目次
- Kaspersky Endpoint Security の概要
- このバージョンの新機能
- Kaspersky Security Center 管理ツールによる Kaspersky Endpoint Security 機能の比較
- Kaspersky Endpoint Security のインストールとアンインストール
- 本製品の初回起動
- Kaspersky Endpoint Security のインターフェイス
- 通知について
- Kaspersky Endpoint Security のライセンス
- 標準タスクの実行
- 製品の詳細設定
- Kaspersky Security Network に参加する
- Kaspersky Security Center 管理コンソールからの製品の管理
- 企業ネットワークに Kaspersky Endpoint Security を導入する
- Kaspersky Endpoint Security バージョン 10 または 11 から 11.0.1 へのアップデート
- Kaspersky Endpoint Security のリモートインストールの準備
- コマンドラインからのネットワークエージェントの管理
- Kaspersky Endpoint Security のインストールとアンインストール
- Kaspersky Security Center からの製品の開始と停止
- タスクの作成と管理
- ポリシーの作成と管理
- ポリシーのプロファイルの作成と管理
- 検知したオブジェクトのレポートを生成する
- 暗号化されたディスクの回復キーを取得する
- Kaspersky Security Center Web コンソールおよび Cloud コンソールを経由する製品のリモート管理
- コマンドラインからの製品の管理
- テクニカルサポートへの問い合わせ
- 製品の情報源
- 付録
- サードパーティ製のコードに関する情報
- 商標に関する通知
Kaspersky Endpoint Security の概要
Kaspersky Endpoint Security は、macOS を搭載したコンピュータを、ウイルスなどのセキュリティ上の脅威から保護します。
ファイル脅威対策
ファイル脅威対策は、ファイルへのアクセスを補足し分析することで、コンピュータのファイルシステムをリアルタイムで保護します。詳細
ウェブ脅威対策
ウェブ脅威対策は、Safari、Google Chrome、Firefox で HTTP および HTTPS プロトコルを使用してコンピュータが送受信する情報を保護します。詳細
ネットワーク脅威対策
ネットワーク脅威対策は、オペレーティングシステムへの侵入を防止します。このコンポーネントは、サイバー攻撃者(ポートスキャン攻撃や総当たり攻撃を使用)およびこのような攻撃者がインストールするマルウェア(個人情報を攻撃者に送信するマルウェアを含む)から保護します。詳細
スキャン
Kaspersky Endpoint Security により、指定したスキャン範囲に対して、オンデマンドでウイルスなどのコンピュータのセキュリティに対する脅威を検知して、除去できます。Kaspersky Endpoint Security では、コンピュータの完全スキャン、重要領域の簡易スキャン、指定した範囲のスキャンを実行できます。詳細
アップデート
Kaspersky Endpoint Security は、カスペルスキーのアップデートサーバ、ディストリビューションポイント、またはシステム管理者が指定するその他のアップデート元から定義データベースと製品モジュールをアップデートします。また、アップデートされたすべてのファイルのバックアップコピーを作成して、前回のアップデート前の状態にロールバックできるようにします。詳細
バックアップ
Kaspersky Endpoint Security は、感染したファイルを駆除または削除する前にバックアップコピーを作成し、復元できるようにします。詳細
レポート
Kaspersky Endpoint Security では、製品コンポーネントに関連するイベントと動作に関するレポートが作成されます。詳細
通知
Kaspersky Endpoint Security では、通知を使用して、Kaspersky Endpoint Security の動作中の特定のイベントをユーザに知らせます。通知では音が鳴ることもあります。詳細
プロテクションセンター
Kaspersky Endpoint Security では、保護ステータスのメッセージがプロテクションセンターに表示されます。プロテクションセンターには、その時点でのコンピュータの保護ステータスに関する情報と、コンピュータのセキュリティに対する問題および脅威の解決方法が表示されます。詳細
Kaspersky Security Center を使用した本製品のリモート管理
Kaspersky Endpoint Security がインストールされたコンピュータの保護をリモートで管理することができます:保護機能の現在のステータスに関する情報が提供され、リモートから問題を解決し、コンピュータのセキュリティへの脅威に対応できます。また、保護機能(ファイル脅威対策、ウェブ脅威対策、またはネットワーク脅威対策)の有効と無効を切り替えたり、スキャン、定義データベースのアップデート、起動ディスクの暗号化、Kaspersky Endpoint Security のライセンス管理を実行したりすることができます。次のツールを使用して、Kaspersky Endpoint Security を管理できます:
注意:Kaspersky Endpoint Security がサポートする機能は、使用する管理ツールによって異なります。
FileVault ディスク暗号化
Kaspersky Endpoint Security により、FileVault ディスク暗号化のリモート管理が可能です。暗号化により、ユーザのコンピュータの起動ディスクに保存された機密データに対する不正なユーザアクセスを防止できます。
注意: FileVault ディスク暗号化機能は、Kaspersky Security Center 10 SP3 以降で使用できます。詳しくは、カスペルスキーのテクニカルサポートにお問い合わせください。
ウェブコントロール
ユーザによる Web サイトのアクセスをリモート管理できます。特定の URL、または URL のグループをブロックまたは許可の対象に設定できます。また、特定のカテゴリに属する Web サイトをその内容に基づいてブロックまたは許可の対象に設定できます。
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このバージョンの新機能
このヘルプは、Kaspersky Endpoint Security for Mac(バージョン 11.1 パッチ A 用)です。
新機能と強化点は次の通りです:
- システムイベントのレポートが、本製品の動作レポートに追加されました。
- 一部の不具合を修正し、機能を改善しました。
Kaspersky Security Center 管理ツールによる Kaspersky Endpoint Security 機能の比較
Kaspersky Endpoint Security がサポートする機能は、使用する管理ツールによって異なります(下の表を参照)。
次のツールを使用して、Kaspersky Endpoint Security を管理できます:
- Kaspersky Security Center 管理コンソールKaspersky Security Center 管理者のワークステーションにインストールされた Microsoft 管理コンソール(MMC)スナップイン。
- Kaspersky Security Center Web コンソール管理サーバーにインストールされている Kaspersky Security Center のコンポーネント。管理サーバーにアクセスできるすべてのコンピュータ上のブラウザを使用して、Web コンソールを操作できます。
- Kaspersky Security Center Cloud コンソールクラウドバージョンの Kaspersky Security Center。
Kaspersky Endpoint Security 機能の比較
機能
Kaspersky Security Center
管理コンソール
Web コンソール
Cloud コンソール
先進の脅威対策
Kaspersky Security Network
脅威対策
ファイル脅威対策
ウェブ脅威対策
ネットワーク脅威対策
セキュリティコントロール
ウェブコントロール
データ暗号化
FileVault ディスク暗号化
回復キー
タスク
ライセンスの追加
アップデート
ロールバック
スキャン
配布キット
Kaspersky Endpoint Security のインストールパッケージが含まれる配布キットには、次のファイルが含まれています:
- 使用可能な方法のいずれかによってアプリケーションをインストールするのに必要な各ファイル。
- 使用許諾契約書を含む license_<loc>.txt ファイル。
使用許諾契約書では、製品使用の条件が指定されます。
圧縮されたインストールパッケージのファイルにアクセスするには、インストールパッケージを解凍してください。
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システム要件
Kaspersky Endpoint Security のシステム要件は、次の通りです:
- Intel プロセッサが搭載された Mac
- 4 GB 以上のメモリ
- 2 GB 以上のディスク空き容量
- macOS 10.13~12 のオペレーティングシステム
注意:Kaspersky Endpoint Security バージョン 11.1 を macOS 12 で使用する場合、いくつかの制限事項があります。詳細は、既知の問題と制限事項を参照してください。これらの制限事項を回避するには、Kaspersky Endpoint Security をバージョン 11.2 Patch C 以降をインストールしてください。
- インターネット接続
対応ブラウザ:
- Safari
- Chrome
- Firefox
Kaspersky Endpoint Security は、次の仮想化ツールと互換性があります:
- Parallels Desktop 16 for Mac Business Edition
- VMware Fusion 11.5 Professional
- VMware Fusion 12 Professional
Kaspersky Security Center を使用すると、Kaspersky Endpoint Security をリモートで管理できます。Kaspersky Security Center 管理コンソールの管理プラグインと Kaspersky Security Center Webコンソールの Web プラグインを使用して Kaspersky Endpoint Security を管理するには、Kaspersky Security Center 12.0 が必要です。
注意:Kaspersky Endpoint Security for Mac 11.1 を Kaspersky Security Center 経由で管理するには、ネットワークエージェント(バージョン 12)をリモートコンピュータにインストールする必要があります。
インストールの準備
Kaspersky Endpoint Security をコンピュータにインストールする前に、次を実行することを推奨します:
- コンピュータがシステム要件を満たしていることを確認します。
- カスペルスキー インターネット セキュリティ for Mac などのアンチウイルス製品を削除し、システム上の競合を防止してパフォーマンスを最大化します。
注意: 本製品のリモートインストール前に、圧縮ファイル KES_profile.zip をカスペルスキーのテクニカルサポートサイトからダウンロードし、Apple Remote Management ツールを使用して設定プロファイル KES_profile.mobileconfig をクライアントコンピュータへ適用しておくことを推奨します。これにより、本製品に次の権限が許可されます:カーネル機能拡張とシステム機能拡張のインストール、フルディスクアクセス、ネットワーク接続の設定編集。
Kaspersky Endpoint Security のインストール
重要:このガイドに記載されている方法で Kaspersky Endpoint Security をインストールするようにしてください。
Kaspersky Endpoint Security は次のいずれかの方法でインストールできます:
- カスペルスキーの Web サイトからダウンロードできる配布キットを使用してローカルで。
- Apple Remote Desktop を使用してリモートで。
- Kaspersky Security Center の管理コンソールを使用してリモートで。
- Kaspersky Security Center Web コンソールまたは Kaspersky Security Center Cloud コンソールを経由してリモートで。
Kaspersky Security Center Web コンソールを使用してのカスペルスキー製品の導入に関する詳細については、Kaspersky Security Center のヘルプを参照してください。Kaspersky Security Center Cloud コンソールを使用したカスペルスキー製品の展開に関する詳細については、Kaspersky Security Center Cloud コンソールのヘルプを参照してください。
注意: 本製品のリモートインストール前に、圧縮ファイル KES_profile.zip をカスペルスキーのテクニカルサポートサイトからダウンロードし、Apple Remote Management ツールを使用して設定プロファイル KES_profile.mobileconfig をクライアントコンピュータへ適用しておくことを推奨します。これにより、本製品に次の権限が許可されます:カーネル機能拡張とシステム機能拡張のインストール、フルディスクアクセス、ネットワーク接続の設定編集。
Kaspersky Endpoint Security の標準インストールを実施する
Kaspersky Endpoint Security のカスタムインストールを実行する
Apple Remote Desktop を使用して本製品をインストールする
製品の使用準備
Kaspersky Endpoint Security のインストールが完了したら、次の操作を実行できます:
- Kaspersky Endpoint Security のアクティベーション:Kaspersky Endpoint Security をアクティベートするとコンピュータの保護が開始され、定義データベースおよびソフトウェアモジュールの定期的なアップデートや、スキャンタスクの実施、テクニカルサポートへのリクエストの送信が行えます。
- コンピュータの保護ステータスの確認
- Kaspersky Endpoint Security のアップデート
- ウイルスなどのマルウェアのスキャン
Kaspersky Endpoint Security のアンインストール
- 配布キットの DMG ファイルを開きます。
- 配布キットの内容のウインドウで、[アンインストール]をダブルクリックします。
Kaspersky Endpoint Security のアンインストーラが起動します。
- アンインストーラのウインドウで、[削除]をクリックします。
- 管理者の認証情報の入力画面で管理者の名前とパスワードを入力し、Kaspersky Endpoint Security のアンインストールを確定します。
Kaspersky Endpoint Security のアンインストールが開始されます。
- アンインストールの完了の情報を確認し、[終了]をクリックしてアンインストーラを終了します。
Kaspersky Endpoint Security がコンピュータからアンインストールされます。製品のアンインストール後、コンピュータを再起動する必要はありません。
本製品の初回起動
Kaspersky Endpoint Security は、コンピュータへのインストール後すぐに起動します。Mac の保護をすぐに開始するために、基本的な設定の指定が要求されます。
- マルウェア、ネットワーク攻撃、インターネット上の脅威から Mac を保護するのに必要な権限を本製品に対して許可してください。
許可する権限の詳細については、
をクリックしてください。
- Kaspersky Endpoint Security のアクティベーション:
注意:本製品の基本的な設定には、インターネット接続が必要です。
macOS 10.13 を実行するコンピュータ上では、本製品の正常な動作に必要なドライバをインストールする権限を本製品に許可するように要求されます。
macOS 10.14 / 10.15 を実行する Mac での本製品の初回起動
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メインウインドウ
メインウインドウの目的
Kaspersky Endpoint Security のメインウインドウでは、コンピュータの保護ステータス、ファイル脅威対策、ウェブ脅威対策、ネットワーク脅威対策のステータス、スキャンタスクやアップデートタスクの進行状況などの情報を確認できます。
メインウインドウでは次の操作も行うことができます:
- [スキャン]ウインドウを開き、スキャンタスクを管理する。
- [アップデート]ウインドウを開き、アップデートタスクを管理する。
- [ライセンス]ウインドウを開き、製品のライセンスを管理する。
- プロテクションセンターを表示する
メインウインドウにあるインジケータ
メインウインドウには、次のコントロールがあります:
- 保護ステータスのインジケータ(メインウインドウの色がインジケータに応じて決定されます)
- メインウインドウの下部にあるボタン
保護ステータスのインジケータは、現在のコンピュータの保護ステータスを示します:
- 緑色は、コンピュータのセキュリティレベルが最適であることを示します。
- 黄色と赤色は、Kaspersky Endpoint Security の設定または動作に問題があるという警告です。
保護ステータスのインジケータに加えて、メインウインドウの右側にはコンピュータの保護ステータスと、コンピュータのセキュリティの問題や脅威に関するプロテクションセンターからの最新情報が表示されます。スキャンタスクを実行中の場合、メインウインドウの[スキャン]の下に、タスクの進行状況(完了パーセンテージ)が表示されます。
メインウインドウ下部にあるボタンをクリックして次の処理を実行できます:
簡易スキャン、完全スキャン、オブジェクトスキャンの各スキャンタスクのウインドウを開く。 |
|
[アップデート]ウインドウを開く。 |
|
[ライセンス]ウインドウを開く。 |
Kaspersky Endpoint Security のアイコン
Kaspersky Endpoint Security がインストールされると、メニューバーに本製品のアイコンが表示されます。製品をアクティベートすると、このアイコンから製品のステータスを判断することができます。製品アイコンがアクティブである()場合、すべてまたは一部の保護コンポーネントが有効になっていることを表します。製品アイコンがアクティブではない(
)場合、すべての保護コンポーネントが無効です。
既定では、この製品アイコンは、メニューバーに常時表示されます。メニューバーの製品アイコンは非表示にすることもできます。
製品のウインドウを開くと、製品アイコンは Dock にも表示されます。
製品アイコンのメニューからメインウインドウにアクセスして、次の操作を実行できます:
- 保護機能を無効にする
- 保護機能を有効にする
- プロテクションセンターを表示する
- 簡易スキャンを開始する
- アップデートする
- [環境設定]ウインドウを表示する
- Kaspersky Endpoint Security を終了する
[環境設定]ウインドウ
[環境設定]ウインドウにある次のタブを使用して、それぞれの環境設定を簡単に行うことができます:
- 脅威対策:コンピュータの保護を有効または無効にしたり、ファイル脅威対策、ウェブ脅威対策、ネットワーク脅威対策を設定したりします。
- スキャン:スキャンタスクの環境設定とスキャンタスクの開始スケジュールを設定します。
- 脅威:検知するオブジェクトのカテゴリの選択、信頼リストの作成、バックアップの環境設定の編集が可能です。
- 詳細:Kaspersky Security Network へ参加するかどうかを選択します。
- アップデート:製品のアップデートの環境設定を行ったり、定義データベースを前のバージョンへロールバックしたりできます。
- インターフェイス:レポート、隔離、バックアップの環境設定を行い、トレースファイルへのデバッグ情報の記録を有効にするかどうかを選択します。
を使用すると、管理者権限を持たないユーザが Kaspersky Endpoint Security の環境設定を編集できないようにすることができます。このボタンは、本製品の[環境設定]ウインドウの下部にあります。環境設定を編集するには、管理者の資格情報を入力してください。
をクリックすると、現在のウインドウのすべての環境設定について説明した Kaspersky Endpoint Security のヘルプが表示されます。現在アクティブなウインドウについてのヘルプは、[ヘルプ]メニューから[このウインドウのヘルプを開く]を選択して表示することもできます。
通知について
Kaspersky Endpoint Security は、通知を表示して製品のイベントを知らせます。通知は、コンピュータのオペレーティングシステムのバージョンによっては、オペレーティングシステムの通知センターに表示されます。通知の外見は、オペレーティングシステムの通知環境設定で設定されているオプションによって異なります。
イベントは、その重要性に応じて次の 3 つの種別に分類されます:
- 緊急:コンピュータのセキュリティにとって重大な脅威になるイベント(悪意のあるオブジェクト、脆弱性、Kaspersky Endpoint Security の問題の検知)。緊急イベントにはすぐに対応する必要があります。緊急イベントについての通知は無効にしないでください。
- 重要:早急な対応は必要ないが、今後、コンピュータのセキュリティにとって脅威になる可能性のあるイベント。
- 情報:情報のために報告されるイベント。
通知が有効か無効かにかかわらず、製品のレポートには、Kaspersky Endpoint Security の動作中に発生したイベントに関する情報が記録されます。
通知では音が鳴ることもあります(たとえばウイルス検知の通知)。通知音を無効にすることができます。
イベントに対して操作が必要な場合、通知ウインドウが表示されます。たとえば、悪意のあるオブジェクトが検知された場合、そのオブジェクトを削除するか駆除するかを選択するメッセージが表示されます。通知ウインドウは、処理を選択するまで表示されます。
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使用許諾契約書について
使用許諾契約書は、ユーザと AO Kaspersky Lab との間で交わされる契約であり、製品の使用条件が定められています。
重要:製品を使い始める前に、使用許諾契約書をよく読んでください。
使用許諾契約書の条項は、次の方法で確認することができます:
- Kaspersky Endpoint Security のインストール時
- 製品のインストールフォルダの license.txt を読む
Kaspersky Endpoint Security をインストールすることで、使用許諾契約書の条項について理解し同意したことになります。使用許諾契約書の条項に同意しない場合は、Kaspersky Endpoint Security のインストールをキャンセルし、製品を使用しないでください。
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ライセンスについて
ライセンスは、使用許諾契約書に基づいて提供される、製品を使用する期限付きの権利です。
ライセンスを取得すると、次のサービスを利用できます:
- 使用許諾契約書の条項に沿った製品の使用
- テクニカルサポートの利用
サービスの範囲と有効期間は、製品のアクティベーションに使用されたライセンスの種別によって異なります。
次のライセンス種別があります:
- 試用版:製品の試用を目的とした無償ライセンス。
試用版ライセンスは通常、有効期間が短く設定されています。試用版ライセンスの有効期限が切れると、すべての Kaspersky Endpoint Security 機能が無効になります。本製品を引き続き使用するには、製品版ライセンスを購入する必要があります。
試用版ライセンスを使用して製品をアクティベートできるのは一度だけです。
- 製品版:製品の購入時に提供される有償ライセンス。
製品版ライセンスの有効期限が切れると、本製品の主要な機能が無効になります。Kaspersky Endpoint Security を引き続き使用する場合は、製品版ライセンスを更新してください。ライセンスを更新する計画がない場合は、本製品をコンピュータから削除する必要があります。
有効期間が終了する前にライセンスを更新し、すべてのセキュリティ脅威から最大限に保護された環境を維持できるようにしてください。
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定額制サービスについて
Kaspersky Endpoint Security の定額制サービスは、特定のパラメータ(有効期間終了日、保護対象のデバイスの台数)を持つ購入注文です。Kaspersky Endpoint Security の定額制サービスは、サービスプロバイダー(ご利用の ISP など)から注文できます。定額制サービスは、サービスプロバイダーの Web サイトの加入者用ページで管理できます。定額制サービスの更新やキャンセル、期間の短縮、保護対象のデバイスの台数の変更などが可能です。
定額制サービスには、有効期限あり(1 年など)と無期限(有効期限なし)があります。有効期限付きの定額制サービスの期間終了後に Kaspersky Endpoint Security を引き続き利用する場合は、手動で更新する必要があります。有効期限がない定額制サービスの場合、サービスプロバイダーに料金を支払い続けている限り、自動で更新されます。
有効期限付きの定額制サービスを利用している場合、有効期間が終了すると、サービスを更新するための猶予期間が付与されます。この猶予期間中は、本製品を引き続き使用できます。
定額制サービスのアップデートの期限、およびサービス更新の猶予期間の終了後も本製品を引き続き使用できますが、定義データベースがアップデートされなくなります。
定額制サービスのアップデートと保護の期限、およびサービス更新の猶予期間の終了後、本製品はコンピュータの保護を停止します。
定額制サービスを利用するには、サービスプロバイダーから提供されたアクティベーションコードを追加する必要があります。定額制サービスを利用している場合、別のアクティベーションコードを使用して定額制サービスを更新することはできません。定額制サービスの有効期間の終了後か、定額制サービスをキャンセルした場合に限り、別のアクティベーションコードを適用できます。定額制サービスをキャンセルするには、Kaspersky Endpoint Security を購入したサービスプロバイダーまでご連絡ください。
注意:別のアクティベーションコードは、現在のライセンスが削除されないと適用できません。定額制サービスにはライセンス情報ファイルは含まれていません。定額制サービスは予備のライセンスとして追加できません。予備のライセンスは、定額制サービスの使用時には追加できません。
既に有効なライセンスで Kaspersky Endpoint Security を使用していて定額制サービスに切り替えたい場合は、現在のライセンスを削除してください。その後、定額制サービスのライセンスで製品をアクティベートできます。このコンピュータで製品のアクティベートに以前使用していたアクティベーションコードは、別のコンピュータで使用できます。
注意:利用可能な定額制サービスのオプションは、サービスプロバイダーによって異なる場合があります。サービスプロバイダーによっては、定額制サービスを更新する際の猶予期間がない場合があります。
ライセンス証明書について
ライセンス証明書とは、ライセンス情報ファイルまたはアクティベーションコードに付随して受け取る文書です。
ライセンス証明書には、提供されたライセンスに関する次の情報が含まれています:
- ライセンス情報またはオーダー番号
- ライセンスが適用されるユーザの情報
- 提供されたライセンスを使用したアクティベーションが可能である製品の情報
- ライセンスの上限(提供されたライセンスで使用可能な製品が使用できるデバイスの台数など)
- ライセンスの有効期間の開始日
- ライセンスの有効期間または有効期間の終了日
- ライセンス種別
ライセンス情報について
ライセンス情報とは、使用許諾契約書の条項に基づいてアクティベーションを適用して製品を使用できる数値の並びです。ライセンス情報は、カスペルスキーによって生成されます。
製品にライセンス情報を追加するには、ライセンス情報ファイルを適用するか、アクティベーションコードを入力します。ライセンス情報は、製品に追加した後、インターフェイスに一意の英数字の並びで表示されます。
使用許諾契約書の条項に違反した場合、カスペルスキーがライセンス情報をブロックします。ライセンス情報がブロックされた際に、製品を使用したい場合は、別のライセンス情報を追加する必要があります。
ライセンスには、現在のライセンスと予備のライセンスがあります。
現在のライセンスは、現在製品で使用されているライセンスです。現在のライセンスは、試用版ライセンス、製品版ライセンス、定額制サービスのいずれかを追加できます。現在のライセンスに指定できるのは 1 つだけです。
予備のライセンスは、現在使用されていない、製品の使用ライセンスです。現在のライセンスの有効期間が終了すると、予備のライセンスが自動的に現在のライセンスになります。予備のライセンスは、現在のライセンスが追加されていないと追加できません。
試用版ライセンスは現在のライセンスとして追加することができます。試用版ライセンスを予備のライセンスとして追加することはできません。試用版ライセンスが有効な場合、予備のライセンスを追加することはできません。
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アクティベーションコードについて
アクティベーションコードは、一意の 20 文字の半角英数字です。 Kaspersky Endpoint Security をアクティベートするライセンス情報を追加するには、アクティベーションコードを入力する必要があります。アクティベーションコードは、Kaspersky Endpoint Security を購入した時、または Kaspersky Endpoint Security の試用版をリクエストした時に指定したメールアドレスに送られます。
アクティベーションコードを使用して製品をアクティベートするには、カスペルスキーのアクティベーションサーバに接続するためにインターネット接続が必要です。
製品のインストール後にアクティベーションコードを紛失した場合は、再度入手できます。アクティベーションコードは、カスペルスキーカンパニーアカウントの登録などに必要になることがあります。アクティベーションコードを復元するには、カスペルスキーのテクニカルサポートにお問い合わせください。
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ライセンス情報ファイルについて
ライセンス情報ファイルは、カスペルスキーにより提供される、拡張子 .key を持つファイルです。ライセンス情報ファイルを追加することで本製品のアクティベーションが実行されるよう設計されています。
Kaspersky Endpoint Security の購入時または試用版の Kaspersky Security の注文時に登録したメールアドレスで、ライセンス情報ファイルを受け取ります。
ライセンス情報ファイルを使って本製品のアクティベーションを実行するために、カスペルスキーのアクティベーションサーバに接続する必要はありません。
誤ってライセンス情報ファイルを削除してしまった場合は、復元することができます。カスペルスキーカンパニーアカウントを登録する際に、ライセンス情報ファイルが必要になる場合があります。
ライセンス情報ファイルを復元するには、次の処理のいずれかを行います:
- ご購入元の販売代理店へ問い合わせる
- カスペルスキーの Web サイトで、使用可能なアクティベーションコードを使用してライセンス情報ファイルを取得する
データ提供について
使用許諾契約書
Kaspersky Endpoint Security をアクティベーションコードでアクティベートする場合、カスペルスキー製品が合法的に使用されていることを確認し、配信と使用に関する統計情報を提供するため、Kaspersky Endpoint Security の使用時に次の情報を自動的に提供することに同意したことになります:
- インストールされた本ソフトウェアの種別、バージョンおよび言語。
- インストールされたアップデートのバージョン。
- 端末の識別子、およびこの端末への本ソフトウェアのインストールの識別子。
- アクティベーションコードと使用中のライセンスの一意なアクティベーション識別子。
- オペレーティングシステムの種別、バージョンおよびビット数。
- 本ソフトウェアが仮想環境上にインストールされている場合はその仮想環境の名前。
- 情報が提供された時に動作中の本ソフトウェア機能の識別子。
- サポートされているデータソース。
- タイムアウト。
- ユーザのコンピュータの日付と時刻。
- プロトコルバージョン。
- プロトコルコンテンツ種別。
- プロトコルコンテンツの長さ。
- 使用されるデータ圧縮の種別。
- アクティベーションチケットの署名の種別。
- 地域のアクティベーションセンターの識別子。
- SHA1 アルゴリズムを使用して計算されたアクティベーションコードハッシュ。
- SHA1 アルゴリズムを使用して計算されたチケット本体ハッシュ。
- ライセンスチケットの作成日時。
- ライセンスアクティベーションの識別子。
- 現在のライセンスチケットの識別子。
- ライセンスチケットシーケンスの識別子。
- ライセンスアクティベーションの日付と時刻。
- ライセンス終了の日付と時刻。
- ライセンスのステータス。
- ライセンスのバージョン。
- ユーザのコンピュータの一意な識別子。
- ライセンスチケットヘッダーのバージョン。
- アプリケーションの名前。
- 転送されたデータ種別。
- 転送されたデータのスキームバージョン。
- オペレーティングシステムの詳細バージョン。
- 使用されている仮想マシンの記述。
- 互換性のあるアプリケーションの ID リスト。
カスペルスキーのアップデートサーバを使用してアップデートをダウンロードする場合、アップデート手続きの効率化を図る目的で、データベースやモジュールのアップデートの際のアプリケーション識別のため、次の情報を定期的に提供することに同意します:
- ソフトウェア ID(AppID)。
- 現在のライセンスの識別子。
- ソフトウェアインストールの一意の識別子(InstallationID)。
- アップデートタスク起動の一意の識別子(SessionID)。
- ソフトウェアのバージョン(BuildInfo)。
Kaspersky Security Network(KSN)に関する声明
KSNを使用すると、情報やネットワークセキュリティの脅威に対するソフトウェアの反応速度が向上する場合があります。前述の目的は次の項目により実現します:
- スキャン対象のオブジェクトの評価の決定。
- 検知の回避策が複雑化した情報セキュリティ上の未知の脅威やその発生源の識別。
- 速やかに適切な手段を講じることでの、ユーザのコンピュータ上で保存および処理されるデータの保護レベルの向上。
- 誤検知の可能性の減少。
- 本ソフトウェアの機能の効率の向上。
- ユーザのコンピュータの感染に関する調査。
- カスペルスキー製品のパフォーマンス向上。
- 既知のオブジェクトの評価や検知件数についての参照情報の受信。
- 本ソフトウェアのインストール、アンインストール、アップデートに関連するエラーの迅速な検出および修正。
KSN の使用中に、カスペルスキーはデータを自動的に受信し処理します:ユーザにより送信されるデータは、インストールされたライセンスの種別および Kaspersky Security Network の使用設定により異なります。
1~4 ノード用のライセンスを使用している場合、権利者は Kaspersky Security Network の使用中に次のデータを自動的に受け取り処理します。
- 適用されているライセンスの情報:ライセンスの種別および有効期間、ライセンスの有効期限までの日数、ライセンスの購入元である代理店の識別子、地域のアクティベーションセンターの識別子、アクティベーションコードのチェックサム、SHA1 アルゴリズムを使用して計算されたチケットボディのハッシュ、ライセンスチケットの作成日時、ライセンス情報の識別子、ライセンスチケットの識別子、ライセンスチケットのシーケンスの識別子、ユーザのコンピュータの一意な識別子、ライセンスチケットが有効になった日付、ライセンスチケットの有効期限、ライセンスチケットの現在のステータス、チケットヘッダーのバージョン、ライセンスのバージョン、チケットヘッダーの署名に使用された証明書の識別子、ライセンスファイルのチェックサム、チケットヘッダーの署名元のシリアル番号、認証トークン。
- 本ソフトウェアの詳細バージョン、インストールされた本ソフトウェアの種別、ソフトウェアアップデートの識別子、評価サービスの識別子、プロトコル種別の識別子、地域のアクティベーションセンターの識別子、本ソフトウェアのサービスの決定のうち取り消されたもののリストのバージョン、トリガーされた本ソフトウェアの定義データベースのレコードの識別子、トリガーされた本ソフトウェアの定義データベースのレコードのタイムスタンプ、トリガーされた本ソフトウェアの定義データベースのレコードの種別、本ソフトウェアの端末へのインストールのインスタンスの一意な識別子、ライセンスがアクティベートされた日付、ライセンスの有効期限日、ライセンスの識別子、本ソフトウェアが使用中のライセンスのステータス、処理中のオブジェクトのチェックサム種別、検知されたマルウェアの名前、ユーザの端末またはデータに損害を与える目的で使用される可能性がある正規のソフトウェアの名前、処理中のオブジェクトのチェックサム、本ソフトウェアのアクティベーションコードのチェックサム、本ソフトウェアの詳細バージョン、一意な端末の識別子、本ソフトウェアの識別子、本ソフトウェアのライセンス情報ファイルのチェックサム、本ソフトウェアのライセンスの提供に使用された情報形式の識別子、本ソフトウェアのライセンスチケットのヘッダーへの署名に使用される証明書の識別子、本ソフトウェアのライセンスチケットの作成日時、本ソフトウェアのライセンスチケットのチェックサム、本ソフトウェアのライセンスチケットのバージョン、本ソフトウェアのアクティベーションコードのバージョン、権利者のインフラストラクチャへのリクエストに含まれるデータの形式、使用中のライセンスチケットの識別子、本ソフトウェアのコンポーネントの識別子、本ソフトウェアの動作の結果、エラーコード、アクセスされた Web サービスのアドレス(URL、IP)、ポート番号、Web サービスのリクエスト元の URL(リファラー)。
5 ノード以上用のライセンスを使用している場合、権利者は Kaspersky Security Network の使用中に次のデータを自動的に受け取り処理します。
- 端末にインストールされているオペレーティングシステム(OS)やサービスパックのバージョンに関する情報、OS カーネルファイルのバージョンおよびチェックサム(MD5、SHA2-256、SHA1)、OS 実行モードの識別子。
- 以前、OS の再起動が失敗した履歴:再起動に失敗した回数。
- インストールされている本ソフトウェアに関する情報およびアンチウイルス保護状況:端末へのインストールの一意な識別子、本ソフトウェア種別の識別子、インストールされている本ソフトウェアの詳細バージョン、本ソフトウェアの設定バージョンの識別子、端末の種別の識別子、本ソフトウェアがインストールされた端末の一意な識別子、カスペルスキーが提供するサービス内のお客様の一意な識別子、言語および動作状況、インストールされた本ソフトウェア機能のバージョンおよびその動作状況、カスペルスキーが提供するサービスへの接続に使用されたプロトコルのバージョン。
- 本ソフトウェアの詳細バージョン、インストールされた本ソフトウェアの種別、ソフトウェアアップデートの識別子、評価サービスの識別子、プロトコル種別の識別子、地域のアクティベーションセンターの識別子、本ソフトウェアのサービスの決定のうち取り消されたもののリストのバージョン、トリガーされた本ソフトウェアの定義データベースのレコードの識別子、トリガーされた本ソフトウェアの定義データベースのレコードのタイムスタンプ、トリガーされた本ソフトウェアの定義データベースのレコードの種別、本ソフトウェアの端末へのインストールのインスタンスの一意な識別子、ライセンスがアクティベートされた日付、ライセンスの有効期限日、ライセンスの識別子、本ソフトウェアが使用中のライセンスのステータス、処理中のオブジェクトのチェックサム種別、検知されたマルウェアの名前、ユーザの端末またはデータに損害を与える目的で使用される可能性がある正規のソフトウェアの名前、処理中のオブジェクトのチェックサム、本ソフトウェアのアクティベーションコードのチェックサム、本ソフトウェアの詳細バージョン、一意な端末の識別子、本ソフトウェアの識別子、本ソフトウェアのライセンス情報ファイルのチェックサム、本ソフトウェアのライセンスの提供に使用された情報形式の識別子、本ソフトウェアのライセンスチケットのヘッダーへの署名に使用される証明書の識別子、本ソフトウェアのライセンスチケットの作成日時、本ソフトウェアのライセンスチケットのチェックサム、本ソフトウェアのライセンスチケットのバージョン、本ソフトウェアのアクティベーションコードのバージョン、権利者のインフラストラクチャへのリクエストに含まれるデータの形式、使用中のライセンスチケットの識別子、本ソフトウェアのコンポーネントの識別子、本ソフトウェアの動作の結果、エラーコード、アクセスされた Web サービスのアドレス(URL、IP)、ポート番号、Web サービスのリクエスト元の URL(リファラー)。
- スキャンしたすべてのオブジェクトおよび処理に関する情報:スキャンしたオブジェクトの名前、スキャン日時、ダウンロード元 URL およびリファラーのアドレス、スキャンしたファイルのサイズおよびパス、圧縮された状態を示すフラグ、ファイルの作成日時、圧縮ソフトウェアの名前、サイズおよびチェックサム(MD5、SHA2-256)(ファイルが圧縮されている場合)、ファイルの情報量、ファイルの種別、ファイル種別のコード、ファイルが実行可能であるかどうかのフラグ、識別子と形式、オブジェクトのチェックサム(MD5、SHA2-256)、オブジェクトの追加チェックサムの種別および値、オブジェクトのデジタル署名(証明書)に関する情報:証明書の発行元に関する情報、前回の統計が送信されてからオブジェクトが実行された回数、本製品のスキャンタスクの識別子、オブジェクトの評価に関する情報の受信手段、TARGET フィルターの値、適用可能な検知技術の技術的パラメータ。
実行ファイルの場合:ファイルセクションの情報量、評価の検証フラグまたはファイルの署名フラグ、検証対象のオブジェクトに読み込まれたアプリケーションの名前、種別、種別の識別子、チェックサム(MD5)およびサイズ、アプリケーションのパスおよびテンプレートのパス、自動実行リストの署名、エントリの日時、属性のリスト、圧縮ソフトウェアの名前:アプリケーションの署名に関する情報:発行者の証明書、アップロードされたファイルの MIME 形式での名前、ファイルが作成された日時。
- 実行中のアプリケーションおよびそのモジュールに関する情報:実行中のファイルのチェックサム(MD5、SHA2-256)、ファイルのサイズ、属性、作成日時、PE ヘッダー情報、圧縮ソフトウェアの名前(ファイルが圧縮されている場合)、ファイル名、システム上で実行されているプロセスに関する情報(プロセス識別子(PID)、プロセス名、プロセスを開始したアカウントに関する情報、プロセスを開始したアプリケーションおよびコマンド、プロセスのファイルへの完全パスおよび開始したコマンドライン、プロセスが属するアプリケーションの説明(アプリケーション名および製造元の情報)、使用される電子証明書およびそれらの正当性を検証するために必要な情報またはファイルのデジタル署名が存在しない旨のフラグ)、プロセスに読み込まれたモジュールの情報:名前、サイズ、種別、作成日、属性、チェックサム(MD5、SHA2-256、SHA1)およびパス、PE ファイルのヘッダー情報、圧縮ソフトウェア名(ファイルが圧縮されている場合)、統計情報の有効性および使用可否に関する情報、送信される統計情報の生成条件の識別子。
- 脅威または脆弱性が検知された場合、検知されたオブジェクトに関する情報に加え、次の情報が提供されます:定義データベース中のレコードの識別子、バージョンおよび種別、権利者の分類による脅威名、定義データベースの最終アップデート日時、実行ファイルの名前、脅威が検知された URL をリクエストしたアプリケーションのファイルのチェックサム(MD5)、検知した脅威の IP アドレス(IPv4 または IPv6)、脆弱性の識別子および脅威レベル、脅威を検知した Web ページの URL および参照元。
- 悪意のある可能性があるオブジェクトが検知された場合、プロセスのメモリ内のデータに関する情報が提供されます。
- ネットワーク攻撃の情報:攻撃元コンピュータの IP アドレスおよびユーザのコンピュータ上でネットワーク攻撃の標的にされたポート番号、攻撃プロトコルの ID、名前および攻撃種別。
- ネットワーク接続に関する情報:ポートを開いたプロセスを起動したファイルのバージョンおよびチェックサム(MD5、SHA2-256、SHA1)、プロセスファイルのパスおよび電子署名、ローカルおよびリモートの IP アドレス、ローカルおよびリモート接続のポート番号、接続状況、ポートが開かれた時刻。
- 危険なオブジェクトまたは疑わしいオブジェクトを検知した Web ページの URL および IP アドレス、この URL をリクエストしたファイルの名前、サイズおよびチェックサム、識別子、検知結果の決定基準に使用されたルールの重み係数および度数、攻撃の目的に関する情報。
- インストール済み本ソフトウェアおよび定義データベースのアップデートに関する情報:アップデートタスクの完了状況、アップデート中に発生した可能性のあるエラーの種別、失敗したアップデートの数、アップデートを実行した本ソフトウェア機能の識別子。
- 本サービスの使用に関する情報:本サービスの識別子、本製品の識別子、本製品の詳細バージョン、お客様の端末の匿名化された IP アドレス、本サービスへのリクエストの実行品質を示す指標、本サービス用パケットの処理品質を示す指標、本サービスへのリクエスト数を示す指標およびリクエストの種別に関する情報、統計情報の送信を開始した日時と終了した日時、本サービスの設定のアップデートに関する情報: アクティブな設定の識別子、受け取った設定の識別子、設定のアップデートのエラーコード。
- イベントに関するシステムログ内の情報:イベントのタイムスタンプ、イベントが検知されたログの名前、イベントの種別およびカテゴリ、イベントの発生源の名前およびイベントの説明に関する情報。
- ファイルおよび URL の評価決定に関する情報:評価が要求された URL とその参照元、接続のプロトコルの種別、アプリケーション種別の内部 ID、使用されているポートの番号、ユーザの ID、スキャンされたファイルのチェックサム(MD5)検知された脅威の種別、脅威の検知に使用したレコードに関する情報(定義データベースのレコードの ID、レコードのタイムスタンプと種別)。
- 本ソフトウェアの地域分配に関する情報:本ソフトウェアのインストールおよびアクティベーションの日付、本ソフトウェアのアクティベーション用のライセンスを提供した代理店の識別子、本ソフトウェアの識別子、本ソフトウェアの言語版の識別子、本ソフトウェアのアクティベーションライセンスのシリアル番号、KSN に参加しているかどうかのフラグ。
- 適用されているライセンスの情報:ライセンスの種別および有効期間、ライセンスの有効期限までの日数、ライセンスの購入元である代理店の識別子、地域のアクティベーションセンターの識別子、アクティベーションコードのチェックサム、SHA1 アルゴリズムを使用して計算されたチケットボディのハッシュ、ライセンスチケットの作成日時、ライセンス情報の識別子、ライセンスチケットの識別子、ライセンスチケットのシーケンスの識別子、ユーザのコンピュータの一意な識別子、ライセンスチケットが有効になった日付、ライセンスチケットの有効期限、ライセンスチケットの現在のステータス、チケットヘッダーのバージョン、ライセンスのバージョン、チケットヘッダーの署名に使用された証明書の識別子、ライセンスファイルのチェックサム、チケットヘッダーの署名元のシリアル番号、認証トークン。
- 端末上にインストールされたハードウェアに関する情報:種別、名前、機種、ファームウェアのバージョン、搭載または接続された装置のパラメータ。
- ウェブコントロール機能の動作に関する情報:機能のバージョン、当該カテゴリに分類された理由および関連情報、分類された URL、ブロックまたは分類されたオブジェクトのホストの IP アドレス。
また、本ソフトウェアの提供する保護機能の効率性を向上させるため、権利者は、端末に損害を与え、情報セキュリティ上の脅威を作成する目的で侵入者に悪用される可能性のあるオブジェクトを受け取ることがあります。具体的なオブジェクトは次の通りです:
- 実行または非実行ファイルまたはその一部
- 端末の RAM の領域
- OS 起動時に採用されるセクタ
- ネットワーク通信のデータパケット
- 疑わしい、および悪意のあるオブジェクトを含む Web ページまたはメール
- WMI リポジトリ上のクラスおよびそれらのインスタンスの記述
- アプリケーション活動に関するレポート
アプリケーション活動に関するレポートには、ファイルおよびプロセスに関する次のデータが含まれます:
- 送信されるファイルの名前、サイズおよびバージョン、説明およびチェックサム(MD5、SHA2-256、SHA1)、ファイル形式の識別子、ファイルの製造元の名前、ファイルが属するアプリケーションの名前、端末上の完全パス、ファイルのパステンプレートコード、ファイルの作成日時および更新日時。
- 証明書の有効期間の開始日時と終了日時(ファイルにデジタル署名がある場合)、署名適用の日時、証明書の発行者名、証明書の所有者に関する情報、証明書のフィンガープリント、公開鍵およびそれぞれの生成アルゴリズム、証明書のシリアル番号。
- プロセスを実行したアカウント名。
- プロセスが実行されている端末名のチェックサム(MD5、SHA2-256、SHA1)。
- プロセスウインドウのタイトル。
- 定義データベースの識別子、権利者の分類による検知された脅威の名前。
- 本製品で使用中のライセンスに関するデータ、識別子、種別および有効期限。
- 情報を提供した時の端末上のローカル時間。
- プロセスがアクセスしたファイルの名前とパス。
- プロセスがアクセスした URL と IP アドレス。
- 実行中のファイルをダウンロードした URL および IP アドレス。
また、誤検知を防ぐ目的で、権利者は信頼済みの実行または非実行ファイル、およびそれらの一部を受け取ることがあります。
Kaspersky Security Network 声明を読む
トレースファイルには、次の情報が保存されます:
- 端末とオペレーティングシステムに関する情報(デバイスの一意な識別子、デバイスの種別、ネットワークデバイスの MAC アドレス、オペレーティングシステムの種別、オペレーティングシステムのバージョン)。
- 本製品および本製品のモジュールの動作に関する情報。
- 定額制サービスに関する情報(定額制サービスの種別、地域)。
- 言語、アプリケーションの識別子、アプリケーションのカスタマイズ、アプリケーションのバージョン、アプリケーションのインストールの一意な識別子、端末の一意な識別子に関する情報。
- ウイルス対策による端末の保護の状態、処理または検知されたすべてのオブジェクトおよびその対処(検知されたオブジェクトの名前、検知日時、ダウンロード元の URL、感染したファイルの名前とサイズ、それらのファイルのパス、攻撃元コンピュータの IP アドレスとネットワーク攻撃の標的になったポートの番号、マルウェアによる活動のリスト、望ましくない URL)、製品およびユーザによる関連する操作および決定。
- ユーザがダウンロードしたアプリケーションに関する情報(URL、属性、ファイルサイズ、ダウンロードプロセスに関する情報)。
- 起動したアプリケーションおよびそのモジュールに関する情報(サイズ、属性、作成日、PE ヘッダーの詳細、地域、製品名、場所、パッカー)。
- インストールされているカスペルスキー製品のインターフェイスのエラーや使用に関する情報。
- ネットワーク接続に関する情報:リモートコンピュータおよびユーザのコンピュータの IP アドレス、接続に使用されたポート番号、接続のネットワークプロトコル。
- IT および通信ネットワークを介してコンピュータから送受信されたネットワークパケットに関する情報。
- 送受信されたメールおよびインスタントメッセージに関する情報。
- アクセスされた URL に関する情報:オープンなプロトコルを使用して接続が確立された時間、Web サイトのログインおよびパスワードに関する情報、Cookie の内容。
- サーバの公開証明書。
トレースファイルには、本製品の修正に必要な情報のみが含まれます。カスペルスキーは、本製品の動作中に発生したエラーと関係があるインシデントを調査するため、トレースファイルを使用します。
既定では、トレースファイルの作成は無効になっています。トレースファイルの作成は、本製品のインターフェイス上で有効にできます。
トレースファイルのカスペルスキーへの送信は、手動でのみ可能です。Kaspersky Endpoint Security が自動的にトレースファイルをカスペルスキーに送信することはありません。
トレースファイルのカスペルスキーへの送信方法を選択できます。
カスペルスキーへトレースファイルを送信する前に、含まれるデータを確認してください。
重要:トレースファイルには、個人情報または機密情報が含まれる可能性があります。カスペルスキーへトレースファイルを送信することで、送信したトレースファイル内のすべての情報をカスペルスキーに提供することに同意し、送信時に使用された方法にも同意したことになります。
コンピュータまたはデータに損害を与えるために悪用された可能性があるファイルやファイルの一部も、解析のために追加でカスペルスキーに提供されることがあります。
カスペルスキーは、このようにして受け取ったすべての情報を法律および適用可能なカスペルスキーの内規に基づいて保護します。データはセキュアな通信で転送されます。
Kaspersky Security Network への参加は任意です。Kaspersky Security Network に参加するかどうかは、Kaspersky Endpoint Security のインストール時に決定します。ただし、インストール後にいつでも変更できます。
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Kaspersky Endpoint Security のアクティベーション
重要:Kaspersky Endpoint Security をアクティベートする前に、コンピュータの現在の日時が実際の日時と一致していることを確認してください。
アクティベーションの実行では、本製品にライセンスを追加します。
注意:製品をアクティベートするには、インターネット接続が必要です。
アクティベーションコードでのアクティベートが完了すると、次の情報が[ライセンス]ウインドウに表示されます:
- 現在のライセンス
- ライセンスまたは定額制サービスの契約ステータス
- 現在のライセンスまたは定額制サービスで本製品を使用できるコンピュータの台数
- 有効期間終了日時
- ライセンスの有効期間終了までの残りの日数
ライセンス情報を表示する
[ライセンス]ウインドウには、次の情報が表示されます:
- ライセンスまたは定額制サービスのステータス
- 現在のライセンス
- 予備のライセンス(ある場合)
- 現在のライセンスまたは定額制サービスで本製品を使用できるコンピュータの台数
- 有効期間終了日時
- ライセンスの有効期間終了までの残りの日数
ライセンスと定額制サービスの管理
現在のライセンスの有効期間が終了し、適用されている予備のライセンスがない場合、ライセンスを更新する必要があります。ライセンスの有効期間が終了すると、製品は引き続き動作しますが、機能が制限されます(アップデート、Kaspersky Security Network、Kaspersky Security Center による FileVault ディスク暗号化が使用できなくなります)。引き続きすべてのコンポーネントを使用でき、スキャンも実行できますが、使用される定義データベースは、ライセンスの有効期間終了までにインストールされたものに限られます。
重要:アップデートされていない定義データベースを使用している場合、コンピュータが感染するリスクが高くなります。
定額制サービスの利用中は、定額制サービスの有効期間が終了するまで、Kaspersky Endpoint Security が定期的にアクティベーションサーバに自動接続します。
有効期限のない定額制サービスを利用している場合、定額制サービスは自動で更新されます。
有効期限付きの定額制サービスで本製品を使用している場合、定額制サービスを更新するための猶予期間が終了すると、通知が表示され、定額制サービスの自動更新と定義データベースのアップデートが停止します。
この場合、Kaspersky Endpoint Security の購入元に連絡して手動で定額制サービスを更新できます。
ご利用の定額制サービスの契約状態は古くなることがあります。この場合、手動で定額制サービスの契約状態を更新する必要があります。定額制サービスが最新のものでない場合、定義データベースのアップデートを停止するか(アップデート用定額制サービスの場合)、コンピュータの保護およびスキャンタスクの実行を停止します(アップデートと保護用の定額制サービスの場合)。
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製品の起動と終了
Kaspersky Endpoint Security のインストールが完了すると、製品が自動で起動し、メニューバーに製品アイコンが表示されます。
Kaspersky Endpoint Security を開く
Kaspersky Endpoint Security を終了する
重要: Kaspersky Endpoint Security を終了するとコンピュータは保護されなくなるため、感染やデータの消失の危険性が発生する場合があります。
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コンピュータの保護ステータスの表示
保護ステータスのインジケータは、メインウインドウの色を決定し、コンピュータの保護状態に関する問題を通知します。メインウインドウの色は、コンピュータの保護状態に応じて変わります。セキュリティ上の脅威が検知された場合、その脅威に関するメッセージがメインウインドウに表示され、メインウインドウの色が変わります。
メインウインドウの色の変化は次の通りです:
- 緑:コンピュータが適切に保護されています。
メインウインドウの色が緑の場合、定義データベースが最新で、製品のコンポーネントがカスペルスキーの推奨に基づいて設定されていることを表します。悪意のあるオブジェクトは検知されていないか、既に駆除されています。
- 黄:保護機能のレベルが低下しています。
メインウインドウの色が黄色の場合、Kaspersky Endpoint Security が問題を検知していることを表します。検知される問題は、推奨される環境保護の設定とやや異なる状態、定義データベースがしばらくアップデートされていない状態などです。
- 赤:コンピュータが感染する危険があります。
メインウインドウの色が赤の場合、コンピュータの感染やデータ消失が発生する可能性がある危険な問題があることを表します。たとえば、定義データベースが長期間アップデートされていない状態、製品がアクティベートされていない状態、悪意のあるオブジェクトが検知された状態などです。
可能な限り速やかに、問題を解決し、セキュリティ上の脅威に対応することを推奨します。
保護機能の無効化および再開
既定では、オペレーティングシステムが起動すると Kaspersky Endpoint Security が起動し、コンピュータの電源が切れるまでコンピュータを保護します。すべての保護コンポーネント(ファイル脅威対策、ウェブ脅威対策、ネットワーク脅威対策)が有効化され、実行されます。
保護を完全に無効化することもできますし、特定の保護コンポーネントを無効にすることもできます。
重要:保護または保護コンポーネントは無効化しないことを強く推奨します。これらを無効にすると、コンピュータが感染し、データが失われる危険性があります。
コンピュータの保護が無効になっている場合:
- メニューバーにある本製品のアイコンが非アクティブ(グレー)になっている。
- メインウインドウにある保護ステータスを示すインジケータが赤色になっている。
1 つ以上の保護コンポーネントが無効になっている場合、保護ステータスを示すインジケータは赤色または黄色になります。
注意:保護機能を無効にしたり一時停止したりしても、スキャンやアップデートの実行には影響ありません。
コンピュータの保護を完全に無効または再開するには、次のいずれかの方法を使用してください。
- 製品アイコンから
- [環境設定]ウインドウから
- [プロテクション]のメニューから
製品アイコンからコンピュータの保護機能を無効化または再開する
[環境設定]ウインドウからコンピュータの保護機能を無効化または再開する
製品アイコンからコンピュータの保護機能を無効化または再開する
重要:コンピュータの保護を無効にした場合、Kaspersky Endpoint Security の再起動後に、コンピュータの保護が自動的に有効化されることはありません。手動でコンピュータの保護を再度有効にする必要があります。
重要:保護コンポーネントを無効にした場合、Kaspersky Endpoint Security の再起動後に、無効にしたコンポーネントが自動的に有効化されることはありません。手動で保護コンポーネントを再度有効にする必要があります。
プロテクションセンターでも、コンピュータの保護または保護機能を有効にすることができます。コンピュータの保護または保護コンポーネントを無効にすると、コンピュータの感染リスクが急速に高まります。そのため、コンピュータの保護が無効になると、プロテクションセンターで通知されます。
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プロテクションセンター
プロテクションセンターは、問題やコンピュータセキュリティへの脅威の分析と解決を支援する Kaspersky Endpoint Security の機能の 1 つです。
プロテクションセンターで、アクティブな脅威についての情報を探し、定義データベースのステータスを確認し、保護コンポーネントが無効にされているかどうかを確認できます。
注意:組織のシステム管理者が危険な Web サイトへのアクセスのブロックをウェブコントロールで有効に設定している場合、プロテクションセンターに[ウェブコントロールが有効です]と通知が表示されます。
問題や脅威ごとに、推奨される対処方法が表示されます。たとえば、コンピュータで感染したファイルが検知された場合は、[駆除]をクリックします。定義データベースがアップデートされていない場合は、[アップデート]をクリックします。すぐに問題を解決したり、脅威を処理したりできます。これらの操作を後で実行することもできます。
危険な脅威を処理せずにプロテクションセンターを閉じた場合、脅威が依然として残っていることを警告するために、メインウインドウにある保護ステータスのインジケータは赤いままになります。
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スキャンの実行
既定の完全スキャンタスクは Kaspersky Endpoint Security に含まれています。このタスクを実行すると、コンピュータのメモリ、スタートアップオブジェクト、内蔵ディスクすべてがスキャンされ、ウイルスやマルウェアの有無がチェックされます。
既定の簡易スキャンタスクは Kaspersky Endpoint Security に含まれています。このタスクを実行すると、コンピュータの重要な部分(メモリ、スタートアップオブジェクト、システムフォルダ)がスキャンされ、ウイルスなどのマルウェアの有無がチェックされます。
個々のオブジェクト(内部ドライブ、フォルダ、ファイル、リムーバブルディスクなど)にウイルスなどのマルウェアがないかスキャンする場合は、オブジェクトスキャンを実行します。
完了したスキャンの結果は[レポート]ウインドウで確認できます。
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スケジュール済みスキャンタスクの自動起動の設定
簡易スキャンタスクと完全スキャンタスクを開始するスケジュールを作成できます。設定したスケジュールに従って、コンピュータ全体またはコンピュータの重要な領域が自動的にスキャンされます。
スキャンタスクの結果は、[レポート]ウインドウで確認できます。
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定義データベースのアップデート
カスペルスキーのアップデートサーバが、Kaspersky Endpoint Security のアップデートの主な入手元です。アップデート元には、ディストリビューションポイント、ローカルフォルダおよびその他の Web サーバを使用することもできます。
注意:アップデートサーバからアップデートをダウンロードするにはインターネット接続が必要です。
既定では、カスペルスキーのアップデートサーバにあるアップデートを定期的に確認します。最新のアップデートがサーバにある場合は、バックグラウンドモードでダウンロードされ、コンピュータにインストールされます。
Kaspersky Endpoint Security のアップデートを開始する
定義データベースをアップデートする方法を変更することができます。既定では、定義データベースは自動的にアップデートされます。
定義データベースの自動アップデートを有効にするかどうかを選択する
完了したアップデートの結果は[レポート]ウインドウで確認できます。
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ファイルアクセスがブロックされた場合の操作
Kaspersky Endpoint Security は、感染したファイルやアプリケーションへのアクセスをブロックします。ファイルが感染した場合、アクセスする前に駆除する必要があります。
ファイル脅威対策によってブロックされたファイルが安全であることが確実な場合は、信頼リストに登録できます。
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削除または駆除されたファイルの復元
駆除処理中はファイル全体を保存できない場合があります。駆除後にファイルの一部または全部にアクセスできない場合は、バックアップから元のファイルを復元できます。
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製品の動作レポートの表示
検知された全オブジェクトがリストされた Kaspersky Endpoint Security レポートが、[処理されたオブジェクト]タブに表示されます。システムイベントは、[システムイベント]タブに表示されます。また、次のコンポーネントごとの詳細レポートが作成されます:ファイル脅威対策、ウェブ脅威対策、ネットワーク脅威対策、スキャンタスクとアップデートタスク。
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通知ウインドウが表示された場合の操作
ウインドウ形式の通知は、ユーザに必ず読んでほしい製品イベントを知らせるものです。
通知ウインドウが表示された場合は、提示されたオプションのいずれかを選択します。最適なオプションは、カスペルスキーのエキスパートにより既定として設定されたオプションです。
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コンピュータの保護対象
Kaspersky Endpoint Security が検知した脅威は、さまざまな属性に基づいて複数のカテゴリに分類されます。Kaspersky Endpoint Security では、ウイルス、ワーム、トロイの木馬、悪意のあるツールは常にスキャンします。マルウェアはコンピュータに多大な損害を与える可能性があります。保護機能の信頼性をさらに高めるために、コンピュータや個人情報に損害を与えるために悪用される可能性がある正規のプログラムのチェックを有効にして、検知するオブジェクトの範囲を広げることができます。
Kaspersky Endpoint Security が保護を提供するオブジェクトは、次のグループに分けられます:
- ウイルス、ワーム、トロイの木馬、悪意のあるツール、アドウェア、オートダイヤラー:
このカテゴリには次が該当します:
- すべての種別のマルウェア。
- コンピュータで広告(バナーなど)を表示したり、Web ブラウザでの検索結果を Web サイトの広告に置き換えたりして、ユーザに迷惑をかけるソフトウェア。
- 利用者の許可なくコンピュータのモデムによる電話回線接続を確立するアプリケーション。
あらゆるマルウェアから保護することで、必要最低限の安全性を確保できます。カスペルスキーが推奨する設定に基づき、このカテゴリに属するオブジェクトは常に監視されます。
- ユーザに損害を与える目的で悪用される可能性がある正規のソフトウェア:このカテゴリには、侵入者がユーザのコンピュータやデータに損害を与えるために悪用する可能性のある正規のアプリケーション(リモート管理アプリケーションなど)が含まれます。
ファイル脅威対策、ウェブ脅威対策、スキャンタスクの実行中は、選択した検知対象のオブジェクトのカテゴリに基づいて、一部またはすべての定義データベースが使用されます。
注意:Kaspersky Endpoint Security によってマルウェアに分類されたアプリケーションが安全だと確証できる場合、そのアプリケーションを信頼リストに追加できます。
信頼リストは、スキャンや監視の対象外となるオブジェクトのリストです。たとえば、無害であることが確実なオブジェクトやアプリケーション、URL へのアクセスがブロックされる場合は、これらを信頼リストに追加することができます。
アプリケーションを信頼リストに追加した場合、アプリケーションのファイルやネットワークにおける動作は、疑わしい動作も含め、一切監視されなくなります。ただし、信頼するアプリケーションであっても、実行ファイルとプロセスのスキャンは続行されます。
信頼するファイルとフォルダのリストにファイルやフォルダを追加または削除する
信頼する URL のリストで信頼する URL を追加または削除する
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ファイル脅威対策
ファイル脅威対策は、コンピュータのファイルシステムを感染から保護します。このコンポーネントは、オペレーティングシステムの起動中に開始され、コンピュータのメモリに常駐します。そして、コンピュータ上およびすべての接続されているディスク上で開かれるファイル、保存されるファイル、実行されるファイルのすべてをスキャンし、ウイルスなどのマルウェアを検知します。ファイル脅威対策を無効にすると、オペレーティングシステムの起動時に開始されません。手動でファイル脅威対策を再度有効にする必要があります。
ファイル脅威対策の範囲を作成できます。
ファイルやフォルダを保護範囲に追加または保護範囲から削除する
既定のオブジェクトリストのオブジェクトを保護範囲に追加または保護範囲から削除する
ユーザまたはアプリケーションが、保護範囲に含まれるファイルにアクセスしようとすると、ファイル脅威対策が iSwift のデータベースでこのファイルについての情報を確認し、その情報を使用して、ファイルをスキャンする必要があるかどうかを判断します。
悪意のあるオブジェクトはシグネチャ分析によって検知されます。この方法では、定義データベースに含まれる脅威の説明に基づいて、脅威が検索されます。シグネチャ分析に加え、ファイル脅威対策はヒューリスティック分析やその他のスキャン技術を使用します。
ファイルで脅威を検知した場合は、検知したマルウェアの種別(たとえば「ウイルス」や「トロイの木馬」)が特定されます。その後、検知したオブジェクトに関する通知が表示され、ファイル脅威対策の環境設定に基づいて、そのオブジェクトが処理されます。
感染したファイルの検知時にファイル脅威対策が実行する処理を選択する
感染したファイルを駆除または削除する前に、Kaspersky Endpoint Security はバックアップコピーを保存し、後で復元または駆除できるようにします。
ファイル脅威対策と検知したすべての脅威の情報はレポートに記録されます。
注意:ファイル脅威対策がエラーを表示して停止した場合は、レポートを確認してコンポーネントを再起動してください。問題が解決されない場合は、カスペルスキーのテクニカルサポートにお問い合わせください。
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ウェブ脅威対策
インターネットの使用時、コンピュータはウイルスによる感染リスクやその他のセキュリティ上の脅威にさらされています。コンピュータのセキュリティ上の脅威は、無料プログラムをダウンロードしたり、ハッカーに攻撃された Web サイトへアクセスしたりした時に、コンピュータへ侵入する可能性があります。また、コンピュータがインターネット接続を確立した直後、Web アドレスを開いたりファイルをダウンロードしたりする前に、ネットワークワームがコンピュータを攻撃する可能性があります。
Kaspersky Endpoint Security は、コンピュータが HTTP および HTTPS プロトコルを使用して Safari、Chrome、Firefox 経由で送受信する情報を保護します。
注意:Kaspersky Endpoint Security は、HTTP および HTTPS プロトコルを使用したデータ転送に使われる頻度が最も高いポートで Web トラフィックを監視します。[全般]セクションの[セキュアな接続 (HTTPS) をチェック]をオンにしている場合にのみ、暗号化された接続がスキャンされます。
重要:ウェブ脅威対策を無効にした場合、Kaspersky Endpoint Security の再起動後に、ウェブ脅威対策が自動的に有効になることはありません。手動でウェブ脅威対策を再度有効にする必要があります。
ウェブ脅威対策は、カスペルスキーの推奨設定に基づいて、Web トラフィックをスキャンします。シグネチャ分析、ヒューリスティック分析、および Kaspersky Security Network からのデータを使用して悪意のあるオブジェクトが識別されます。
Web サイトのリンク先がフィッシングサイトや悪意のあるアドレスでないかどうか確認することでフィッシング攻撃を回避できます。フィッシング攻撃では、通常、金融機関(銀行など)を装った犯罪者から、偽の Web サイトへのリンクが記載されたメールが送られてきます。このようなメールで、犯罪者はユーザを巧みに誘導して、フィッシングサイトにアクセスさせ、機密情報(キャッシュカードの番号や、オンラインバンキング口座の名義、パスワードなど)を入力させようとします。フィッシング攻撃では、たとえば、公式 Web サイトへのリンクを含む銀行からのお知らせに見せかけたメールが届きます。そのリンクは、実際には、詐欺の目的で作成された銀行の公式 Web サイトのコピーに向けられています。
ウェブ脅威対策はフィッシングサイトへアクセスしようとしていないかどうか、ユーザの Web トラフィックを監視し、このような Web サイトへのアクセスをブロックします。Web サイトのリンク先がフィッシングサイトや悪意のあるアドレスでないかどうか確認するために、Kaspersky Endpoint Security は、定義データベース、ヒューリスティック分析および Kaspersky Security Network からのデータを使用します。
Web トラフィックのスキャンアルゴリズム
ユーザまたはアプリケーションが HTTP プロトコルや HTTPS プロトコルを使用してアクセスした Web サイトまたはファイルは、ウェブ脅威対策によって監視され、悪意のあるコードが含まれていないかスキャンされます。
- Web サイトやファイルに悪意のあるコードが含まれている場合、Kaspersky Endpoint Security が該当の Web サイトまたはファイルをブロックし、要求されたファイルまたは Web サイトが感染していることを知らせる通知が表示されます。
- ファイルまたは Web サイトに悪意のあるコードが含まれない場合は、すぐにアクセスできます。
危険な Web トラフィックオブジェクトが検知された時に、ウェブ脅威対策に実行させる処理を選択する
ウェブ脅威対策の動作に関する情報、および検知されたすべての危険な Web トラフィックオブジェクトはレポートに記録されます。
注意:ウェブ脅威対策がエラーを表示して停止した場合は、ウェブ脅威対策のレポートを確認してコンポーネントを再起動してください。問題が解決されない場合は、カスペルスキーのテクニカルサポートにお問い合わせください。
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ネットワーク脅威対策
Kaspersky Endpoint Security は、コンピュータをネットワーク攻撃から保護します。
ネットワーク攻撃とは、リモートコンピュータのオペレーティングシステムに侵入する試みです。ネットワーク攻撃により、オペレーティングシステムが操作されたり、オペレーティングシステムのサービス妨害が発生したり、機密情報にアクセスされたりします。攻撃者は、これらの目的を達成するため、ポートスキャンや総当たり攻撃といった直接的な攻撃を実行したり、攻撃を受けているコンピュータにインストールされたマルウェアを使用したりします。
ネットワーク攻撃は、次の種別に分類されます:
- ポートスキャン:この種別のネットワーク攻撃は、通常は、より危険性が高いネットワーク攻撃の準備として実行されます。侵入者は、標的としたコンピュータでネットワークサービスを使用する UDP / TCP ポートをスキャンし、今後実行しようとしているより危険度が高い種別のネットワーク攻撃に対する脆弱性を判断します。また、ポートスキャンにより、侵入者は標的となるコンピュータのオペレーティングシステムの種別を判別し、その種別のオペレーティングシステムに適したネットワーク攻撃を選択できます。
- DoS 攻撃(サービス拒否状態を発生させるネットワーク攻撃):このネットワーク攻撃では、標的となるオペレーティングシステムが不安定な状態になったり、完全に動作しなくなったりします。
DoS 攻撃の主な種別は次の通りです:
- 標的のコンピュータが予期していない特別に設計されたネットワークパケットを送りつけ、オペレーティングシステムの誤動作またはクラッシュを引き起こす攻撃。
- 短時間に大量のネットワークパケットをリモートコンピュータに送信する攻撃。標的となったコンピュータのすべてのリソースが、侵入者から送信されたネットワークパケットの処理に使用されます。その結果、コンピュータの機能が停止します。
- ネットワーク侵入攻撃:このネットワーク攻撃は、標的となるコンピュータのオペレーティングシステムを「乗っ取る」ことを目的としています。攻撃に成功すると、侵入者はオペレーティングシステムを完全に操作できるようになるため、これは最も危険な種別のネットワーク攻撃です。
この種別のネットワーク攻撃は、侵入者がリモートコンピュータから機密データ(クレジットカードの番号やパスワードなど)を取得する場合や、何らかの目的(そのコンピュータから、さらに別のコンピュータを攻撃するなど)でそのリモートコンピュータを密かに使用する場合に行われます。
重要:ネットワーク脅威対策を無効にした場合、Kaspersky Endpoint Security の再起動後に、ネットワーク脅威対策が自動的に有効になることはありません。手動でネットワーク脅威対策を再度有効にする必要があります。
危険なネットワークアクティビティを検知した Kaspersky Endpoint Security は、攻撃しているコンピュータが信頼するコンピュータのリストに登録されていない限り、そのコンピュータの IP アドレスを自動的にブロック対象のコンピュータリストに追加します。
信頼するコンピュータのリストを作成、編集することができます。Kaspersky Endpoint Security は、このリストに含まれるコンピュータからの危険なネットワークアクティビティを検知した場合でも、その IP アドレスを自動的にブロックすることはありません。
Kaspersky Endpoint Security は、ネットワーク攻撃を検知すると、その攻撃に関する情報をレポートに記録します。
注意:ネットワーク脅威対策がエラーで実行を停止した場合は、レポートを確認してから、このコンポーネントを再起動してください。問題が解決されない場合は、カスペルスキーのテクニカルサポートにお問い合わせください。
スキャン
ファイル脅威対策やウェブ脅威対策によるコンピュータのリアルタイム保護に加え、ウイルスやその他のコンピュータのセキュリティの脅威がないか、コンピュータを定期的にスキャンしてください。コンピュータのスキャン実行は、保護コンポーネントによって検知されなかったマルウェアの拡散を防ぐために必要です。
Kaspersky Endpoint Security には、次のスキャンタスクが組み込まれています:
完全スキャン:
コンピュータのメモリ、スタートアップオブジェクト、コンピュータのすべての内部ディスクをスキャンします。
簡易スキャン:
コンピュータの重要領域(メモリ、スタートアップオブジェクト、システムフォルダ)のみをスキャンします。
オブジェクトスキャン:
指定されたオブジェクト(ファイル、フォルダ、内部ディスク、リムーバブルディスク)をスキャンします。
各スキャンは、手動で開始し、指定されたスキャン範囲で実行されます。悪意のあるオブジェクトの識別には、シグネチャ分析を使用します。シグネチャ分析に加え、ヒューリスティック分析やその他のスキャン技術も使用します。
完全スキャンタスクまたは簡易スキャンタスクをスケジュールできます。
完全スキャンおよび簡易スキャンのタスクには、スキャン範囲は既に含まれています。完全スキャンタスクでは、コンピュータのメモリ、スタートアップオブジェクト、およびすべての内部ディスクをスキャンします。簡易スキャンタスクでは、コンピュータのメモリ、スタートアップオブジェクト、システムフォルダをスキャンします。簡易スキャンのスキャン範囲は変更することができます。
注意:macOS 10.15 以降を実行しているコンピュータでは、読み取り専用のシステムボリュームのスキャンをスキップすると、スキャン時間が大幅に短縮されます。既定では、読み取り専用のシステムボリュームは簡易スキャンの実行時はスキャンされず、完全スキャンの実行時はスキャンされます。
読み取り専用のシステムボリュームのスキャンを有効または無効にする
ファイルやフォルダを保護範囲に追加または保護範囲から削除する
簡易スキャンの既定のリスト中のスキャン範囲にオブジェクトを追加する
ファイル中に脅威が検知された場合、通知が表示され、指定した処理がオブジェクトに対して実行されます。オブジェクトの検知時に実行する処理を変更することができます。
感染したファイルを駆除または削除する前に、そのファイルのコピーがバックアップに保存されるので、必要に応じて元のファイルを復元できます。
スキャンの実行結果およびすべての検知した脅威の情報は、レポートに記録されます。
注意:スキャンの実行中にエラーが発生した場合は、そのタスクを再度実行してください。スキャンを再実行してもエラーが発生する場合は、テクニカルサポートまでお問い合わせください。
実行中の各スキャンタスクの進行状況(完了したパーセンテージ、残り時間)が、[スキャン]ウインドウに表示されます。
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アップデートタスク
定義データベースを適切にアップデートすることで、コンピュータが保護された状態を維持できます。ファイル脅威対策、ウェブ脅威対策、およびスキャンの各タスクでは、定義データベースを使用して、コンピュータ上のマルウェアを検知し、無害化します。定義データベースは定期的にアップデートされ、さまざまな種類の脅威とそれらを除去する方法が追加されます。そのため、定義データベースの定期的なアップデートは重要です。
カスペルスキーのアップデートサーバから定義データベースと製品モジュールがダウンロードされ、コンピュータにインストールされます。ディストリビューションポイント、ローカルフォルダおよびその他の Web サーバを使用することもできます。
注意:アップデートサーバへの接続とアップデートのダウンロードにはインターネット接続が必要です。プロキシサーバを使用してインターネットに接続する場合は、ネットワーク設定が必要になることがあります。
定義データベースのアップデートは、次のいずれかの方法でダウンロードできます:
- 自動:カスペルスキーのアップデートサーバにあるアップデートが定期的に確認されます。新しいアップデートがサーバにある場合は、バックグラウンドでダウンロードされ、お使いのコンピュータにインストールされます。既定では、このオプションがオンです。
- 手動:アップデートを任意の時間に手動で確認できます。
定義データベースの自動アップデートを有効にするかどうかを選択する
アップデート中、定義データベースと製品モジュールが、アップデート元にある最新のバージョンと比較されます。最新バージョンの定義データベースがコンピュータにインストールされている場合は、定義データベースが最新の状態であるというメッセージが[アップデート]ウインドウに表示されます。製品モジュールと定義データベースがアップデート元の最新のものと異なる場合は、アップデートファイルの差分のみがコンピュータにダウンロードされ、インストールされます。定義データベースの差分アップデートは時間がそれほどかからず、必用な Web トラフィック量も少なくなります。
プロキシサーバを経由してインターネットに接続する場合は、プロキシサーバ接続の環境設定を行えます。この環境設定は、定義データベースのアップデートや製品モジュールのアップデートをダウンロードする時に使用されます。
ロールバックが必要となる場合に備え、定義データベースのアップデート前にバックアップコピーが作成されます。ロールバック機能は、新しいバージョンの定義データベースに正しくないシグネチャが存在することが原因で、Kaspersky Endpoint Security が安全なアプリケーションをブロックする場合などに役立ちます。
注意:定義データベースが破損した場合は、アップデートを開始して最新の定義データベースをダウンロードし、インストールしてください。
Kaspersky Endpoint Security では、[レポート]ウインドウにアップデートの実行結果についての詳細レポートも表示されます。
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バックアップ
感染したファイルの駆除の実行中に、そのファイルの完全性を維持できないことがあります。駆除後にファイルの一部または全部にアクセスできない場合は、バックアップから元のファイルを復元できます。
「バックアップコピー」とは、ファイルを駆除または削除した時に作成された、危険なファイルのコピーです。バックアップコピーはバックアップに保存されます。
「バックアップ」とは、駆除の過程で削除または変更されたファイルのバックアップコピーを保存する、特別な保管領域です。バックアップの主な機能は、ユーザが元のファイルをいつでも復元できるようにすることです。バックアップ内のファイルは特別な形式で保存されているため、コンピュータに対する危険性はありません。
バックアップからファイルのバックアップコピーを復元または削除できます。
既定では、バックアップにあるファイルの保存期間は 30 日です。この期間を過ぎると、ファイルは削除されます。ファイルの隔離内の保存期間を変更したり、保存期間の制限を解除したりできます。
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レポート
検知された全オブジェクトがリストされた Kaspersky Endpoint Security レポートが、[処理されたオブジェクト]タブに表示されます。システムイベントは、[システムイベント]タブに表示されます。また、次のコンポーネントごとの詳細レポートが作成されます:ファイル脅威対策、ウェブ脅威対策、ネットワーク脅威対策、スキャンタスクとアップデートタスク。
レポートをテキスト形式で保存できます。この機能は、製品コンポーネントまたはタスクでエラーが発生し、ご自身での解決ができず、カスペルスキーのテクニカルサポートによるサポートが必要である場合に役立ちます。この場合、テクニカルサポートにテキストレポートを送信して、できるだけ速やかに問題を詳しく調査し、解決できるようにします。
本製品のコンポーネントまたはタスクのレポートをテキストファイルにエクスポートする
既定では、レポートに情報イベントは記録されません。情報イベントの記録は、有効にすることができます。
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FileVault ディスク暗号化
注意: FileVault ディスク暗号化機能は、Kaspersky Security Center 10 SP3 以降で使用できます。詳しくは、カスペルスキーのテクニカルサポートにお問い合わせください。
Kaspersky Endpoint Security により、FileVault ディスク暗号化のリモート管理が可能です。暗号化により、ユーザのコンピュータの起動ディスクに保存された機密データに対する不正なユーザアクセスを防止できます。
管理者が Kaspersky Security Center からコンピュータの FileVault 暗号化を開始すると、Kaspersky Endpoint Security はコンピュータのユーザに認証情報の入力を要求します。ユーザが認証情報を入力してコンピュータを再起動するまで、ディスクの暗号化は開始されません。
注意:Kaspersky Security Center で FileVault 暗号化の管理が有効になっていない場合、管理者権限を持つユーザは、システム環境設定で Mac の起動ディスクを暗号化または復号化できます。FileVault の詳細については、Apple のガイドを参照してください。
コンピュータに複数のコンピュータアカウントがある場合、FileVault 暗号化を有効にすると、認証情報を入力したユーザ以外のすべてのユーザがディスクにアクセスできなくなります。
注意:別のユーザにディスクのロック解除を許可するには管理者権限が必要です。
Kaspersky Security Center 管理コンソール、Web コンソール、または Cloud コンソールを使用して Kaspersky Endpoint Security を管理すると、このコンピュータのユーザが認証情報を忘れたり紛失したりして暗号化されたディスクにアクセスできない場合、管理者は回復キーを取得できます。
Kaspersky Security Center 管理コンソールを使用して回復キーを取得する方法
Kaspersky Security Center Web コンソールまたは Cloud コンソールを使用して回復キーを取得する方法
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Kaspersky Security Network に参加する
に参加すると、Kaspersky Endpoint Security の統計が自動的にカスペルスキーに送信され、お使いの Mac をより強力に保護できるようになります。注意:カスペルスキーでは、お客様の明確な同意がない限り、いかなる個人情報の受信、処理、保管も行いません。
Kaspersky Security Network への参加は任意です。Kaspersky Security Network に参加するかどうかは、Kaspersky Endpoint Security のインストール時に決定します。ただし、インストール後にいつでも変更できます。
Kaspersky Security Network を有効にする
Kaspersky Security Network の使用時にカスペルスキーに提供されるデータ
注意:Kaspersky Security Center の設定に応じて、Kaspersky Security Network の代わりに Kaspersky Private Security Network への参加を行うことができます。Kaspersky Endpoint Security は、Kaspersky Private Security Network から Kaspersky Security Network に切り替えることを通知し、Kaspersky Security Network に関する声明の条件に同意するよう要求します。Kaspersky Private Security Network への参加に関する詳細については、Kaspersky Security Center のヘルプを参照してください。
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Kaspersky Security Center 管理コンソールからの製品の管理
Kaspersky Security Center は、企業のネットワークのセキュリティの一元管理を目的としています。Kaspersky Security Center の詳細については、Kaspersky Security Center のヘルプを参照してください。
Kaspersky Endpoint Security を、製品のグラフィカルユーザインターフェイス、Kaspersky Security Center Web コンソールまたは Cloud コンソール、またはコマンドラインから管理することもできます。
企業ネットワークに Kaspersky Endpoint Security を導入する
- ネットワークに管理サーバーを導入します。
管理サーバーとは、Kaspersky Security Center のコンポーネントで、企業ネットワークにインストールされているすべてのカスペルスキー製品に関する情報を一元的に保管し、これらの製品を管理します。
- Kaspersky Security Center の管理者用ワークステーションに管理コンソールをインストールします。
管理コンソールとは、Kaspersky Security Center のコンポーネントで、管理サーバーとネットワークエージェントの管理サービス用にユーザインターフェイスを提供します。ネットワークエージェントは、管理サーバーと企業ネットワークのコンピュータにインストールされている Kaspersky Endpoint Security との対話を調整します。
- Kaspersky Endpoint Security 管理プラグインを、 Kaspersky Security Center の管理者用ワークステーションにインストールします。
管理プラグインは、管理コンソールからカスペルスキー製品を管理するためのインターフェイスを提供する専用コンポーネントです。製品ごとに独自の管理プラグインがあります。管理プラグインは、Kaspersky Security Center を使用して管理できるすべてのカスペルスキー製品に提供されています。
- 次のいずれかの方法で、リモートの Mac コンピュータにネットワークエージェントをインストールします:
注意:Kaspersky Endpoint Security for Mac 11.1 を Kaspersky Security Center 経由で管理するには、ネットワークエージェント(バージョン 12)をリモートコンピュータにインストールする必要があります。
- 次のいずれかの方法で、リモートの Mac コンピュータに Kaspersky Endpoint Security をインストールします:
重要:カスペルスキー インターネット セキュリティ for Mac またはサードパーティ製のアンチウイルス製品がリモートのコンピュータにインストールされている場合は、Kaspersky Endpoint Security のインストール前にこれらの製品をアンインストールしてください。
管理サーバーの導入と管理コンソールのインストールの詳細については、Kaspersky Security Center のヘルプを参照してください。
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Kaspersky Endpoint Security バージョン 10 または 11 から 11.0.1 へのアップデート
注意:Kaspersky Endpoint Security for Mac 11.1 を Kaspersky Security Center 経由で管理するには、ネットワークエージェント(バージョン 12)をリモートコンピュータにインストールする必要があります。
Kaspersky Endpoint Security バージョン 10 から 11.0.1 以降へのアップデート
Kaspersky Security Center (バージョン 10 ~ 11.0.1以降)で管理された Kaspersky Endpoint Security を、次のいずれかの方法でアップデートできます:
- リモートコンピュータで Kaspersky Endpoint Security をバージョン 11.0.1 以降に、ネットワークエージェントをバージョン 12 に同時にアップデートします。
- ネットワークエージェントをバージョン 12 にアップデートしてから Kaspersky Endpoint Security をバージョン 11.0.1 以降にアップデートします。
注意:ネットワークエージェント(バージョン 11以降)は、Kaspersky Endpoint Security 10 では、Kaspersky Security Center への接続に使用できません。
Kaspersky Endpoint Security をバージョン 10 から 11 以降へアップデートする方法の詳細は、ナレッジベースをご参照ください。
Kaspersky Endpoint Security バージョン 11 から 11.0.1 以降へのアップデート
Kaspersky Security Center (バージョン 11 ~ 11.0.1以降)で管理された Kaspersky Endpoint Security を、次のいずれかの方法でアップデートできます:
- リモートコンピュータで Kaspersky Endpoint Security をバージョン 11.0.1 以降に、ネットワークエージェントをバージョン 12 に同時にアップデートします。
- ネットワークエージェントをバージョン 12 にアップデートしてから Kaspersky Endpoint Security をバージョン 11.0.1 以降にアップデートします。
Kaspersky Endpoint Security のリモートインストールの準備
このセクションでは、Kaspersky Security Center の管理者用ワークステーションへの Kaspersky Endpoint Security 管理プラグインのインストールの詳細と、リモートコンピュータへのネットワークエージェントのインストールの詳細について説明します。
Kaspersky Security Center から Kaspersky Endpoint Security をインストールするには、Kaspersky Endpoint Security 管理プラグインとネットワークエージェントをインストールしておく必要があります。
Kaspersky Endpoint Security 管理プラグインをインストールする
Kaspersky Endpoint Security 管理プラグインは、管理コンソールから Kaspersky Endpoint Security を管理するためのインターフェイスを提供します。
Kaspersky Endpoint Security 管理プラグインをインストールする
重要:Kaspersky Endpoint Security 管理プラグインをインストールする前に、Kaspersky Security Center の管理者用ワークステーションの管理コンソールを閉じてください。
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ローカルでネットワークエージェントをインストールする
ネットワークエージェントは、管理サーバーと企業ネットワークのコンピュータにインストールされている Kaspersky Endpoint Security との対話を調整します。
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Apple Remote Desktop を使用してネットワークエージェントをインストールする
- リモートコンピュータで、[Apple メニュー] - [システム環境設定]の順に選択し、[共有]をクリックします。
- [リモートマネージメント]をオンにします。
- サーバとして使用する Mac に、Apple Remote Desktop をインストールします。Apple Remote Desktop の詳細については、Apple のサポートサイトを参照してください。
- Apple Remote Desktop を開きます。
- [Remote Desktop]ウインドウで、左側の[スキャナ]をクリックし、ネットワークエージェントをインストールするデバイスを選択します。
- [コピー]をクリックします。
をクリックし、ネットワークエージェントのインストールファイル(dmg ファイル、kud ファイル、sh ファイル)を選択します。
- [項目の保存場所]ポップアップメニューで、ディスクの最上位フォルダを選択します。
- [コピー]をクリックします。
- ファイルのコピー後、[Unix]をクリックします。
- 次のコマンドを入力します:
cd /;
./install.sh --accept_eula -r <管理サーバーアドレス>
<管理サーバーアドレス>
は、Kaspersky Security Center 管理サーバーの DNS 名または IP アドレスです。注意:このコマンドを入力すると、使用許諾契約書に同意したことになります。
- コマンドをユーザとして実行することを選択し、フィールドに「root」と入力します。
- [送信]をクリックします。
選択したデバイスへのネットワークエージェントのインストールが開始されます。
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Kaspersky Security Center を使用してネットワークエージェントをインストールする
Kaspersky Security Center は、SSH 接続を使用してクライアントコンピュータにネットワークエージェントをインストールします。
クライアントコンピュータにネットワークエージェントをインストールする前に、次の条件が満たされていることを確認してください:
- Kaspersky Security Center の管理サーバが企業ネットワークに導入されている。
- Kaspersky Security Center の管理者用ワークステーションに管理コンソールがインストールされている。
- リモートコンピュータでリモートログインが有効になっている。
- リモートインストールタスクの実行に使用する専用の管理者アカウントがリモートコンピュータで作成されている。インストールにはドメインアカウントを使用できます。
- 専用アカウントに対して sudo のパスワードが無効になっている。
クライアントコンピュータにネットワークエージェントをリモートでインストールするタスクを作成する
ウィザードの次の手順に進むには、[次へ]をクリックします。ウィザードの前の手順に戻るには、 をクリックします。ウィザードを途中で停止するには、[キャンセル]をクリックします。
注意:ボタンの外観は、Windows のバージョンによって異なる場合があります。
ステップ 4:インストール後にコンピュータの移動先となる管理グループの選択
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SSH プロトコルを使用してネットワークエージェントをインストールする
リモートコンピュータにネットワークエージェントをインストールする方法として、SSH プロトコルを使用する方法があります。
次の前提条件を満たしていることを確認してください:
- Kaspersky Security Center の管理サーバが企業ネットワークに導入されている。
- Kaspersky Security Center の管理者用ワークステーションに管理コンソールがインストールされている。
- ネットワークエージェントのインストールパッケージが作成され、管理サーバの共有フォルダに保存されている。
- リモートコンピュータでリモートログインが有効になっている。
- ネットワークエージェントのインストールに使用するコンピュータアカウントが sudoers に含まれている。
インストールパッケージの詳細については、Kaspersky Security Center のヘルプを参照してください。
SSH プロトコルを使用してネットワークエージェントをインストールする
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ローカルでネットワークエージェントをアンインストールする
- リモートコンピュータで、ネットワークエージェントの配布キットのフォルダを開きます。
- ネットワークエージェントの配布キット(dmg ファイル)を開きます。
配布キットの内容が表示されたウインドウが開きます。
- 配布キットの内容のウインドウで、[ネットワークエージェントアンインストーラ]をダブルクリックします。
- [はじめに]ウインドウで、[続ける]をクリックします。
- [情報]ウインドウで、[削除]をクリックします。
- 管理者の認証情報の入力画面で管理者の名前とパスワードを入力し、ネットワークエージェントのアンインストールを確定します。
ネットワークエージェントのアンインストールが開始されます。
- アンインストールの完了の情報を確認し、[終了]をクリックしてアンインストーラを終了します。
ネットワークエージェントがリモートコンピュータからアンインストールされます。
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コマンドラインからのネットワークエージェントの管理
このセクションでは、クライアントコンピュータでコマンドラインを使用してネットワークエージェントを管理する方法について説明します。
ネットワークエージェントは、クライアントコンピュータでコマンドラインを使用して停止したり再開することができます。
また、klmover ユーティリティを使用して、リモートコンピュータを管理サーバーに手動で接続したり、klnagchk ユーティリティを使用してリモートコンピュータと管理サーバーとの接続をチェックしたりすることも可能です。
ネットワークエージェントをアンインストールできます。
リモートコンピュータ上のネットワークエージェントの開始または停止
リモートコンピュータ上のネットワークエージェントは、コマンドラインを使用して停止および再開できます。
重要:ネットワークエージェントを停止および開始するには、管理者権限が必要です。
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クライアントコンピュータと管理サーバー間の接続の手動確認:Klnagchk ユーティリティ
ネットワークエージェントのインストールが完了すると、klnagchk ユーティリティは、/Library/Application Support/Kaspersky Lab/klnagent/Binaries フォルダに保存されます。
klnagchk ユーティリティをコマンドラインから実行すると、指定したパラメータに応じて次の操作が実行されます:
- リモートコンピュータにインストールされているネットワークエージェントと管理サーバ間の接続に対して指定した設定を表示する、またはファイルに保存する。
- ネットワークエージェントの前回の起動以降の統計とユーティリティの実行結果をファイルに保存する、または画面に表示する。
- ネットワークエージェントと管理サーバとの接続を確立しようとする。
- 接続を確立できない場合、ICMP パケットを送信して、管理サーバがインストールされているコンピュータの状態を確認します。
ユーティリティを実行する前に、コマンドラインで /Library/Application Support/Kaspersky Lab/klnagent/Binaries に移動してください。
コマンドの構文:
sudo ./klnagchk [-logfile <ファイル名>] [-sp] [-savecert <証明書ファイルのパス>] [-restart]
重要:ユーティリティの実行には管理者権限が必要です。
パラメータの説明
-logfile <ファイル名>
– ネットワークエージェントと管理サーバ間の接続設定とユーティリティの実行結果をファイルに保存します。このパラメータが未指定の場合、サーバの接続設定、実行結果およびエラーメッセージは画面に表示されます。
-sp
– プロキシサーバの認証用パスワードを画面に表示するか、ファイルに保存します。このパラメータは、プロキシサーバを使用してネットワークエージェントから管理サーバに接続する場合に使用します。既定では、このパラメータは使用されません。
-savecert <ファイル名>
- 管理サーバへの認証用の証明書を、指定したファイルに保存します。
-restart
- ユーティリティの実行完了後に、ネットワークエージェントを再起動します。
例: sudo ./klnagchk -logfile klnagchk.log -sp
|
リモートコンピュータから管理サーバーへの手動接続:Klmover ユーティリティ
ネットワークエージェントのインストールが完了すると、klmover ユーティリティは、/Library/Application Support/Kaspersky Lab/klnagent/Binaries フォルダに保存されます。
klmover ユーティリティをコマンドラインから実行すると、指定したパラメータに応じて次の操作が実行されます:
- 指定したパラメータでネットワークエージェントを管理サーバに接続する。
- ユーティリティの実行結果をファイルに保存する、または画面に表示する。
ユーティリティを実行する前に、コマンドラインで /Library/Application Support/Kaspersky Lab/klnagent/Binaries に移動してください。
コマンドラインの構文:
sudo ./klmover [-logfile <ファイル名>] [-address <サーバのアドレス>] [-pn <ポート番号>] [-ps <SSL ポート番号>] [-nossl] [-cert <証明書ファイルのパス>] [-silent] [-dupfix]
重要:ユーティリティの実行には管理者権限が必要です。
パラメータの説明
-logfile <ファイル名>
– 実行結果をファイルに保存します。このパラメータが未指定の場合、実行結果とエラーメッセージは画面に表示されます。
-address <サーバのアドレス>
– ネットワークエージェントが管理サーバに接続する時に使用するアドレス。サーバの IP アドレスか DNS 名を指定できます。
注意:このパラメータのコマンドを使用して、リモートコンピュータの接続先の管理サーバのアドレスを変更することもできます。
-pn <ポート番号>
- 管理サーバへの暗号化されていない接続を確立する時に使用されるポートの番号。既定では、ポート 14000 が使用されます。
-ps <SSL ポート番号>
– SSL プロトコルを使用して管理サーバへの暗号化された接続を確立する時に使用されるポートの番号。既定では、ポート 13000 が使用されます。
-nossl
– 管理サーバへの暗号化されていない接続を使用します。このパラメータが未指定の場合、暗号化された SSL プロトコルを使用して管理サーバへの安全な接続を確立します。
-cert <証明書ファイルへのパス>
- 新しい管理サーバへのアクセス認証に、指定された証明書を使用します。このパラメータが指定されていない場合、ネットワークエージェントは管理サーバへの初回接続時に証明書を取得します。
-silent
- サイレントモードでユーティリティを実行します。
-dupfix
– 管理者用ガイドに記載されている以外の方法でネットワークエージェントがインストールされている場合に、このパラメータを使用します。例:ネットワークエージェントがインストールされているディスクイメージから復元された場合など。ネットワークエージェントの自動的な自己証明が原因で、元のコンピュータや他のコンピュータのアイコンが管理コンソール内に複製される場合は、複製されたコンピュータを再接続してみてください。
注意:klmover ユーティリティを実行する際は、すべてのパラメータに対して値を指定してください。
例: sudo ./klmover -logfile klmover.log -address 192.0.2.12 -ps 13001 |
ネットワークエージェントを使用して管理サーバに接続されているリモートコンピュータは、クライアントコンピュータと呼ばれます。
ネットワークエージェントをアンインストールする
コマンドの構文:
sudo '/Library/Application Support/Kaspersky Lab/klnagent/Binaries/UninstallScript'
Kaspersky Endpoint Security のインストールとアンインストール
このセクションでは、Kaspersky Endpoint Security をクライアントコンピュータにリモートでインストールおよびアンインストールする方法について説明します。
Kaspersky Endpoint Security を、ローカルでインストールやアンインストールすることも、Kaspersky Security Center Web コンソールや、Kaspersky Security Center Cloud コンソールから行うこともできます。
SSH プロトコルを使用したインストール
リモートコンピュータに Kaspersky Endpoint Security をインストールする前に、次の条件が満たされていることを確認してください:
- Kaspersky Security Center の管理サーバが企業ネットワークに導入されている。
- Kaspersky Security Center の管理者用ワークステーションに管理コンソールがインストールされている。
- Kaspersky Endpoint Security のインストールパッケージが作成され、管理サーバの共有フォルダに配置されている。
- Kaspersky Endpoint Security のライセンス情報ファイルが管理サーバの共有フォルダに配置されている(オプション)。
- リモートコンピュータでリモートログインが有効になっている。
- 製品のインストールに使用するコンピュータアカウントが sudoers に含まれている。
SSH プロトコルを使用してクライアントコンピュータに Kaspersky Endpoint Security をインストールする
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Kaspersky Security Center を使用したインストール
クライアントコンピュータに Kaspersky Endpoint Security をインストールする前に、次の条件が満たされていることを確認してください:
- Kaspersky Security Center の管理サーバが企業ネットワークに導入されている。
- Kaspersky Security Center の管理者用ワークステーションに管理コンソールがインストールされている。
- クライアントコンピュータにネットワークエージェントがインストールされている。
- Kaspersky Endpoint Security のインストールパッケージが作成され、管理サーバの共有フォルダに保存されている。
- Kaspersky Endpoint Security のライセンス情報ファイルが管理サーバの共有フォルダに保存されている(オプション)。
- クライアントコンピュータが管理サーバの[管理対象コンピュータ]管理グループに追加されている(オプション)。
管理サーバの管理グループの詳細については、Kaspersky Security Center のヘルプを参照してください。
Kaspersky Security Center を使用して、クライアントコンピュータに Kaspersky Endpoint Security をインストールするには、[アプリケーションのリモートインストール]タスクを作成して実行する必要があります。
クライアントコンピュータに Kaspersky Endpoint Security をリモートでインストールするタスクを作成する
ウィザードの次の手順に進むには、[次へ]をクリックします。ウィザードの前の手順に戻るには、 をクリックします。ウィザードを途中で停止するには、[キャンセル]をクリックします。
注意:ボタンの外観は、Windows のバージョンによって異なる場合があります。
ステップ 5:インストール後にコンピュータの移動先となる管理グループの選択
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インストールパッケージの作成
[アプリケーションのリモートインストール]タスクを作成する際、既存のインストールパッケージを使用するか新規のインストールパッケージを作成することができます。作成したインストールパッケージのリストを表示するには、[詳細] - [リモートインストール] - [インストールパッケージ]の順にクリックします。
Kaspersky Security Center でインストールパッケージを作成する
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Kaspersky Security Center を使用したアンインストール
Kaspersky Security Center を使用して、クライアントコンピュータから Kaspersky Endpoint Security を削除する前に、次の条件が満たされていることを確認してください:
- Kaspersky Security Center の管理サーバが企業ネットワークに導入されている。
- Kaspersky Security Center の管理者用ワークステーションに管理コンソールがインストールされている。
- クライアントコンピュータにネットワークエージェントがインストールされている。
Kaspersky Security Center を使用してクライアントコンピュータから Kaspersky Endpoint Security をアンインストールするには、[アプリケーションのリモートアンインストール]タスクを作成して実行する必要があります。
重要:クライアントコンピュータから Kaspersky Endpoint Security を削除すると、コンピュータが感染する危険性が生じます。
クライアントコンピュータからリモートで Kaspersky Endpoint Security をアンインストールするタスクを作成する
ウィザードの次の手順に進むには、[次へ]をクリックします。ウィザードの前の手順に戻るには、 をクリックします。ウィザードを途中で停止するには、[キャンセル]をクリックします。
注意:ボタンの外観は、Windows のバージョンによって異なる場合があります。
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Kaspersky Security Center からの製品の開始と停止
Kaspersky Security Center で管理しているデバイスのリストから選択したコンピュータで Kaspersky Endpoint Security を開始または停止できます。
Kaspersky Security Center から Kaspersky Endpoint Security を開始または停止する
重要:Kaspersky Endpoint Security が停止すると、クライアントコンピュータは保護されていない状態で稼働し続けるため、感染する危険性が生じます。
タスクの作成と管理
このセクションでは、クライアントコンピュータまたはコンピュータグループに対して実施する Kaspersky Endpoint Security のタスクを、Kaspersky Security Center を使用して作成および設定する方法について説明します。
タスクとは、Kaspersky Endpoint Security がクライアントコンピュータで実行する、設定可能な処理のセットのことです。
Kaspersky Security Center では次のタスクを作成できます:
- スキャン
- アップデート
- ロールバック
- ライセンスの追加
タスクに対して次の操作が行えます:
- タスクの開始と停止
- タスク設定の編集
- タスクの進行状況の追跡
- あるグループから別のグループへのタスクのコピーおよび移動
- タスクの削除
- タスクのインポートおよびエクスポート
タスクの詳細については、Kaspersky Security Center のヘルプを参照してください。
タスクの作成
Kaspersky Security Center から Kaspersky Endpoint Security を管理する場合、次の種別のタスクを作成できます:
- ローカルタスク:ローカルタスクとは、別のクライアントコンピュータで実行することを目的に作成されたタスクを意味します。
- グループタスク:グループタスクとは、管理グループのコンピュータで実行されるタスクを意味します。
- 任意のコンピュータに対するタスク:任意のコンピュータで実行するタスクを作成できます。対象となるコンピュータが管理コンピュータやコンピュータの抽出条件に属しているかどうかは考慮されません。
管理グループのクライアントコンピュータ向けのタスクを作成する
ウィザードの次の手順に進むには、[次へ]をクリックします。ウィザードの前の手順に戻るには、 をクリックします。ウィザードを途中で停止するには、[キャンセル]をクリックします。
注意:ボタンの外観は、Windows のバージョンによって異なる場合があります。
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タスクの手動での開始と停止
スケジュールされたタスクは、スケジュールに従って自動で開始および停止します。ただし、タスクはいつでも手動で開始することができます。
注意:ネットワークエージェントが実行されている場合のみ、クライアントコンピュータでタスクが開始されます。ネットワークエージェントが停止すると、アクティブなタスクの実行がすべて中断されます。
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ポリシーの作成と管理
このセクションでは、Kaspersky Endpoint Security のポリシーの作成と設定方法について説明します。
ポリシーは、アプリケーションの設定を決定するとともに、管理グループ内のコンピュータにインストールされたアプリケーションの設定へのアクセスを管理します。各アプリケーションについて個別にポリシーを作成する必要があります。各管理グループのコンピュータにインストールされたアプリケーション向けに複数のポリシーを作成できますが、各管理グループ内で 1 つのアプリケーションについて一度に適用されるポリシーは 1 つのみです。
注意:ポリシーの作成や設定を行う場合、 および
を使用して、ポリシー内の任意の設定のグループに対する変更を禁止または許可できます。
カスタムポリシーでは、次の操作を実行できます:
- ポリシーの作成
- ポリシーの設定
- あるグループから別のグループへのポリシーのコピーおよび移動
- ポリシーの削除
- ポリシーのステータスの変更
- ファイルへのポリシーのエクスポート
- ファイルからのポリシーのインポート
Kaspersky Security Center のポリシーの詳細については、Kaspersky Security Center のヘルプを参照してください。
ポリシーの作成
このセクションでは、新規ポリシーウィザードを起動してポリシーを作成する方法について説明します。
ウィザードの次の手順に進むには、[次へ]をクリックします。ウィザードの前の手順に戻るには、 をクリックします。ウィザードを途中で停止するには、[キャンセル]をクリックします。
注意:ボタンの外観は、Windows のバージョンによって異なる場合があります。
ステップ 15:ポリシーのステータスの選択とポリシーの作成完了
作成したポリシーの設定を編集できます。設定の各グループにある および
を使用して、クライアントコンピュータから、グループごとの設定に対する変更を禁止または許可できます。設定のグループの横にある
は、クライアントコンピュータのユーザが、ユーザのコンピュータ上でこれらの設定を編集できないことを示しています。設定のグループの横にある
は、クライアントコンピュータのユーザが、ユーザのコンピュータ上でこれらの設定を編集できることを示しています。
ポリシーのリストを表示する
各管理グループのコンピュータにインストールされたアプリケーションについて作成できるポリシーの数に制限はありませんが、各管理グループ内で 1 つのアプリケーションについて一度に適用されるポリシーは 1 つだけです。
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ポリシーの設定
Kaspersky Security Center で作成したポリシーを変更できます。また、サブグループのポリシーとタスクの設定で、ポリシーの設定の変更をブロックできます。
Kaspersky Endpoint Security のポリシーの設定には、アプリケーションの設定とタスクの設定が含まれます。
ポリシーの設定
- Kaspersky Security Center の管理コンソールを起動します。
- [管理サーバー - <サーバー名>]ノードを展開して表示します。
- コンソールツリーで、[管理対象デバイス]をクリックします。
- 作業領域で、[ポリシー]タブを選択します。
- 設定するポリシーを右クリックして[プロパティ]を選択します。
- ポリシーのプロパティウインドウで、ポリシーの設定を編集します:
- [脅威対策]セクション
- [先進の脅威対策]セクション
- [セキュリティコントロール]セクション
- [データ暗号化]セクション
- [アップデート]セクション
- [詳細設定]セクション
- [OK]をクリックして変更を保存し、ポリシーのプロパティウインドウを閉じます。
ポリシーのステータスを変更する
ポリシーのステータスは、ポリシーの動作を定義します。ポリシーのステータスは、アクティブ、モバイルユーザ用、非アクティブのいずれかです。ポリシーのステータスは、ポリシーの設定で変更できます。
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ポリシーのプロファイルの作成と管理
ポリシーのプロファイルは、特定の条件を満たした時に、クライアントコンピュータ上で有効となるポリシーの変数設定の名前付きセットです。プロファイルを有効にすると、ポリシーのプロファイルが有効になる直前にデバイスで有効になっていたポリシー設定が修正されます。
ポリシーのプロファイルの詳細については、Kaspersky Security Center のヘルプを参照してください。
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検知したオブジェクトのレポートを生成する
クライアントコンピュータで検知されたオブジェクトに関するレポートを生成する別の方法については、Kaspersky Security Center のヘルプを参照してください。
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Kaspersky Security Center Web コンソールおよび Cloud コンソールを経由する製品のリモート管理
Kaspersky Security Center Web コンソール(Web コンソール)は、組織のネットワークセキュリティの管理と保守に関連する主なタスクを集中的に実行するための Web アプリケーションです。Web コンソールは、ブラウザウインドウで Kaspersky Endpoint Security を管理するためのユーザインターフェイスを提供する Kaspersky Security Center のコンポーネントです。Kaspersky Security Center Web コンソールの詳細については、Kaspersky Security Center のヘルプを参照してください。
Kaspersky Security Center Cloud コンソール(Cloud コンソール)は、組織のネットワークを保護および管理するためのクラウドベースのソリューションです。Kaspersky Security Center Cloud コンソールの詳細については、Kaspersky Security Center Cloud コンソールのヘルプを参照してください。
Kaspersky Endpoint Security を、製品のグラフィカルユーザインターフェイス、Kaspersky Security Center 管理コンソールまたはコマンドラインから管理することもできます。
ポリシーの作成
このセクションでは、Kaspersky Security Center Web コンソールと Cloud コンソールを使用して、Kaspersky Endpoint Security のポリシーを作成および設定する方法について説明します。
ポリシーは、アプリケーションの設定を決定するとともに、管理グループ内のコンピュータにインストールされたアプリケーションの設定へのアクセスを管理します。各アプリケーションについて個別にポリシーを作成する必要があります。各管理グループのコンピュータにインストールされたアプリケーション向けに複数のポリシーを作成できますが、各管理グループ内で 1 つのアプリケーションについて一度に適用されるポリシーは 1 つのみです。
注意:ポリシーの作成や設定を行う場合、[強制適用]トグルスイッチを使用して、ポリシー内の任意の設定のグループに対する変更を禁止または許可できます。
カスタムポリシーでは、次の操作を実行できます:
- ポリシーの作成
- ポリシーの設定
- あるグループから別のグループへのポリシーのコピーおよび移動
- ポリシーの削除
- ポリシーのステータスの変更
Kaspersky Security Center Web コンソールのポリシーの詳細については、Kaspersky Security Center のヘルプを参照してください。
Kaspersky Security Center Cloud コンソールのポリシーの詳細については、Kaspersky Security Center Cloud コンソールのヘルプを参照してください。
注意:Kaspersky Security Center Web コンソールと Cloud コンソールを使用して Kaspersky Endpoint Security ポリシーのポリシープロファイルを作成した後、設定がクライアントコンピュータに正しく適用されていることを確認する必要があります。
先進の脅威対策の設定
[先進の脅威対策]セクションでは、クライアントコンピュータ上の Kaspersky Endpoint Security が Kaspersky Security Network への参加をするかどうかを選択し、KSN プロキシの使用を設定できます。
必要に応じて次のことを行います:
- [KSN 声明]をクリックして、Kaspersky Security Network 声明のテキスト全文を読む
- [KSN 声明]をクリックして、Kaspersky Security Center から提供される KSN インフラストラクチャに関する情報を表示します。
注意:既定では、グローバル KSN インフラストラクチャが、Kaspersky Security Center で使用されます。Kaspersky Security Center Web コンソールを介して Kaspersky Endpoint Security を管理している場合、Kaspersky Security Center の設定に応じて、Kaspersky Security Network の代わりに Kaspersky Private Security Network への参加を行うことができます。Kaspersky Security Center Cloud コンソールを介して Kaspersky Endpoint Security を管理している場合、Kaspersky Private Security Network への参加はできません。Kaspersky Private Security Network への参加に関する詳細については、Kaspersky Security Center のヘルプを参照してください。
- Kaspersky Security Network の使用を有効または無効にする
- 拡張 KSN モードを有効または無効にする
- KSN プロキシの使用を有効または無効にします。
- KSN プロキシが使用できない場合、カスペルスキーのサーバの使用を有効または無効にします。
注意:Kaspersky Security Center Web コンソールを介して Kaspersky Endpoint Security を管理している場合、Kaspersky Security Network と KSN プロキシをリモートコンピュータで使用可能なのは、Kaspersky Security Center 管理サーバがプロキシサーバとして使用されている場合のみです。管理サーバーのプロパティの詳細については Kaspersky Security Center のヘルプを参照してください。
KasperskySecurity Center Cloud コンソールを介して Kaspersky Endpoint Security を管理している場合、Windows オペレーティングシステムを実行しているディストリビューションポイントを通じてリモートコンピュータで Kaspersky Security Network と KSN プロキシを使用できます。
ポリシーの設定で、Kaspersky Security Center によってグローバル KSN インフラストラクチャが使用されており、かつ、Kaspersky Security Network への参加を選択すると、ポリシーが適用されたクライアントコンピュータにおける Kaspersky Endpoint Security の統計情報が自動的にカスペルスキーに送信され、それらのコンピュータをより強力に保護できるようになります。
注意:カスペルスキーでは、お客様の明確な同意がない限り、いかなる個人情報の受信、処理、保管も行いません。
グローバル KSN インフラストラクチャの Kaspersky Security Network の使用時にカスペルスキーに提供されるデータ
ポリシーの設定で、Kaspersky Security Center によってプライベート KSN インフラストラクチャが使用されており、かつ、Kaspersky Security Network への参加を選択すると、Kaspersky Endpoint Security は、ポリシーが適用されたクライアントコンピュータからの統計情報をカスペルスキーに送信しなくなります。
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ファイル脅威対策の設定
[ファイル脅威対策]ウインドウで、必要に応じて次を設定します:
- ファイル脅威対策を有効または無効にする。
既定では、ファイル脅威対策は有効になっています。
- 保護範囲の作成
- 悪意のあるオブジェクトの検知時に実行する処理を選択します。
- Kaspersky Endpoint Security で新しいファイルと変更されたファイルのみをスキャンするか、すべてのファイルをスキャンするかを選択します。
- macOS 10.15 以降のクライアントコンピュータで、読み取り専用ボリュームのスキャンをスキップするかどうかを選択します。
- Kaspersky Endpoint Security でファイルのスキャン中に iSwift テクノロジーを使用するかどうかを選択します。
注意: iSwift を使用すると、Kaspersky Endpoint Security は特別なアルゴリズムを使用して特定のオブジェクトをスキャンから除外し、スキャン速度を向上させることができます。
- Kaspersky Endpoint Security でスキャンするファイルの種類を選択します。
- Kaspersky Endpoint Security で複合ファイルに対して実行するアクションを選択します。
ウェブ脅威対策の設定
[ウェブ脅威対策]ウインドウで、必要に応じて次を実行します:
- ウェブ脅威対策を有効または無効にします。
既定では、ウェブ脅威対策は有効になっています。
- Web トラフィックで悪意のあるオブジェクトを検知した時に実行する処理を選択します。
- 信頼する Web アドレスのリストを作成または編集します。
ネットワーク脅威対策の設定
[ネットワーク脅威対策]ウインドウで、必要に応じて次の設定を行います:
- ネットワーク脅威対策を有効または無効にする。
既定では、ネットワーク脅威対策が有効になっています。
- 攻撃元コンピュータのブロックを有効または無効にする。
- ネットワークアクティビティが Kaspersky Endpoint Security によってブロックされないリモートコンピュータの IP アドレスのリストを作成または編集します。
セキュリティコントロールの設定
[セキュリティコントロール]セクションで、必要に応じて次の設定を行います:
- ウェブコントロールを有効または無効にする
注意:ウェブコントロールをオンにして危険な Web サイトをブロックすると、[ウェブコントロールが有効です]という通知がリモートコンピュータのプロテクションセンターに表示されます。
新規ポリシーウィザードのウインドウの[ネットワーク]セクションで[セキュアな接続(HTTPS)をチェック]トグルスイッチをオンにすると、リモートコンピュータ上でウェブコントロールによってブロックされる Web サイトにユーザがアクセスすると通知が表示されます。 - ユーザのコンピュータ上のウェブコントロールによって監視および管理するURLやWebサイトカテゴリを設定するためのルールを追加します。
- リスト内に作成したルールの編集、削除、整理
ルールの並び順に従って、Kaspersky Endpoint Security が判断する適用の優先順位が決定されます。
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データ暗号化の設定
[データ暗号化]セクションでは、クライアントコンピュータの起動ディスクの暗号化をオンまたはオフにして、不正なユーザが機密データにアクセスするのを防ぎます。既定では、FileVault ディスク暗号化は無効になっています。
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アップデートの設定
[アップデート]セクションで、必要に応じて次を行います:
- 製品モジュールのアップデートを有効または無効にする。
- Kaspersky Endpoint Security のアップデートに使用されるアップデート元を追加または削除する。
詳細設定
[詳細設定]セクションで、必要に応じて次の設定を行います:
- クライアントコンピュータのオペレーティングシステムに対するプロテクション設定を指定する。
- 検知するオブジェクトの種別を選択する。
- コンピュータがバッテリーで稼働している時、スケジュールされたタスクの起動を有効または無効にする。
- レポートの生成および保存の設定。
- バックアップにオブジェクトを保存するための設定。
- クライアントコンピュータのユーザとのインタラクションのために Kaspersky Endpoint Security を設定します。
- プロキシサーバへの接続を設定します。
- 送受信する HTTPS トラフィックのスキャンを有効または無効にします。
- 監視対象ポートの設定
- Kaspersky Endpoint Security で監視しない、信頼するファイル、フォルダ、アプリケーションのリストを編集します。
タスクの作成
このセクションでは、Kaspersky Security Center Web コンソールと Cloud コンソールを使用して、Kaspersky Endpoint Securityが、Kaspersky Security Centerによって管理されるクライアントコンピュータやコンピュータグループに対して実施するタスクを作成および設定する方法について説明します。
タスクとは、Kaspersky Endpoint Security がクライアントコンピュータで実行する、設定可能な処理のセットのことです。
Kaspersky Security Center Web コンソールおよび Cloud コンソールでは、次のタスクを作成できます:
- スキャン
- アップデート
- ロールバック
- ライセンスの追加
タスクに対して次の操作が行えます:
- タスクの開始と停止
- タスク設定の編集
- タスクの進行状況の追跡
- あるグループから別のグループへのタスクのコピーおよび移動
- タスクの削除
Kaspersky Security Center Web コンソールのタスクの詳細については、Kaspersky Security Center のヘルプを参照してください。
Kaspersky Security Center Cloud コンソールのタスクの詳細については、Kaspersky Security Center Cloud コンソールのヘルプを参照してください。
スキャンタスクの設定の設定
[アプリケーションの設定]タブで、リモートコンピュータ上の Kaspersky Endpoint Security の[スキャン]タスクを設定できます。
必要に応じて次を実行できます:
- スキャン範囲を定義します。
- 感染したオブジェクトの検知時に Kaspersky Endpoint Security が実行する処理を指定します。
- Kaspersky Endpoint Security で、スキャンタスクの実行時にスキャンするファイルの種類を選択します。
- スキャンのパフォーマンスを設定します。
- Kaspersky Endpoint Security で分析する複合ファイルを選択します。
ライセンスの追加タスクの設定の設定
[アプリケーションの設定]タブで、リモートコンピュータ上の Kaspersky Endpoint Security の[ライセンスの追加]タスクを設定できます。
必要に応じて次を実行できます:
- 現在のライセンスを予備のライセンスにします。
- ユーザのコンピュータで Kaspersky Endpoint Security をアクティベートするための別のライセンスを選択します。
- Kaspersky Security Center リポジトリに新しいライセンス情報を追加します。
アップデートタスクの設定
[アプリケーション設定]タブで、リモートコンピュータ上の Kaspersky Endpoint Security の[アップデート]タスクを設定できます。
カスペルスキーのアップデートサーバが、Kaspersky Endpoint Security のアップデートの主な入手元です。アップデート元には、ディストリビューションポイント、ローカルフォルダおよびその他の Web サーバを使用することもできます。
Kaspersky Security Center Web コンソールを通して Kaspersky Endpoint Security を管理している場合、アップデート元のリストには既定でカスペルスキーのアップデートサーバと Kaspersky Security Center サーバが含まれています。Kaspersky Endpoint Security は、最初に Kaspersky Security Center サーバから、次にカスペルスキーのアップデートサーバからアップデートをダウンロードします。
Kaspersky Security Center Cloud コンソールを通して Kaspersky Endpoint Security を管理している場合、アップデート元のリストには既定でカスペルスキーのアップデートサーバとディストリビューションポイントが含まれています。Kaspersky Endpoint Security は、最初にディストリビューションポイントから、次にカスペルスキーのアップデートサーバからアップデートをダウンロードします。ディストリビューションポイントの詳細については、Kaspersky Security Center のヘルプを参照してください。
必要に応じて次を実行できます:
- 製品モジュールのアップデートを有効または無効にする。
- Kaspersky Endpoint Security のアップデートに使用されるアップデート元を追加または削除する。
暗号化されたドライブの回復キーを取得する
クライアントコンピュータのユーザが認証情報を忘れたり紛失したりして、暗号化されたドライブにアクセスできない場合、回復キーを取得できます。
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[ライセンス情報]ウインドウ
[ライセンス情報]ウインドウで、ライセンスの有効期限、このライセンスで本製品を使用可能なコンピュータの台数、ライセンス種別など、ライセンスに関する情報を表示できます。
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[スキャン]ウインドウ
[悪意のあるオブジェクトが検知された場合]セクションでは、Kaspersky Endpoint Security が感染したオブジェクトを検知した時に実行する動作を選択できます。
[ファイル種別]セクションでは、Kaspersky Endpoint Security でスキャンするファイルの形式を選択できます。
[最適化]セクションでは、スキャンのパフォーマンスを設定できます。
[複合ファイル]セクションでは、スキャンする複合ファイルの種別を選択できます。
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[プロテクション]ウインドウ
[全般]セクションでは、リモートコンピュータのプロテクションを有効または無効に設定したり、コンピュータの電源を入れた時またはオペレーティングシステムを再起動した時に本製品が自動的に起動するよう設定できます。
[検知するオブジェクトの種別]セクションで、Kaspersky Endpoint Security で検知するオブジェクトの種別を選択できます。
ウイルス、ワーム、トロイの木馬、悪意のあるツール、アドウェア、オートダイヤラー
ユーザに損害を与える目的で悪用される可能性がある正規のソフトウェア
[詳細]セクションでは、省電力モードを有効または無効にできます。
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[レポートとバックアップ]ウインドウ
[レポート]セクションでは、Kaspersky Endpoint Security の実行中に発生するイベントのレポートの生成および保存に関する設定を編集できます。
[バックアップ]セクションでは、バックアップにオブジェクトを保存する期間を指定できます。
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[ユーザインターフェイス]ウインドウ
[製品インターフェイス]セクションでは、リモートコンピュータのメニューバーにある製品アイコンの表示の設定およびユーザが Kaspersky Endpoint Security のメインウインドウを開いてインターフェイスを使用するかどうかを設定できます。
[通知]セクションでは、Kaspersky Endpoint Security のイベントの通知を有効にして、通知の種別を選択できます。
[ユーザに本製品の終了を許可]セクションでは、リモートコンピュータのユーザに Kaspersky Endpoint Security を終了する権限を付与するかどうかを設定できます。
[Kaspersky Security Center でのイベント]セクションでは、Kaspersky Security Center での Kaspersky Endpoint Security のイベントの表示言語を選択できます。
[制限]セクションでは、リモートコンピュータの Kaspersky Endpoint Security のライセンスとアップデートをローカルで管理する権限を付与できます。
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[ネットワーク]ウインドウ
[プロキシサーバ設定]セクションでは、プロキシサーバの使用とプロキシサーバへの接続に使用する設定を編集できます。
[セキュアな接続をチェック]セクションで、Kaspersky Endpoint Security がセキュアな接続(HTTPS)をスキャンするかどうかを指定できます。
[監視対象ポート]セクションでは、Kaspersky Endpoint Security で監視するポートを設定できます。
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[除外を追加]ダイアログ
[コンポーネント]セクションでは、指定されたファイルまたはフォルダをスキャンしないコンポーネントを選択できます。
[ステータス]セクションでは、除外をアクティブにするかどうかを選択できます。
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[アップデート元を追加]ダイアログ
入力フィールドにローカルまたはネットワークフォルダへのパス、または URL を入力
[ステータス]セクションで、Kaspersky Endpoint Security が指定された URL をアップデート元として使用するかどうかを指定できます。
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[ルールを編集]ウインドウ
[ステータス]セクションでは、ルールをアクティブにするかどうかを設定できます。
[処理]セクションで、ルールの対象である URL、URL グループ、または Web サイトのカテゴリに該当する URL へのアクセス時に本製品が実行する処理を選択できます。
[ルールの範囲]セクションで、ルールの対象を特定の URL にするか、URL のグループにするか、Web サイトのカテゴリにするかを選択できます。
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[ファイル脅威対策]ウインドウ
[保護範囲]セクションでは、事前に設定された項目の 1 つを選択するか、選択したファイルまたはフォルダを追加することにより、保護範囲を設定できます。
[悪意のあるオブジェクトが検知された場合]セクションでは、Kaspersky Endpoint Security が悪意のあるオブジェクトを検知した時に実行する動作を選択できます。
[最適化]セクションでは、スキャンのパフォーマンスを設定し、スキャン技術を選択できます。
[ファイル種別]セクションでは、ファイル脅威対策が有効になっている場合、Kaspersky Endpoint Security でスキャンするファイルを選択できます。
[複合ファイル]セクションでは、ファイル脅威対策が有効になっている場合、Kaspersky Endpoint Security でスキャンする複合ファイルの種別を選択できます。
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[ウェブ脅威対策]ウインドウ
[悪意のあるオブジェクトが検知された場合]セクションでは、Kaspersky Endpoint Security が悪意のあるオブジェクトを検知した時に実行する動作を選択できます。
[信頼する URL]セクションで、信頼できる URL のリストを作成または編集し、このリストの Web アドレスからのトラフィックのスキャンを有効または無効にすることができます。
信頼する URL からの Web トラフィックをスキャンしない
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[URL を追加]ダイアログ
[ステータス]セクションで、Kaspersky Endpoint Security がこの URL や URL グループからのトラフィックをスキャンするかどうかを指定できます。
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[ネットワーク脅威対策]ウインドウ
[ネットワーク脅威対策の設定]セクションでは、Kaspersky Endpoint Security がコンピュータからの攻撃をブロックする時間を変更できます。
[除外リスト]セクションでは、ネットワークアクティビティが Kaspersky Endpoint Security によってブロックされないリモートコンピュータのIPアドレスのリストを作成または編集できます。
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[先進の脅威対策]セクション
[KSN 設定]セクションでは、Kaspersky Security Network の利用に関する設定を行えます。
注意: Kaspersky Security Center Web コンソールを介して Kaspersky Endpoint Security を管理している場合、Kaspersky Security Center の設定に応じて、Kaspersky Security Network の代わりに Kaspersky Private Security Network への参加を行うことができます。Kaspersky Security Center Cloud コンソールを介して Kaspersky Endpoint Security を管理している場合、Kaspersky Private Security Network への参加はできません。Kaspersky Private Security Network への参加に関する詳細については、Kaspersky Security Center のヘルプを参照してください。
[KSN プロキシ設定]セクションでは、KSN プロキシを設定できます。
KSN プロキシを使用できない場合はカスペルスキーのサーバを使用する
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[Kaspersky Security Network / Kaspersky Private Security Network への参加]ウインドウ
Kaspersky Security Network / Kaspersky Private Security Network への参加の条項に同意する
Kaspersky Security Network / Kaspersky Private Security Network への参加の条項に同意しない
注意:Kaspersky Security Center Cloud コンソールを介して Kaspersky Endpoint Security を管理している場合、Kaspersky Private Security Network への参加はできません。Kaspersky Private Security Network への参加に関する詳細については、Kaspersky Security Center のヘルプを参照してください。
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コマンドラインからの製品の管理
Kaspersky Endpoint Security は、コマンドラインから管理できます。
注意:Kaspersky Endpoint Security のモジュールのアップデートのインストール後、コマンドラインの製品のクライアントのバージョンが、インストールされた製品のバージョンとは異なっている場合があります。
コマンドラインの構文:
kav <コマンド> <パラメータ>
コマンドにはそれぞれ固有のさまざまなパラメータがあります。
スキャンの実行
コマンドの構文:
kav scan <スキャン範囲> <処理> <ファイル種別> <信頼リスト> <レポートのパラメータ> <詳細なパラメータ>
注意:ウイルスのスキャンの実行には、本製品で作成したタスクを使用することもできます。その場合は、タスクをコマンドラインから起動してください。タスクは Kaspersky Endpoint Security のインターフェイスで指定されたパラメータを使用して実行されます。
パラメータの説明
<スキャン範囲>
- 悪意のあるコードの有無をスキャンするオブジェクトのリストです。次に示す複数のパラメータを空白文字で区切って含めることができます。
次の値が選択できます:
<ファイル>
- スキャン対象のファイルまたはフォルダの場所のリスト。ファイルへの絶対パスまたは相対パスを使用できます。リストの項目は空白文字で区切られます。注意:オブジェクト名やオブジェクトのパスに空白や特殊な文字($、&、@ など)が含まれる場合には、全体を単一引用符で囲むか、除外する文字の左側にバックスラッシュを挿入してエスケープしてください。特定のフォルダが指定された場合、そのフォルダのすべてのファイルとフォルダがスキャンされます。
-all
- コンピュータの完全スキャン。-remdrives
- すべてのリムーバブルドライブ。-fixdrives
- すべての内部ドライブ-netdrives
- すべてのネットワークドライブ。-@:<filelist.lst>
- スキャン範囲内のオブジェクトおよびフォルダのリストを含むファイルのパスファイルはテキスト形式で、各スキャンオブジェクトは別々の行に記載されている必要があります。ファイルへの絶対パスのみを入力できます。
<処理>
- スキャン中に検知された悪意のあるオブジェクトの処理方法を決定します。このパラメータが指定されていない場合は、値 -i8
の処理が既定で実行されます。
次の値が選択できます:
-i0
- オブジェクトの情報をレポートに保存します。オブジェクトに対する処理は実行しません。-i1
- 感染したオブジェクトを駆除し、駆除できない場合はスキップします。-i2
- 感染したオブジェクトを駆除し、駆除できない場合は削除します。実行ヘッダがあるコンテナー(sfx 圧縮ファイル)以外のコンテナーは削除しません。-i3
- 感染したオブジェクトを駆除し、駆除できない場合は削除します。コンテナー内の感染したファイルを削除できない場合は、コンテナーを完全に削除します。-i4
- 感染したオブジェクトを削除します。削除できない感染したファイルがコンテナーの内部にある場合は、コンテナーを完全に削除します。-i8
- 感染したオブジェクトを検知した場合、ユーザに処理を確認します(既定で使用されます)。-i9
スキャンの完了時にユーザに処理を確認します。
<ファイル形式>
- スキャンの対象となるファイル形式を指定します。このパラメータが指定されていない場合、既定では、感染の可能性があるファイルのみを、ファイルの内容に基づいてスキャンします。
次の値が選択できます:
-fe
- 感染の可能性があるオブジェクトのみを、ファイルの拡張子に基づいてスキャンします。-fi
- 感染の可能性があるファイルのみを、ファイルの内容に基づいてスキャンします。既定では、このパラメータが使用されています。-fa
- すべてのファイルをスキャンします。
<除外>
- スキャンから除外するオブジェクトを指定します。次に示す複数のパラメータを空白文字で区切って含めることができます。
次の値が選択できます:
-e:a
- 圧縮ファイルをスキャンしません。-e:b
- メールデータベースをスキャンしません。-e:m
- テキスト形式のメールをスキャンしません。-e:<mask>
- マスクを基準としてオブジェクトをスキャンしません。-e:<秒>
- 指定された時間(秒単位)よりも長くスキャンされているオブジェクトをスキップします。-es:<サイズ>
- 指定された値(メガバイト単位)より大きいサイズのオブジェクトをスキップします。
<レポートのパラメータ>
- スキャン結果のレポート形式を決定します。レポートへの絶対パスまたは相対パスを使用できます。このパラメータが指定されていない場合、スキャン結果とすべてのイベントが表示されます。
次の値が選択できます:
-r:<レポートファイル>
- 重要なイベントのみを指定されたレポートファイルに記録します。-ra:<レポートファイル>
- すべてのイベントを指定されたレポートファイルに記録します。
<詳細なパラメータ>
- スキャンテクノロジーの使用と設定ファイルの使用設定を定義するパラメータ:
-iSwift=<on|off>
- iSwift の使用を有効または無効にします。-c:<configuration file>
- スキャンで使用するアプリケーション設定を含む設定ファイルのパスを定義します。ファイルへの絶対パスまたは相対パスを使用できます。このパラメータが指定されていない場合、コマンドラインで既に指定されている値とともに、インターフェイスで設定された値が使用されます。
例: フォルダ ~/Documents、/Applications、およびファイル my test.exe のスキャンを開始します:
ファイル object2scan.txt に登録されているオブジェクトをスキャンします。設定ファイル scan_settings.txt を使用します。スキャンの完了時に、すべてのイベントを記録するレポートを作成します:
設定ファイルのサンプル:
|
製品のアップデート
コマンドの構文:
kav update <アップデート元> <レポートのパラメータ> <詳細なパラメータ>
パラメータの説明
<アップデート元>
– アップデートのダウンロード元となる HTTP サーバ、ネットワークフォルダ、またはローカルフォルダ。場所が選択されていない場合、アップデート元は製品のアップデート設定から取得されます。
<レポートのパラメータ>
- スキャン結果のレポート形式を決定します。レポートへの絶対パスまたは相対パスを使用できます。このパラメータが指定されていない場合、アップデート結果とすべてのイベントが表示されます。
次の値が選択できます:
-r:<レポートファイル>
- 重要なイベントのみを指定されたレポートファイルに記録します。-ra:<レポートファイル>
- すべてのイベントを指定されたレポートファイルに記録します。
<詳細なパラメータ>
- 設定ファイルの使用法を指定します。
-c:<設定ファイル>
- 製品をアップデートする時に使用するアプリケーション設定を含む設定ファイルのパスを定義します。ファイルへの絶対パスまたは相対パスを使用できます。このパラメータが定義されていない場合、インターフェイスで設定された値が使用されます。
例: 既定のアップデート元から定義データベースをアップデートします。すべてのイベントがレポートに記録されます:
設定ファイル updateapp.ini のパラメータを使用して Kaspersky Endpoint Security のモジュールをアップデートします:
|
前回のアップデートのロールバック
コマンドの構文:
kav rollback <レポートのパラメータ>
重要:このコマンドの実行には管理者権限が必要です。
パラメータの説明
<レポートのパラメータ>
– アップデートのロールバック結果のレポートの形式を指定します。レポートへの絶対パスまたは相対パスを使用できます。このパラメータが指定されていない場合、ロールバック結果とすべてのイベントが表示されます。
次の値が選択できます:
-r:<レポートファイル>
- 重要なイベントのみを指定されたレポートファイルに記録します。-ra:<レポートファイル>
- すべてのイベントを指定されたレポートファイルに記録します。
例:
|
コンポーネントまたはタスクの開始と停止
start コマンドの構文:
kav start <タスクまたはコンポーネントの名前> <レポートのパラメータ>
stop コマンドの構文:
kav stop <タスクまたはコンポーネントの名前>
重要:停止コマンドの実行には管理者権限が必要です。
パラメータの説明
<タスクまたはコンポーネントの名前>
- 次のいずれかの値を指定します:
fm
またはfile_monitoring
– ファイル脅威対策wm
またはweb_monitoring
– ウェブ脅威対策ids
– ネットワーク脅威対策full
またはscan_my_computer
– 完全スキャンタスクscan_objects
– オブジェクトスキャンタスクquick
またはscan_critical_areas
- 簡易スキャンタスクupdater
– アップデートタスクrollback
– ロールバックタスク
<レポートのパラメータ>
- コンポーネントまたはタスクの結果のレポート形式を決定します。レポートへの絶対パスまたは相対パスを使用できます。このパラメータが定義されていない場合、インターフェイスで設定されたパラメータに従って結果を表示します。
注意: <レポートのパラメータ>
は、scan_objects
、updater
、および rollback
の値でのみ使用できます。
次の値が選択できます:
-r:<レポートファイル>
– 重要なイベントのみを指定されたレポートファイルに記録します。-ra:<レポートファイル>
– すべてのイベントを指定されたレポートファイルに記録します。
注意:コマンドプロンプトから開始されるコンポーネントおよびタスクは、インターフェイスで設定されたパラメータを使用して実行されます。
例: ファイル脅威対策を有効にするには、コマンドラインに次のコマンドを入力します:
コマンドラインから完全スキャンを停止するには、次のコマンドを入力します:
|
コンポーネントまたはタスクのステータスと統計の表示
status コマンドの構文:
kav status <タスクまたはコンポーネントの名前>
statistics コマンドの構文:
kav statistics <タスクまたはコンポーネントの名前>
パラメータの説明
<タスクまたはコンポーネントの名前>
- 次のいずれかの値を指定します:
fm
またはfile_monitoring
– ファイル脅威対策wm
またはweb_monitoring
– ウェブ脅威対策ids
– ネットワーク脅威対策full
またはscan_my_computer
– 完全スキャンタスクscan_objects
– オブジェクトスキャンタスクquick
またはscan_critical_areas
- 簡易スキャンタスクupdater
– アップデートタスクrollback
– ロールバックタスク
注意: <タスクまたはコンポーネントの名前>
の値を指定せずに status コマンドを実行すると、製品のすべてのタスクとコンポーネントの現在の状態が表示されます。statistics コマンドの場合、パラメータ <タスクまたはコンポーネントの名前>
に値を指定する必要があります。
保護設定の書き出し
コマンドの構文:
kav export <タスクまたはコンポーネントの名前> <エクスポートファイル>
パラメータの説明
<タスクまたはコンポーネントの名前>
- 次のいずれかの値を指定します:
fm
またはfile_monitoring
– ファイル脅威対策wm
またはweb_monitoring
– ウェブ脅威対策ids
– ネットワーク脅威対策full
またはscan_my_computer
– 完全スキャンタスクscan_objects
– オブジェクトスキャンタスクquick
またはscan_critical_areas
- 簡易スキャンタスクupdater
– アップデートタスクrollback
– ロールバックタスク
<エクスポートファイル>
- 環境設定の書き出し先ファイルのパス。ファイルへの絶対パスまたは相対パスを使用できます。
例:
|
製品のアクティベーション
ライセンス情報ファイルを適用して Kaspersky Endpoint Security をアクティベートできます。
コマンドの構文:
kav license /add <ライセンス情報ファイルまたはライセンスのアクティベーションコード>
パラメータの説明
<ライセンス情報ファイル>
- 拡張子が KEY のライセンス情報ファイル。
<ライセンスアクティベーションコード>
- XXXX-XXXX-XXXX-XXXX 形式のアクティベーションコード。
例: kav license /add ./1AA111A1.key kav license /add A11A1-11111-1A1AA-1A11A |
ライセンス情報の削除
本製品に現在追加済みであるライセンス情報をすべて削除できます。
コマンドの構文:
kav license /del
重要:このコマンドの実行には管理者権限が必要です。
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コマンドラインのリターンコード
コマンドラインでは、コマンドから一般的なコードが返される場合があります。リターンコードには一般的なコードと、ある特定のタスクに固有のコードがあります。
リターンコードを受け取るためのコマンドの構文:
echo $?
一般的なリターンコード:
0
- 操作が正常に完了しました1
- パラメータの値が無効です2
- 不明なエラー3
- タスクの完了エラーです4
- タスクがキャンセルされました
スキャンのリターンコード:
101
- 悪意のあるオブジェクトがすべて処理されました102
- 悪意のあるオブジェクトが検知されました
テクニカルサポートのご利用方法
製品のガイドや製品に関するいずれかの情報源で問題の解決策が見つからない場合は、カスペルスキーのテクニカルサポートまでお問い合わせください。テクニカルサポートの担当者が製品のインストールや使用に関する質問にお答えします。
注意:カスペルスキーによる本製品のサポートは、製品のライフサイクル期間中に提供されます(製品のサポートライフサイクルページを参照)。テクニカルサポートに連絡する前に、サポートサービス規約をお読みください。
テクニカルサポートへの連絡方法は次の通りです:
- テクニカルサポートサイトを参照する
- カスペルスキーカンパニーアカウントから、テクニカルサポートへリクエストを送信する
テクニカルサポートは、製品版ライセンスを購入したお客様のみが利用できます。試用版ライセンスでは、テクニカルサポートは提供されません。
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カスペルスキーカンパニーアカウントによるテクニカルサポート
カスペルスキーカンパニーアカウントは、カスペルスキー製品を使用する企業向けのポータルです。このポータルは、オンラインリクエストを通じてユーザとカスペルスキーのエキスパートの交流を促進するよう設計されています。また、オンラインリクエストのステータスを追跡したり、オンラインリクエストの履歴を保存することもできます。
カスペルスキーカンパニーアカウントでは、シングルアカウントで組織の全従業員を登録できます。シングルアカウントによって、登録従業員からカスペルスキーまでのオンラインリクエストを一元管理でき、カスペルスキーカンパニーアカウントを介して従業員の権限を管理することもできます。
カスペルスキーカンパニーアカウントのポータルは、次の言語で利用できます:
- 英語
- スペイン語
- イタリア語
- ドイツ語
- ポーランド語
- ポルトガル語
- ロシア語
- フランス語
- 日本語
カスペルスキーカンパニーアカウントの詳細については、テクニカルサポートサイトを参照してください。
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テクニカルサポート用の情報収集
サポートとトラブルシューティングの効率向上のため、テクニカルサポートでは診断中にデバッグ目的で一時的に環境設定の変更をお願いすることがあります。それには次の操作が必要になることがあります:
- 拡張診断情報を収集する機能をオンにします。
- 標準ユーザインターフェイスからは使用できない、個々の製品コンポーネントの環境設定を微調整します。
- 収集した診断情報の送信に関する環境設定を変更します。
テクニカルサポート担当者は、リストされた操作の実行に必要なすべての情報を提供し、デバッグ目的で収集するデータの範囲について説明します。拡張診断情報が収集された後、その情報はユーザのコンピュータに保存されます。収集したデータは自動的にはカスペルスキーに送信されません。
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トレースファイルの使用
テクニカルサポート担当者への問題の報告後、動作に関する情報を含むレポートを生成し、テクニカルサポートへ送信するように依頼される場合があります。その場合、トレースファイルの作成も依頼される場合があります。トレースファイルによって、アプリケーションコマンドの実行を順を追って調査し、エラーが発生したコマンドを特定できます。
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トレースファイルの作成
追跡は、アプリケーション活動の詳細情報を記録する効果的な手段です。テクニカルサポートでは、問題の解決にトレースファイルを使用します。
重要:テクニカルサポートから指示された場合にのみ、トレースを有効にしてください。
トレースファイルは、ハードディスクの容量を大量に使用することがあります。トレースファイルが不要になった場合は、トレースを無効にしてください。
トレースファイルには、次の情報が保存されます:
- 端末とオペレーティングシステムに関する情報(デバイスの一意な識別子、デバイスの種別、ネットワークデバイスの MAC アドレス、オペレーティングシステムの種別、オペレーティングシステムのバージョン)。
- 本製品および本製品のモジュールの動作に関する情報。
- 定額制サービスに関する情報(定額制サービスの種別、地域)。
- 言語、アプリケーションの識別子、アプリケーションのカスタマイズ、アプリケーションのバージョン、アプリケーションのインストールの一意な識別子、端末の一意な識別子に関する情報。
- ウイルス対策による端末の保護の状態、処理または検知されたすべてのオブジェクトおよびその対処(検知されたオブジェクトの名前、検知日時、ダウンロード元の URL、感染したファイルの名前とサイズ、それらのファイルのパス、攻撃元コンピュータの IP アドレスとネットワーク攻撃の標的になったポートの番号、マルウェアによる活動のリスト、望ましくない URL)、製品およびユーザによる関連する操作および決定。
- ユーザがダウンロードしたアプリケーションに関する情報(URL、属性、ファイルサイズ、ダウンロードプロセスに関する情報)。
- 起動したアプリケーションおよびそのモジュールに関する情報(サイズ、属性、作成日、PE ヘッダーの詳細、地域、製品名、場所、パッカー)。
- インストールされているカスペルスキー製品のインターフェイスのエラーや使用に関する情報。
- ネットワーク接続に関する情報:リモートコンピュータおよびユーザのコンピュータの IP アドレス、接続に使用されたポート番号、接続のネットワークプロトコル。
- IT および通信ネットワークを介してコンピュータから送受信されたネットワークパケットに関する情報。
- 送受信されたメールおよびインスタントメッセージに関する情報。
- アクセスされた URL に関する情報:オープンなプロトコルを使用して接続が確立された時間、Web サイトのログインおよびパスワードに関する情報、Cookie の内容。
- サーバの公開証明書。
トレースファイルには、本製品の修正に必要な情報のみが含まれます。カスペルスキーは、本製品の動作中に発生したエラーと関係があるインシデントを調査するため、トレースファイルを使用します。
既定では、トレースファイルの作成は無効になっています。トレースファイルの作成は、本製品のインターフェイス上で有効にできます。
トレースファイルのカスペルスキーへの送信は、手動でのみ可能です。Kaspersky Endpoint Security が自動的にトレースファイルをカスペルスキーに送信することはありません。
トレースファイルのカスペルスキーへの送信方法を選択できます。
カスペルスキーへトレースファイルを送信する前に、含まれるデータを確認してください。
重要:トレースファイルには、個人情報または機密情報が含まれる可能性があります。カスペルスキーへトレースファイルを送信することで、送信したトレースファイル内のすべての情報をカスペルスキーに提供することに同意し、送信時に使用された方法にも同意したことになります。
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製品の情報源
カスペルスキーの Web サイトの製品ページ
カスペルスキーの Web サイトのKaspersky Endpoint Security に関するページでは、製品やその機能および特徴に関する一般的な情報を確認できます。
ナレッジベースの Kaspersky Endpoint Security のページ
ナレッジベースは、カスペルスキーのテクニカルサポートサイトのセクションの 1 つです。
ナレッジベースの Kaspersky Endpoint Security のページに、製品の購入、インストール、使用の方法について、役立つ情報、推奨事項、および FAQ への回答が掲載されています。
記事では、本製品だけではなく他のカスペルスキー製品に関連した質問にも回答しています。ナレッジベースの記事には、テクニカルサポートからのお知らせも含まれる場合があります。
カスペルスキー製品についてコミュニティでディスカッションする
即答を必要としない質問については、コミュニティでカスペルスキーのエキスパートや他のユーザとディスカッションできます。
コミュニティでは、ディスカッションのトピックの表示、コメントの投稿、新しいトピックの作成ができます。
注意:Web サイトへのアクセスには、インターネット接続が必要です。
問題の解決方法が見つからない場合は、テクニカルサポートへお問い合わせください。
ヘルプ
管理者用ガイドでは、次の情報を確認できます:
- 本製品のインストール準備、本製品のインストールとアクティベーション
- 本製品の設定と使用
- Kaspersky Security Center を使用した本製品のリモート管理
本製品のヘルプ(このヘルプ)
本製品には、フルヘルプとコンテキストヘルプが含まれています。
フルヘルプは、Kaspersky Endpoint Security の設定方法および使用方法に関する情報を提供します。
コンテキストヘルプでは、Kaspersky Endpoint Security のウインドウや環境設定に関する情報を提供しています。また、それらの環境設定を使用するタスクの説明へのリンクも含まれています。
ヘルプは、配布キットに含まれるか、カスペルスキーの Web サイトで確認できます。オンラインヘルプを確認するには、インターネットに接続する必要があります。
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既知の問題と制限
Kaspersky Endpoint Security には、次の問題と制限があります:
- 情報を収集し、処理する目的でその情報を送信するアプリケーションがコンピュータにインストールされている場合、このアプリケーションは Kaspersky Endpoint Security によってマルウェアに分類されることがあります。これを防ぐには、このガイドの説明に従って Kaspersky Endpoint Security を設定して、該当するアプリケーションをスキャン対象から除外してください。
- 製品の機能設定は、設定ファイルを編集することで変更できます。
- Kaspersky Security Center の管理対象デバイスのプロパティで、予備のライセンス情報が表示されません。
- Kaspersky Security Center で、管理対象デバイスのプロパティにローカルタスクが重複して表示される場合があります。
- ローカルのアップデートタスクのアップデート元を変更すると、アップデートタスクが自動的に実行できなくなります。
- Safari のネットワークトラフィックを本製品のスキャンから除外するには、次のパスを除外リストに追加する必要があります:
/System/Library/Frameworks/WebKit.framework/Versions/A/XPCServices/com.apple.WebKit.Networking.xpc/Contents/MacOS/com.apple.WebKit.Networking
/System/Library/Frameworks/WebKit.framework/Versions/A/XPCServices/com.apple.WebKit.WebContent.xpc/Contents/MacOS/com.apple.WebKit.WebContent
/System/Library/PrivateFrameworks/SafariShared.framework/Versions/A/XPCServices/com.apple.Safari.SearchHelper.xpc/Contents/MacOS/com.apple.Safari.SearchHelper
/System/Library/Frameworks/webkit2.framework/versions/a/xpcservices/com.apple.webkit.networking.xpc/contents/macos/com.apple.webkit.networking
- Google Chrome のネットワークトラフィックをスキャンから除外するには、次のパスを除外リストに追加する必要があります:
/Applications/Google Chrome.app/Contents/Frameworks/Google Chrome Framework.framework/Versions/<バージョン番号>/Helpers/Google Chrome Helper.app/Contents/MacOS/Google Chrome Helper
- Kaspersky Security Center Web コンソールと Cloud コンソールを使用して Kaspersky Endpoint Security ポリシーのポリシープロファイルを作成した後、設定がクライアントコンピュータに正しく適用されていることを確認する必要があります。
- macOS 11.0 のコンピュータで、FileVault ディスク暗号化をポリシーの設定で有効にすると、管理者権限を持つユーザがシステム環境設定から Mac の起動ディスクを復号化できるようになります。
- プロキシサーバのオプション変更は、本製品を再起動しないと適用されません。
- 信頼されない証明書を持つ Web サイトに Safari が接続できない場合があります。その場合、その Web サイトを除外リストに追加するか、別のブラウザを使用してください。
- Kaspersky Endpoint Security バージョン 11.1 を macOS 12 で使用する場合、次の制限事項があります:
- Kaspersky Endpoint Security のアイコンが、製品の通知に正しく表示されません。
- マルウェアの検知に関する通知が表示されません。OS の環境設定の[通知]で、通知を有効に設定できます。
- 定義データベースのパッチのダウンロード時に、Kaspersky Endpoint Security デーモンによるアップデートの要求を通知するウインドウを閉じるまで、アップデートが完了しません。
- Kaspersky Endpoint Security が次の場合にクラッシュする可能性があります:簡易スキャン、完全スキャンの開始時、本製品の基本的なセットアップ中。
- Kaspersky Endpoint Security for Mac version 11.1 は、macOS 12.3 以降へインストールできません。これらのバージョンの macOS を使用している場合は、Kaspersky Endpoint Security バージョン 11.2 Patch C 以降をインストールする必要があります。
拡張子に応じてスキャンされるオブジェクトのリスト
スキャンタスクの環境設定で[アプリケーションとドキュメントをスキャン (拡張子で判断)]を選択した場合は、拡張子のないオブジェクトと次の拡張子のオブジェクトがスキャンの対象になります:
一般的な形式:
- txt
- csv
- htm
- html
マルチメディア(オーディオ / ビデオ)ファイル:
- flv
- f4v
- avi
- 3gp
- 3g2
- 3gp2
- 3p2
- divx
- mp4
- mkv
- mov
- qt
- asf
- wmv
- rm
- rmvb
- vob
- dat
- mpg
- mpeg
- bik
- fcs
- mp3
- mpeg3
- flac
- ape
- ogg
- aac
- m4a
- wma
- ac3
- wav
- mka
- rm
- ra
- ravb
- mid
- midi
- cda
画像ファイル:
- jpg
- jpe
- jpeg
- jff
- gif
- png
- bmp
- tif
- tiff
- emf
- wmf
- eps
- psd
- cdr
- swf
実行ファイルとシステムファイル:
- exe
- dll
- scr
- ocx
- com
- sys
- class
- o
- so
- elf
- prx
- vb
- vbs
- js
- bat
- cmd
- msi
- deb
- rpm
- sh
- pl
- dylib
ドキュメントとテンプレート:
- doc
- dot
- docx
- dotx
- docm
- dotm
- xsl
- xls
- xlsx
- xltx
- xlsm
- xltm
- xlam
- xlsb
- ppt
- pot
- pps
- pptx
- potx
- pptm
- potm
- ppsx
- ppsm
- rtf
- msg
- eml
- vsd
- vss
- vst
- vdx
- vsx
- vtx
- xps
- oxps
- one
- onepkg
- xsn
- odt
- ods
- odp
- sxw
- pub
- mdb
- accdb
- accde
- accdr
- accdc
- chm
- mht
圧縮ファイル:
- zip
- 7z*
- 7-z
- rar
- iso
- cab
- jar
- bz
- bz2
- tbz
- tbz2
- gz
- tgz
- arj
- dmg
- smi
- img
- xar
注意:実際のファイル形式は、そのファイル名の拡張子と一致しないことがあります。
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ファイルおよびフォルダへのパスのマスク
保護範囲、スキャン範囲、および信頼リストの指定では、チルダ記号(~)を使用できます。
ファイルまたはフォルダへのパス内の ~ 記号は、/Users/<ユーザ名>
に置き換えられます。たとえば、~/Desktop
というパスは、保護対象のコンピュータのすべてのユーザのデスクトップフォルダが保護範囲に含まれることを意味します。
商標に関する通知
登録商標とサービスマークに関する権利は各所有者に帰属します。
Apple、Apple Remote Desktop、FileVault、Mac、Mac Pro、macOS、Safari は、米国およびその他の国における Apple Inc. の登録商標です。
Chrome、Google、および Google Chrome は、Google, Inc. の商標です。
Intel は米国およびその他の国における Intel Corporation の商標です。
Excel、IIS、Windows、Windows Installer、WMI は米国およびその他の国における Microsoft Corporation の登録商標です。
Firefox および Mozilla は、Mozilla Foundation の商標です。
Java および JavaScript は、Oracle およびその子会社の登録商標です。
Parallels Desktop は、Parallels International GmbH の登録商標です。
VMware および VMware Fusion は、米国およびその他の国における VMware, Inc. の商標または登録商標です。
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