Kaspersky Web Traffic Security 6.1(バージョン 6.1.0.4762)
更新日: 2022年9月21日
Article ID: 15375
Kaspersky Web Traffic Security 6.1 が、2020 年 1 月 9 日 にリリースされました。完全バージョンは 6.1.0.4762 です。
新機能:
- 配布キットが変更されました。次の形式で提供されます:
- RPM パッケージと DEB パッケージ。
- 本製品とビルトインプロキシサーバーをインストール済みのオペレーティングシステムイメージの ISO ファイル。
RPM/DEB パッケージからの導入でも、ISO ファイルからの導入でも、物理サーバーと仮想サーバーへのインストールの両方がサポートされます。
- トラフィック処理ルールの設定項目などが変更されました:
- 対象を特定のグループに限定しないルールを作成できるようになりました。
- 新しい種別のルールとしてバイパスルールが追加されました。
- ワークスペース外でのルールの優先順位は廃止されました。
- 既定のルールは廃止され、かわりに既定の保護ポリシーが使用されるようになりました。
- 保護ルールで選択できる処理に「ブロック」が追加されました。
- トラフィックフィルターで使用できる基準に「HTTP メソッド」が追加されました。
- クラスター内のロールの構成が変更されました:
- ワーカーサーバーとマスターサーバーというロールの区分がなくなりました。
- 製品設定の管理コンポーネントとトラフィック処理コンポーネントが、単一のパッケージにまとめられました(RPM パッケージまたは DEB パッケージを利用可能)。
- ブロック通知ページの機能(旧称:拒否テンプレート)が強化されました:
- 新しいマクロが追加されました。
- ワークスペースごとに個別のブロック通知ページを設定できるようになりました。
- Kaspersky Anti Targeted Attack Platform (KATA) と本製品を連携できるようになりました。2 つの連携方法が提供されます:
- ユーザートラフィックに含まれているファイルを KATA に送信する(KWTS を KATA の外部システムとして接続)
- KATA で検知したオブジェクトの情報を取得する(KATA の検知結果に関する情報をトラフィック処理ルールで使用する)
- 以下を追加しました:
- タイムゾーンの設定とサーバー時刻の同期設定を、NTP プロトコルを使用して実行できるようになりました(ISO ファイルからインストールした場合のみ)。
- リソースのカテゴリとして「暗号通貨とマイニング」が追加されました。
- 保護ルールの対象となるオブジェクトの種別として「悪意のあるリンク」が追加されました。
- 個別のワークスペースへのユーザーアクセスをロールベースで設定できるようになりました。
- 本製品の動作中に発生したイベントに関するレポートを生成できるようになりました。
- アンチフィッシングモジュールによって検知されたオブジェクトを、フィッシングサイトのリンクと悪意のあるサイトのリンクに分類できるようになりました。
- プロキシサーバーの設定を Web インターフェイスから管理できるようになりました(ISO ファイルからインストールした場合):
- 信頼済みロードバランサーの接続。
- プロキシサーバーの認証。
- SSL 接続を管理する機能。
- SSL 接続の処理ルールの設定。
- 信頼する証明書の管理。
- プロキシサーバーのログの設定。