Kaspersky Security for Windows Server のパッチをインストールする方法
更新日: 2024年9月4日
Article ID: 13355
この記事は、Kaspersky Security 11.0.1 for Windows Server(バージョン 11.0.1.897)に関するものです。
2025 年 6 月 30 日をもって、 Kaspersky Security for Business の一部である Kaspersky Security for Windows Server(KSWS)の限定サポートが終了します。使い慣れた KSWS 機能を引き続き使用するには、 Kaspersky Endpoint Security for Windows への切り替えを推奨します。
Kaspersky Security Center を通じて、ローカルまたはリモートでパッチをインストールできます。
- パッチをローカルにインストールするには、パッチファイルを実行し、インストールウィザードの指示に従います。
- パッチをリモートでインストールするには、次の 手順 に従ってください。
パッチのインストール後も、 Kaspersky Security for Windows Server は引き続き動作しますが、製品アイコンが消える可能性があるため、[ スタート ] メニューから本製品を再度開く必要があります。
インストールパッケージの作成方法
- Kaspersky Security Centerを開き、[ 詳細 ] → [ リモートインストール ] → [ インストールパッケージ ]の順に移動します。
- [ インストールパッケージの作成 ] をクリックします。
x64 および x86 オペレーティングシステム用に、個別のパッチのインストールパッケージを作成する必要があります。
- [ 指定した実行ファイルのインストールパッケージを作成する ] を選択します。
- ショートカットの名前を入力し、[ 次へ ] をクリックします。
- [ 参照 ] をクリックし、パッチの実行ファイルへのパスを指定します:Kaspersky CompanyAccount からダウンロードしたアーカイブからファイルを抽出し、.MSP ファイル形式を選択します。
- [ 実行可能ファイルの起動設定(オプション) ] フィールドに、次のように入力します:
/norestart UNLOCK_PASSWORD=<パスワード> /qnKaspersky Security for Windows Server にパスワードが設定されている場合にのみ、UNLOCK_PASSWORD パラメータを使用してください。パスワードが設定されていない場合は、このパラメータを削除します。
パッチのインストール中は、Kaspersky Security for Windows Server を 管理するためのパスワード を一時的なものに変更することを推奨します。 - [ 次へ ] をクリックします。
- [ 完了 ] をクリックしてウィザードを完了します。
Kaspersky Security Center を使用してリモートでパッチをインストールする方法
Kaspersky Security Center 経由でリモートインストールを実行する前に、インストールパッケージ を作成します。
- 管理サーバーコンソールで、[ 詳細 ] → [ リモートインストール ] → [ インストールパッケージ ] の順に選択します。
- 作成したパッケージのコンテキストメニューで、[ アプリケーションのインストール ] を選択します。
- 次のいずれかのオプションを選択します:
- 管理グループを構成している場合は、[ 管理対象デバイスのグループへ製品をインストールする ]。
- 特定のコンピューターにパッチをインストールする場合は、[ インストールするデバイスの選択 ]。
- パッチをインストールするデバイスまたはデバイスグループを選択し、 [ 次へ ] をクリックします。
- 既定の設定を変えずに、[ 次へ ] をクリックします。
- [ デバイスを再起動しない ] を選択し、 [ 次へ ] をクリックします。
- デバイスにアクセスするためのアカウントを選択し、 [ 次へ ] をクリックします。
- [ 次へ ] をクリックしてインストールを開始します。
- [ 完了 ] をクリックします。
[ タスク ] ウィンドウでパッチのインストールの進行状況を監視できます。
デバイスにパッチがインストールされているかどうかをチェックする方法
ローカルでチェックする方法
- Windows ツールバーで、 Kaspersky Security for Windows Server のアイコンを右クリックし、[ 製品情報 ] を選択します。
- 表示されるウィンドウで、インストールされたパッチに関する情報を [ インストール済みのアップデート ] フィールドでチェックします。
Kaspersky Security Center でチェックする方法
- 管理コンソールを開き、 [ レポート ] タブに移動します。
- [ カスペルスキー製品のバージョンレポート ] のプロパティを開き、[詳細] フィールド に移動します。
- [ インストール済みのアップデート ] 列を追加し、[ OK ] をクリックします。
- レポートを更新します。
- [ インストール済みのアップデート ] 列で、 Kaspersky Security for Windows Server にインストールされているパッチに関する情報をチェックします。
パッチの削除方法
- パッチを削除する時に、Kaspersky Security for Windows Server を 管理するためのパスワード を無効にします。
- クライアントデバイスで、[ コントロールパネル ] → [ プログラムと機能 ] の順に移動します。
- インストールされた更新プログラムの表示を有効にします。
- リストからパッチを選択し、[ アンインストール ] をクリックします。
- Kaspersky Security for Windows Server を 管理するためのパスワード を有効にする
パッチのインストール中に問題が発生した場合の対処方法
- パッチのインストールパッケージのバージョンが、デバイスにインストールされている製品のバージョンと OS アーキテクチャ(x86/x64)と一致していることを確認します。
- ネットワークエージェントが管理サーバーに 正しく接続されている ことをチェックします。
- デバイスの オペレーティングシステム に、ハードウェアの問題 や不具合がないことを確認します。
問題が解決しない場合は、診断データ を収集し、Kaspersky CompanyAccount 経由でカスペルスキーテクニカルサポートへお問い合わせください。さらに、パッチのインストールログがある場合は、問い合わせに添付してください:
- パッチをローカルにインストールすると、インストールログがファイル MSI*.LOG として現在のユーザーの %temp% フォルダーに自動的に保存されます。
- Kaspersky Security Center 経由でリモートでパッチをインストールすると、インストールログはフォルダー %windir%\temp にファイル $msisetup-*.txt として自動的に保存されます。
また、パッチをリモートでインストールした場合は、インストールのトレースファイル を添付してください。