カスペルスキー パスワードマネージャーがデータを保護するしくみ

2023年8月4日

ID 153892

カスペルスキー パスワードマネージャーは、Advanced Encryption Standard(AES)に基づく対称キーアルゴリズムを使用してデータを暗号化します。キーは、Password-Based Key Derivation Function 2(PBKDF2)を使用してメインパスワードから派生します。

AESアルゴリズムは極秘データを保護するために世界中で使用されています。このアルゴリズムはRAM要件が低いため、数秒でデータの暗号化と復号化が行われます。

メインパスワード

メインパスワードは、カスペルスキー パスワードマネージャーに保存されているすべてのパスワードや大切な情報を保護するために本製品で使用されるただひとつのパスワードです。カスペルスキー パスワードマネージャーの初期設定時にメインパスワードを作成します。データが保存されたストレージにアクセスするには、メインパスワードを毎回入力する必要があります。お使いの端末がAndroid 6.0以降を搭載していて指紋認証に対応している場合は、本製品の設定で指紋認証機能が有効になっていると、メインパスワードを入力するかわりに指紋認証機能を使用してストレージのロックを解除できます。

メインパスワードには、大文字、小文字、数字、および特殊文字を8文字以上組み合わせて作成された強度の高いパスワードを使用することをおすすめします。

セキュリティ上の理由から、お客様のメインパスワードは端末およびクラウドストレージのいずれにも保存されません。メインパスワードは復元できないため、メインパスワードを記憶するか、メモして安全な場所に保管することをおすすめします。

メインパスワードを忘れると、保存したデータにアクセスできなくなります。メインパスワードを忘れた場合は、新しいストレージを作成して、新しいメインパスワードで保護する必要があります。そのあとで、新しいストレージに新しいデータを追加することができるようになります。

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