整合性チェック
Kaspersky Endpoint Security は、本製品のインストールフォルダーにあるアプリケーションファイルに破損や変更がないかチェックします。たとえば、アプリケーションライブラリのデジタル署名が正しくない場合、そのライブラリは破損していると考えられます。整合性チェックタスクは、アプリケーションファイルをスキャンするためのタスクです。Kaspersky Endpoint Security で悪意のあるオブジェクトが検知され、そのオブジェクトを無害化できなかった場合、整合性チェックタスクを実行してください。
整合性チェックタスクは Kaspersky Security Center 12 Web コンソールおよび管理コンソールの両方で作成できます。Kaspersky Security Center Cloud コンソールではこのタスクを作成できません。
アプリケーションの整合性が侵害されている状況として、次のケースがあります:
- 悪意のあるオブジェクトによって Kaspersky Endpoint Security のファイルが変更された。この場合、オペレーティングシステムのツールを使用して Kaspersky Endpoint Security を復元します。復元が完了したら、コンピューターの完全スキャンを実行し、それから整合性チェックを再び実行してください。
- デジタル署名の有効期限が切れている。この場合、Kaspersky Endpoint Security をアップデートします。
整合性チェックタスク
パラメータ
説明
スキャンのスケジュール
手動開始:都合の良いときに手動でスキャンを開始できる実行方法です。
スケジュール済み:このスキャンタスク実行方法では、スキャンタスクは作成したスケジュールに従って実行されます。このスキャンタスク実行方法を選択した場合でも、スキャンタスクを手動で開始することもできます。
スキップしたスケジュールタスクを後で実行する
このチェックボックスをオンにすると、スキップされたスキャンタスクは実行可能になると同時に開始されます。スキャンタスクの開始時間にコンピューターの電源がオフになっていた場合などに、スキャンタスクがスキップされることがあります。
このチェックボックスをオフにすると、スキップされたスキャンタスクは開始されません。代わりに、現在のスケジュールに従って、次のスキャンタスクが実行されます。
コンピューターを使用していないときのみ実行
コンピューターのリソースの負荷が高い場合にスキャンタスクの開始を延期します。スクリーンセーバーの実行中またはコンピューターのロック時にのみ、スケジュールされたスキャンが実行されます。
次のユーザーで実行
(Kaspersky Security Center コンソール内でのみ利用可能)
既定では、スキャンタスクはオペレーティングシステムに登録されたユーザー名で実行されます。アプリケーションのインストールフォルダーにアクセスするには特別な権限が必要になることがあります。Kaspersky Endpoint Security の設定に適した権限を持っているユーザーを指定して、このユーザーアカウントでスキャンタスクを実行できます。