MTA の詳細設定
MTA の詳細設定
2024年4月26日
ID 90599
MTA の詳細設定を変更するには:
- 本製品の Web インターフェイスで、[設定]→[ビルトイン MTA]→[詳細設定]セクションの順に選択します。
- [SMTP グリーティングテキスト]に、SMTP グリーティングでコード 220 に付属するテキストを入力します(smtpd_banner)。
既定値:
$myhostname ESMTP MTA
。 - [接続試行の最大回数]で、1 つのリモート SMTP クライアントが SMTP サーバーのサービスに 1 分間に接続を試行できる最大数を指定します(smtpd_client_connection_rate_limit)。
制限が不要な場合は 0 を指定します。
既定値は 0(制限なし)です。
- [同時接続試行の最大数]で、1 つのリモート SMTP クライアントが SMTP サーバーに同時に接続を試行できる最大数を指定します(smtpd_client_connection_count_limit)。
制限が不要な場合は 0 を指定します。
既定値は 50 です。
- [メール配信リクエストの最大数]で、1 つのリモート SMTP クライアントが SMTP サーバーに 1 分間に行えるメッセージ配信要求の最大数を、このメールサーバーがこれらのメッセージを受け取るかどうかを考慮せずに指定します(smtpd_client_message_rate_limit)。
制限が不要な場合は 0 を指定します。
既定値は 0(制限なし)です。
- [SMTP セッションの最大長]で、リモート SMTP クライアントから要求を受信し、SMTP サーバーから応答を送信するまでの最長期間を指定します(smtpd_timeout)。フィールドの横にあるドロップダウンリストで単位を選択します。
既定値は 30 秒です。
- [メッセージのキューの最大生存時間]で、メッセージを過渡的なエラーステータスでキューに保存する期間を指定します(maximal_queue_lifetime)。この期間を過ぎると、メッセージは配信不能と判断されます。フィールドの横にあるドロップダウンリストで単位を選択します。
既定値は 3 日です。
- [不達メッセージのキューの最大生存時間]で、バウンスメッセージを過渡的なエラーステータスでキューに保存する期間を指定します(bounce_queue_lifetime)。この期間を過ぎると、メッセージは配信不能と判断されます。フィールドの横にあるドロップダウンリストで単位を選択します。
既定値は 3 日です。
- [すべてのメッセージの BCC アドレス]で、MTA メール転送エージェントに受信されるすべてのメッセージの BCC 受信者のオプションメールアドレスを指定します(always_bcc)。
- [RFC 821 コンプライアンスに対してアドレス形式をチェックする]スイッチを使用して、
SMTP MAIL FROM
およびRCPT TO
のメールアドレスのチェックを有効化または無効化します。このチェックでは、アドレスが山括弧に囲まれているか、RFC 822 コメントやフレーズが含まれていないかを検証します(strict_rfc821_envelopes)。このスキャンにより、質の低いソフトウェアからのメッセージの受信を回避します。
この認証は既定で有効です。
- [受信者確認 SMTP VRFY を無効にする] スイッチを使用して、
SMTP VRFY
コマンドを有効化または無効化します(disable_vrfy_command)。SMTP VRFY
コマンドにより、特定のサービスによるメールアドレスの収集を回避します。この認証は既定で無効です。
- [応答で SMTP サーバーにより送信されない EHLO キーワード]セクションで、SMTP サーバーが外部 SMTP クライアントからの
EHLO
要求に応答するためにアナウンスしない、大文字と小文字を区別しないEHLO
コマンドの横のチェックボックスをオンにします(smtpd_discard_ehlo_keywords)。既定値は
dsn
、etrn
です。 RCPT TO
ヘッダーからのドメインに DNS サーバーの MX レコードと A レコードが含まれていない場合や、MX レコードの形式が崩れていた場合(たとえば、長さゼロの MX ホストアドレスが指定された場合)に、Kaspersky Secure Mail Gateway でメッセージ配信要求を拒否するには、[不明な受信ドメイン宛てのメッセージを拒否する]スイッチを[有効]に切り替えます。要求の拒否は既定で有効です。
- [受信者宛てのメッセージを拒否する]ドロップダウンリストで、SMTP 受信者アドレス検証のモードとして次のいずれかを選択します:
- 拒否しない。
受信者の検証は行われません。
- 未確認受信者を拒否する。
受信者のサーバーが使用できないか要求を拒否した場合、本製品はメッセージを拒否します(reject_unverified_recipient)。
既定値:未確認受信者を拒否する。
Kaspersky Secure Mail Gateway が信頼済みネットワークホストからメッセージを受信した場合、SMTP 受信者アドレス検証は実行されません。
受信者アドレスの SMTP 検証が無効になっている場合、存在しないアドレスにメッセージを配信しようとすると、配信失敗の通知が送信されます。これにより、メールトラフィックの量が増加し、メールサーバーの負荷が増大する可能性があります。
- 拒否しない。
- [保存]をクリックします。
MTA の詳細設定が実行されます。
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