管理サーバーの階層の作成:セカンダリ管理サーバーの追加
階層構造では、Kaspersky Security Center Linux の管理サーバーは、Windows ベースの Kaspersky Security Center または Kaspersky Security Center Cloud コンソールのプライマリ管理サーバーが管理するセカンダリサーバーとしてのみ動作します。
セカンダリ管理サーバーの追加(プライマリ管理サーバーとして指定する管理サーバーで実行)
管理サーバーをセカンダリ管理サーバーとして追加し、プライマリとセカンダリの階層を確立することができます。
Kaspersky Security Center 14 Web コンソールから接続できる管理サーバーをセカンダリ管理サーバーとして追加するには:
- プライマリ管理サーバーとして指定する管理サーバーのポート 13000 にセカンダリ管理サーバーから接続できることを確認します。
- プライマリ管理サーバーとして指定する管理サーバーで、[設定]アイコン(
)をクリックします。
- 表示されたプロパティページで、[管理サーバー]タブをクリックします。
- 管理サーバーを追加する管理グループの名前に隣接するチェックボックスをオンにします。
- メニューのリストから[セカンダリ管理サーバーの接続]を選択します。
セカンダリ管理サーバーの接続ウィザードが起動します。[次へ]をオンにして、ウィザードに沿って手順を進めます。
- 次のフィールドに値を入力します:
- ウィザードの以降の指示に従います。
ウィザードが完了すると、プライマリとセカンダリの階層が構築されます。プライマリとセカンダリの管理サーバー間の接続は、ポート 13000 で確立されます。プライマリ管理サーバーからのタスクとポリシーが受信および適用されます。プライマリ管理サーバー上の追加先の管理グループにセカンダリ管理サーバーが表示されます。
セカンダリ管理サーバーの追加(セカンダリ管理サーバーとして指定する管理サーバーで実行)
セカンダリ管理サーバーとして指定する管理サーバーが一時的に切断されていた、または使用できなかったため、この管理サーバーに接続できなかった場合も、セカンダリ管理サーバーを追加できます。
Kaspersky Security Center 14 Web コンソールから接続できない管理サーバーをセカンダリ管理サーバーとして追加するには:
- セカンダリ管理サーバーとして指定する管理サーバーがあるオフィスのシステム管理者に、プライマリ管理サーバーとして指定する管理サーバーの証明書ファイルを渡します(たとえば、フラッシュドライブなどの外部デバイスにファイルを書き込んで送付したり、メールで送信したりできます)。
証明書ファイルは、プライマリ管理サーバーとして指定する管理サーバーの /var/opt/kaspersky/klnagent_srv/1093/cert/ にあります。
- セカンダリ管理サーバーとして指定する管理サーバーを担当しているシステム管理者に、次の操作を依頼します:
- 設定アイコン(
)をクリックします。
- 表示されるプロパティページで、[全般]タブの[管理サーバーの階層]セクションに移動します。
- [この管理サーバーをセカンダリ管理サーバーとして使用する]を選択します。
- [プライマリ管理サーバーのアドレス]に、プライマリ管理サーバーのネットワーク名を入力します。
- [参照]をクリックして、プライマリ管理サーバーとして指定する管理サーバーの保存した証明書ファイルを選択します。
- 必要に応じて、[プライマリ管理サーバーを DMZ 内のセカンダリ管理サーバーに接続する]をオンにします。
- プロキシサーバーを使用してセカンダリ管理サーバーとして指定する管理サーバーに接続する場合、[プロキシサーバーを使用する]をオンにして接続設定を指定します。
- [保存]をクリックします。
- 設定アイコン(
プライマリとセカンダリの階層が構築されます。ポート 13000 を使用して、セカンダリ管理サーバーからプライマリ管理サーバーへの接続が開始されます。プライマリ管理サーバーからのタスクとポリシーが受信および適用されます。プライマリ管理サーバー上の追加先の管理グループにセカンダリ管理サーバーが表示されます。