バックアップ
2024年4月26日
ID 88718
バックアップには、Kaspersky Secure Mail Gateway が処理前に保存するメッセージが格納されます。Kaspersky Secure Mail Gateway サーバーのセキュリティを確保するために、バックアップ内のメッセージにアクセスする権限は制限されています。
設定で[バックアップにメッセージを移動]チェックボックスがオンになっているルールがメッセージに適用される場合、指定された処理に関係なく元のメッセージがバックアップに保存されます。メッセージは、添付ファイルとともにバックアップに配置されます。
管理者モードでは、バックアップ内のすべてのメッセージに関する情報が表示されます。
関連する権限が付与されていれば、本製品の管理者はバックアップ内のメッセージに以下の処理を実行できます:
- バックアップ内のメッセージのフィルタリング
- メッセージ情報とスキャン結果の表示
- バックアップからのメッセージの配信。
- コンピューターへのメッセージのダウンロード
- バックアップからのメッセージの削除。
既定では、バックアップスペースの最大容量は 7 GB です。バックアップのサイズが既定のしきい値を超えると、最も古いメッセージから順にバックアップから削除されます。バックアップのサイズがしきい値を超えない値に戻ると、バックアップからのメッセージの削除は停止されます。
個人のバックアップ
ユーザーモードでは、個人のバックアップが、現在のユーザーのメッセージに関する情報とともに表示されます。
管理者が個人のバックアップの設定で該当するオプションをオンにしていれば、ユーザーは個人のバックアップを表示したり、メッセージに対して処理を実行したりできます。
個人のバックアップには、駆除、添付ファイルを削除する、メッセージを削除する のいずれかの処理が適用されたメッセージが含まれます。スキップ または 拒否 処理がメッセージに適用された場合、このメッセージはユーザーの個人のバックアップでは使用できません。
本製品のユーザーは個人のバックアップにあるメッセージに対して次の操作を実行できます:
- バックアップ内のメッセージのフィルタリング
- メッセージ情報とスキャン結果の表示
- バックアップからのメッセージの配信。
- バックアップからのメッセージの削除。
個人のバックアップから削除しても、メッセージはグローバルのバックアップから削除されません。グローバルのバックアップでは、メッセージに対するすべての処理を引き続き実行できます。
ユーザーの名前またはメールアドレスが、LDAP サーバードメイン内の別のユーザーまたはグループの名前またはメールアドレスと一致する場合、メッセージは個人のバックアップに配置されません。ユーザーのメールアドレスと名前は、それぞれが Active Directory ドメインコントローラーと問題なく同期された後に重複がないかどうかチェックされます。