Linux 上での自動アップグレード
2024年2月27日
ID 184791
このセクションでは、Linux で Kaspersky CyberTrace をバージョン 4.3 にアップグレードする方法について説明します。
Kaspersky CyberTrace をバージョン 4.3 にアップグレードできるのはバージョン 4.2 からのみです。
下の手順は、RPM/DEB パッケージインストールに適用されます。
Kaspersky CyberTrace を自動的に新しいバージョンにアップグレードするには:
- 次のコマンドを root 権限で実行します:
run.sh upgrade
- アップグレードプロセスの開始時に、Kaspersky CyberTrace サービスを停止するリクエストを受け入れます。停止するのを拒否した場合、アップグレードが失敗します。
アップグレードプロセスの終了時に、すべての設定、ユーザーアカウントデータ、使用可能なフィード、および証明書が新しいバージョンに移行されます。
アップグレードプロセスの終了後、前のバージョンでサポートされていなかった新しいフィードの入力可能フィールドは指定されません。必要に応じて、[Settings]→[Feeds]タブでこれらのフィールドを手動で指定します。
以前のバージョンからのアップグレード時には、
/opt/kaspersky/ktfs/etc/kl_feed_service.conf
に[FalsePositive]および[InternalTI]脅威インジケーターの単一のコピーのみが、対応する標準名(Black_List.json および White_List.json)で含まれていることを確認します。含まれていない場合、スクリプトにエラーが表示されて終了します。アップグレードプロセスの終了後、Kaspersky CyberTrace サービスは自動的に起動されます。
新しいバージョンへのアップグレードが失敗した場合、 Kaspersky CyberTrace はアップグレードの開始時点で動作していたバージョンにロールバックします。
自動アップグレード機能が使用できるのは、アップグレードのインストールで EULA を受け入れた場合のみです。
アップグレード時にエラーが発生した場合の処置
Kaspersky CyberTrace サービスが停止した後、設定情報ファイルと他の一部のファイルはアップグレード中、一時ディレクトリ /opt/kaspersky_cybertrace_tmp
に移動されます。アップグレード時にエラーが発生した場合、移動されたファイルは一時ディレクトリに残ります。
アップグレードログファイルは、ディレクトリ /temp
、または $TEMP
環境変数で指定されているディレクトリにあります($TEMP
が定義されている場合)。
自動アップグレード時にエラーが発生した場合は、問題の解決策の詳細についてテクニカルアカウントマネージャー(TAM)にお問い合わせください。