。
問題を再現させる直前にトレースを有効にし、問題が再現後はすぐに無効にします。長期間有効のままにしないでください。
製品画面からトレースファイルを取得する方法
- 以前作成されたトレースファイルを削除します。削除するには、Finder を開いて アプリケーション →
ユーティリティ → ターミナル の順に移動し、ターミナルの画面で次のコマンドを実行します:
sudo rm -rf /Library/Logs/Kaspersky\ Lab/*
- メニューバーの右上にある "K" マークのアイコンをクリックし、 [ 環境設定 ] をクリックします。
- [ インターフェイス ] タブで [ トレースを有効にする ] のチェックボックスを オン にします。
- 問題を再現させます。
- 設定画面の [ インターフェイス ] タブで [ トレースを有効にする ] のチェックボックスを オフ にします。
次のフォルダーにトレースファイルが作成されます:
- /Library/Logs/Kaspersky Lab/
- /Users/<username>/Library/Logs/Kaspersky Lab/
collect.sh スクリプト を使用してこれらのトレースファイルが含まれるレポート(ファイル)を作成し、レポートをカスペルスキーのテクニカル サポートへ送信してください。
ターミナルからトレースファイルを取得する方法
製品画面を操作できない場合等には、ターミナル経由でもトレースファイルを取得できます:
トレースを有効にする方法
- 以前作成されたトレースファイルを削除します。削除するには、Finder を開いて アプリケーション →
ユーティリティ → ターミナル の順に移動し、ターミナルの画面で次のコマンドを実行します:
sudo rm -rf /Library/Logs/Kaspersky\ Lab/*
- アプリケーション プロセスをアンロードします:
sudo launchctl unload /Library/LaunchDaemons/com.kaspersky.*
- config.xml ファイルの変更を行う許可を付与します:
sudo chmod u+w /Library/Application\ Support/Kaspersky\ Lab/KAV/Binaries/config.xml
- config.xml ファイルを編集用として開きます:
sudo vim /Library/Application\ Support/Kaspersky\ Lab/KAV/Binaries/config.xml
- TraceFileEnable 変数を見つけ、値を 1 に変更します。
- TraceFileMaxLevel 変数を見つけ、値が 1000 になっていることを確認します。
- 次のコマンドを実行し、ファイルを上書き保存します:
:wq!
- アプリケーションプロセスをロードします:
sudo launchctl load /Library/LaunchDaemons/com.kaspersky.*
- 問題を再現させます。
トレースを無効にする方法
- アプリケーション プロセスをアンロードします:
sudo launchctl unload /Library/LaunchDaemons/com.kaspersky.*
- config.xml ファイルを編集用として開きます:
sudo vim /Library/Application\ Support/Kaspersky\ Lab/KAV/Binaries/config.xml
- TraceFileEnable 変数を見つけ、値を 0 に変更します。
- 変更権限を取り消します:
sudo chmod u-w /Library/Application\ Support/Kaspersky\ Lab/KAV/Binaries/config.xml
- アプリケーション プロセスをロードします:
sudo launchctl load /Library/LaunchDaemons/com.kaspersky.*
次のフォルダーにトレースファイルが作成されます:
- /Library/Logs/Kaspersky Lab/
- /Users/<username>/Library/Logs/Kaspersky Lab/
collect.sh スクリプト を使用してこれらのトレースファイルが含まれるレポート(ファイル)を作成し、レポートをカスペルスキーのテクニカル サポートへ送信してください。