Kaspersky Endpoint Security for Windowsをインストール後アプリケーションやOSの動きが遅くなった場合
更新日: 2022年12月1日
Article ID: 9898
Kaspersky Endpoint Security for Windows インストール後に他のアプリケーションやOSの動きが遅くなった場合、以下の設定によりシステムリソースの配分を最適化することが出来ます。
以下の設定でも改善しない場合はGet System Info レポートをご取得の上、サポートセンターまでお問い合わせください。
Get System Info レポートとその取得方法に関しましてはこちらをご参照ください。
管理サーバ:Kaspersky Security Centerから設定する場合
[1]Microsoftが推奨するスキャン除外領域を設定する。
※旧バージョンで作成したポリシーを変換してご利用頂いている場合、実施を推奨します。
デフォルトのポリシーですと、すべての領域がスキャン対象となっております。
Microsoftが推奨するスキャン除外領域を設定するとでOSにかかる負荷を最適化することが出来ます。Microsoftが推奨するスキャン除外領域の一覧は以下のKBにございますが、以下の手順で簡単に設定することが可能です。
http://support.microsoft.com/kb/822158/ja
- Kaspersky Security Centerの管理コンソールを起動します。
コンソール画面上、左側に表示されているコンソールツリーから「管理対象デバイス」の「ポリシー」タブを選択し、「新規ポリシー」をクリックします。
- リスト上からポリシーを作成したいアプリケーション製品バージョンを選択し、「次へ」ボタンを押します。
- 任意のポリシー名を入力し、「次へ」ボタンを押します。
(今回は「Kaspersky Endpoint Security for Windows (11.11.0) (テスト)」という名前をつけます。)
- ポリシー設定モードでは何も設定せず、「次へ」をクリックします。
- 「Kaspersky Security Networkへの参加」の内容をご確認の上、同意頂ける場合は「Kaspersky Security Networkの使用に同意する」を有効にして「次へ」をクリックします。
- 「ポリシーのステータス」から「アクティブポリシー」を選択し、「完了」をクリックします。
- リスト上に新しいポリシーが生成され、「ステータス」が「アクティブ」になっていることを確認します。
[2]他のアプリケーションにシステムリソースを優先させる
以下の設定で、他のアプリケーションの処理を優先させ、アプリケーションの負荷を最適化することが出来ます。
- 「[1]Microsoftが推奨するスキャン除外領域を設定する。」で作成したポリシーをダブルクリックし、プロパティー画面を開きます。
- 左メニューで「全般設定」-「アプリケーションの設定」を選択し、「他のアプリケーションにシステムリソースを優先的に割り当てる」にチェックを入れ、「OK」ボタンを押します。
クライアント端末上:Kaspersky Endpoint Security 10 for Windowsで設定する場合
- タスクバーから「K」マークをクリックします。
- Kaspersky Endpoint Security 10 for Windowsの設定画面が現れるので、「設定」タブをクリックします。
- 左メニューから「詳細設定」を選択し、右画面で「動作方法」の「設定」ボタンを押します。
- 「動作方法」画面が開くので、「他のアプリケーションにシステムリソースを優先的に割り当てる」にチェックを入れ、「OK」ボタンを押します。
- 「保存」ボタンを押します。