コアモードのサーバーでの本製品の管理
コアモードのサーバーには GUI がありません。そのため、本製品を管理するにはリモートで Kaspersky Security Center コンソールを使用するか、ローカルでコマンドラインを使用する必要があります。
Kaspersky Security Center コンソールを使用した本製品の管理
Kaspersky Security Center コンソールを使用した本製品のインストールは、通常の本製品のインストールと異なる点はありません。インストールパッケージの作成時に、本製品をアクティベートするライセンスを追加することができます。Kaspersky Endpoint Security for Windows または Kaspersky Security for Windows Server のライセンスを使用できます。
コアモードのサーバーでは、次の製品コンポーネントは利用できません:ウェブ脅威対策、メール脅威対策、ウェブコントロール、有害 USB 攻撃ブロック、ファイルレベルの暗号化(FLE)、Kaspersky Disk Encryption(FDE)。
Kaspersky Endpoint Security のインストールでは再起動は必要ありません。インストール前に競合するアプリケーションをアンインストールする必要がある場合にのみ再起動が必要になります。製品バージョンのアップデートでも、再起動が必要になる場合があります。本製品はユーザーにサーバーを再起動するよう要求するウィンドウを表示することはできません。サーバーの再起動が必要かどうかは、Kaspersky Security Center コンソールのレポートで確認できます。
コアモードのサーバーでの本製品の管理はコンピューターでの管理と異なる点はありません。本製品の設定にはポリシーおよびタスクを使用できます。
コアモードのサーバーで本製品を管理するには次の事項に留意してください:
- コアモードのサーバーには GUI がないため、Kaspersky Endpoint Security はユーザーに対して特別な駆除が必要であることを提示する警告を表示することができません。脅威を駆除するには、製品設定で特別な駆除を有効にして、スキャンタスクの設定ですぐに特別な駆除を実行するよう設定する必要があります。その後スキャンタスクを開始します。
- BitLocker ドライブ暗号化は Trusted Platform Module(TPM)でのみ利用できます。本製品はパスワード入力ウィンドウを起動前認証で表示できないため、暗号化に PIN またはパスワードは使用できません。コンピューターのオペレーティングシステムで連邦情報処理標準(FIPS)準拠モードが有効になっている場合、ドライブの暗号化を開始する前に暗号化鍵を保存するためのリムーバブルドライブを接続してください。
コマンドラインを使用しての製品の管理
GUI を使用できない場合はコマンドラインを使用して Kaspersky Endpoint Security を管理できます。
コアモードのサーバーに本製品をインストールするには、次のコマンドを実行します:
setup_kes.exe /pEULA=1 /pPRIVACYPOLICY=1 /s
本製品をアクティベートするには、次のコマンドを実行します:
avp.com license /add <アクティベーションコードまたはライセンス情報ファイル>
製品プロファイルのステータスを確認するには、次のコマンドを実行します:
avp.com status
アプリケーションの管理コマンドのリストを表示するには、次のコマンドを実行します:
avp.com help