API リファレンスガイド
この Kaspersky Security Center OpenAPI リファレンスガイドは、次のタスクを支援する目的で作成されています:
- 自動化とカスタマイズ。手動で扱う必要がないタスクを自動化できます。たとえば、管理者として Kaspersky Security Center OpenAPI を使用し、管理グループ構造の作成を支援するスクリプトを作成、実行することで、その構造の最新の状態を維持できます。
- カスタム開発。OpenAPI を使用して、クライアントアプリケーションを開発できます。
画面右側の検索フィールドを使用して OpenAPI リファレンスガイドから必要な情報を見つけることができます。
スクリプトのサンプル
OpenAPI リファレンスガイドには、次の表に示す Python スクリプトのサンプルが含まれています。これらのサンプルは、OpenAPI メソッドを呼び出して、ネットワークを保護するための様々なタスクを自動的に実行する方法を示しています。たとえば、 「プライマリ」と「セカンダリ」の階層の作成、 Kaspersky Security Center Linux でのタスクの実行、ディストリビューションポイントの割り当てなどの方法です。サンプルをそのまま実行することも、サンプルを基に独自のスクリプトを作成することもできます。
OpenAPI メソッドを呼び出してスクリプトを実行するには:
- KlAkOAPI.tar.gz アーカイブをダウンロードします。このアーカイブには、KlAkOAPI パッケージとサンプルが含まれています(アーカイブまたは OpenAPI リファレンスガイドからコピーできます)。KlAkOAPI.tar.gz アーカイブは、Kaspersky Security Center Linuxインストールフォルダーにもあります。
- 管理サーバーがインストールされているデバイス上の KlAkOAPI.tar.gz アーカイブから KlAkOAPI パッケージをインストールします。
OpenAPI メソッドを呼び出し、サンプルや独自のスクリプトを実行するのは、管理サーバーと KlAkOAPI パッケージがインストールされているデバイスでのみ実行できます。
ユーザーシナリオと Kaspersky Security Center OpenAPI メソッドのサンプルの一致
OpenAPI 経由で Linux Kaspersky Security Center と連携するアプリケーション
一部のアプリケーションは、OpenAPI 経由で Kaspersky Security Center Linux と連携します。Kaspersky Anti Targeted Attack Platform または Kaspersky Security for Virtualization などがこのようなアプリケーションに含まれます。また、OpenAPI に基づいて開発されたカスタムクライアントアプリケーションであることもあります。
OpenAPI 経由で Kaspersky Security Center Linux と連携するアプリケーションは管理サービスに接続します。管理サーバーへの接続用に IP アドレスの許可リストを設定している場合は、Kaspersky Security Center Linux の OpenAPI を使用するアプリケーションをインストールしているデバイスの IP アドレスを追加してください。使用しているアプリケーションが OpenAPI によって動作しているかどうかについては、そのアプリケーションのヘルプを参照してください。