- Kaspersky Endpoint Security の概要
- このバージョンの新機能
- Kaspersky Security Center 管理ツールによる Kaspersky Endpoint Security 機能の比較
- Kaspersky Endpoint Security のインストールとアンインストール
- 本製品の初回起動
- Kaspersky Endpoint Security のインターフェイス
- 通知について
- Kaspersky Endpoint Security のライセンス
- 標準タスクの実行
- 製品の詳細設定
- Kaspersky Security Network に参加する
- Kaspersky Security Center 管理コンソールからの製品の管理
- 企業ネットワークに Kaspersky Endpoint Security を導入する
- Kaspersky Endpoint Security バージョン 10 または 11 から 11.2 へのアップデート
- Kaspersky Endpoint Security のリモートインストールの準備
- コマンドラインからのネットワークエージェントの管理
- Kaspersky Endpoint Security のインストールとアンインストール
- Kaspersky Security Center からの製品の開始と停止
- タスクの作成と管理
- ポリシーの作成と管理
- ポリシーのプロファイルの作成と管理
- 検知したオブジェクトのレポートを生成する
- 暗号化されたディスクの回復キーを取得する
- Kaspersky Security Center Web コンソールおよび Cloud コンソールを経由する製品のリモート管理
- コマンドラインからの製品の管理
- テクニカルサポートへの問い合わせ
- 製品の情報源
- 付録
- サードパーティ製のコードに関する情報
- 商標に関する通知
スキャン
ファイル脅威対策やウェブ脅威対策によるコンピュータのリアルタイム保護に加え、ウイルスやその他のコンピュータのセキュリティの脅威がないか、コンピュータを定期的にスキャンしてください。コンピュータのスキャン実行は、保護コンポーネントによって検知されなかったマルウェアの拡散を防ぐために必要です。
Kaspersky Endpoint Security には、次のスキャンタスクが組み込まれています:
完全スキャン:
コンピュータのメモリ、スタートアップオブジェクト、コンピュータのすべての内部ディスクをスキャンします。
簡易スキャン:
コンピュータの重要領域(メモリ、スタートアップオブジェクト、システムフォルダ)のみをスキャンします。
オブジェクトスキャン:
指定されたオブジェクト(ファイル、フォルダ、内部ディスク、リムーバブルディスク)をスキャンします。
各スキャンは、手動で開始し、指定されたスキャン範囲で実行されます。悪意のあるオブジェクトの識別には、シグネチャ分析を使用します。シグネチャ分析に加え、ヒューリスティック分析やその他のスキャン技術も使用します。
- メインウインドウを開き、
をクリックします。
[スキャン]ウインドウが表示されます。
- [スキャン]ウインドウで、[完全スキャンを開始する]または[簡易スキャンを開始する]をクリックします。
スキャンタスクが開始されます。
- メインウインドウを開き、
をクリックします。
[スキャン]ウインドウが表示されます。
- [オブジェクトスキャン]を開始するには、次のいずれかの操作を実行します。
- ファイルまたはフォルダをウインドウにドラッグします。
- [選択]をクリックしてファイルまたはフォルダを開きます。
スキャンタスクが開始されます。
- メインウインドウを開き、
をクリックします。
[スキャン]ウインドウが表示されます。
- [スキャン]ウインドウで、停止するスキャンタスクの隣にある[停止]をクリックします。
確認ダイアログが開きます。
- 確認ダイアログで、[停止]をクリックします。
スキャンタスクが停止します。
完全スキャンタスクまたは簡易スキャンタスクをスケジュールできます。
- メインウインドウを開き、
をクリックします。
[スキャン]ウインドウが表示されます。
[スキャンをスケジュールする]をクリックします。
スケジュールを設定するダイアログが開きます。
- [完全スキャン]または[簡易スキャン]をオンにします。
- スキャンを開始する頻度と開始時刻を指定します。
- [OK]をクリックします。
- メニューバーにある本製品のアイコンをクリックし、[環境設定]を選択します。
[環境設定]ウインドウが表示されます。
- [スキャン]タブで、[スケジュール]をクリックします。
- 表示されるウインドウで、スケジュールを設定して開始させるスキャンの名前の隣のチェックボックスをオンにします。
- スキャンタスクの頻度と日時を設定します。
- [OK]をクリックして、スキャンタスクのスケジュールの変更内容を保存します。
完全スキャンおよび簡易スキャンのタスクには、スキャン範囲は既に含まれています。完全スキャンタスクでは、コンピュータのメモリ、スタートアップオブジェクト、およびすべての内部ディスクをスキャンします。簡易スキャンタスクでは、コンピュータのメモリ、スタートアップオブジェクト、システムフォルダをスキャンします。簡易スキャンのスキャン範囲は変更することができます。
注意:macOS 10.15 以降を実行しているコンピュータでは、読み取り専用のシステムボリュームのスキャンをスキップすると、スキャン時間が大幅に短縮されます。既定では、読み取り専用のシステムボリュームは簡易スキャンの実行時はスキャンされず、完全スキャンの実行時はスキャンされます。
読み取り専用のシステムボリュームのスキャンを有効または無効にする
- メニューバーにある本製品のアイコンをクリックし、[環境設定]を選択します。
[環境設定]ウインドウが表示されます。
- [スキャン]タブの左側にあるリストから、[完全スキャン]または[簡易スキャン]タスクを選択します。
- [最適化]セクションで、[読み取り専用のシステムボリュームのスキャンをスキップする]をオンまたはオフにします。
重要:最適化の操作が、セキュリティ上の理由から無効化される場合があります。
ファイルやフォルダを保護範囲に追加または保護範囲から削除する
- メニューバーにある本製品のアイコンをクリックし、[環境設定]を選択します。
[環境設定]ウインドウが表示されます。
- [スキャン]タブの左側にあるリストから、[簡易スキャン]タスクを選択します。
- [スキャン範囲]セクションにある[編集]をクリックします。
ウインドウが開き、簡易スキャンの範囲のオブジェクトのリストが表示されます。
- スキャン範囲オブジェクトのリストを編集する:
- スキャン範囲にファイルまたはフォルダを追加するには:
をクリックします。
ポップアップメニューが表示されます。ここから、スキャン範囲に追加するオブジェクトを選択することができます。
- [ファイルとフォルダ]を選択します。
ダイアログが表示されます。ここから、ファイルまたはフォルダを選択することができます。
- 簡易スキャンのスキャン範囲に追加するファイルまたはフォルダを選択します。
- [開く]をクリックします。
- 簡易スキャンの範囲からファイルやフォルダを削除するには:
- 削除したいオブジェクトを選択します。
- 選択したオブジェクトをウインドウからドラッグするか、
をクリックします。
- スキャン範囲にファイルまたはフォルダを追加するには:
- [保存]をクリックします。
簡易スキャンの既定のリスト中のスキャン範囲にオブジェクトを追加する
- メニューバーにある本製品のアイコンをクリックし、[環境設定]を選択します。
[環境設定]ウインドウが表示されます。
- [スキャン]タブの左側にあるリストから、[簡易スキャン]タスクを選択します。
- [スキャン範囲]セクションにある[編集]をクリックします。
ウインドウが開き、スキャン範囲のオブジェクトのリストが表示されます。
をクリックします。
ポップアップメニューが表示されます。ここから、スキャン範囲に追加するオブジェクトを選択することができます。
- ポップアップメニューで、スキャン範囲に追加したいオブジェクト(たとえば、[メモリ])を選択します。
- [OK]をクリックします。
- メニューバーにある本製品のアイコンをクリックし、[環境設定]を選択します。
[環境設定]ウインドウが表示されます。
- [スキャン]タブの左側にあるリストから、[簡易スキャン]タスクを選択します。
- [スキャン範囲]セクションにある[編集]をクリックします。
ウインドウが開き、スキャン範囲のオブジェクトのリストが表示されます。
- スキャン範囲に含まれるオブジェクトのリストで目的のオブジェクトの隣にあるチェックボックスをオフにします。
- [OK]をクリックします。
ファイル中に脅威が検知された場合、通知が表示され、指定した処理がオブジェクトに対して実行されます。オブジェクトの検知時に実行する処理を変更することができます。
- メニューバーにある本製品のアイコンをクリックし、[環境設定]を選択します。
[環境設定]ウインドウが表示されます。
- [スキャン]タブで、タスクのリストからタスクを選択します。
- [処理]セクションでは、感染したオブジェクトの検知時に実行する処理を選択できます。
感染したファイルを駆除または削除する前に、そのファイルのコピーがバックアップに保存されるので、必要に応じて元のファイルを復元できます。
スキャンの実行結果およびすべての検知した脅威の情報は、レポートに記録されます。
注意:スキャンの実行中にエラーが発生した場合は、そのタスクを再度実行してください。スキャンを再実行してもエラーが発生する場合は、テクニカルサポートまでお問い合わせください。
- メニューバーで[プロテクション]→[レポート]の順に選択します。
[レポート]ウインドウが表示されます。
- [スキャン]タブを開きます。
実行中の各スキャンタスクの進行状況(完了したパーセンテージ、残り時間)が、[スキャン]ウインドウに表示されます。