定義済みのスキャン範囲
定義済みのスキャン範囲
選択したオンデマンドスキャンタスクの保護対象デバイスのファイルリソースのツリーまたはリストが、[スキャン範囲の設定]ウィンドウに表示されます。
ファイルリソースのツリーまたはリストには、Microsoft Windows のセキュリティの設定に従って読み取りアクセス権のあるフォルダーが表示されます。
Kaspersky Security for Windows Server には次の定義済みスキャン範囲が含まれています:
- マイコンピューター:Kaspersky Security for Windows Server は保護対象デバイス全体をスキャンします。
- ローカルハードディスク:Kaspersky Security for Windows Server は保護対象デバイスのハードディスク上のオブジェクトをスキャンします。すべてのハードディスク、個々のディスク、フォルダー、ファイルをスキャン範囲に含めたりスキャン範囲から除外したりすることができます。
- リムーバブルドライブ:CD やリムーバブルドライブなどの外部デバイスのファイルがスキャンされます。すべてのリムーバブルドライブ、個々のディスク、フォルダー、ファイルをスキャン範囲に含めたりスキャン範囲から除外したりすることができます。
- ネットワーク:ネットワーク上のフォルダーやファイルのパスを UNC(ユニバーサルネーミング規約)フォーマットで指定して、スキャン範囲に追加できます。タスクの開始に使用するアカウントには、追加するネットワーク上のフォルダーやファイルのアクセス権がある必要があります。既定では、オンデマンドスキャンタスクはシステムアカウントで実行されます。
接続されているネットワークドライブも、保護対象デバイスのファイルリソースのツリーには表示されません。ネットワークドライブ上のオブジェクトをスキャン範囲に含めるには、ネットワークドライブに対応するフォルダーへのパスを UNC フォーマットで指定します。
- システムメモリ:スキャンの開始時にオペレーティングシステムで実行されているプロセスの実行ファイルおよびモジュールがスキャンされます。
- スタートアップオブジェクト:レジストリキーや設定ファイルによって参照されるオブジェクトがスキャンされます。たとえば、WIN.INI や SYSTEM.INI、および保護対象デバイスの起動時に自動的に起動されるアプリケーションのモジュールなどです。
- 共有フォルダー:保護対象デバイスにある共有フォルダーをスキャン範囲に含めることができます。
- 仮想ドライブ:共有のクラスタードライブなどの、保護対象デバイスに接続される仮想フォルダー、ファイル、およびドライブを保護範囲に含めることができます。
SUBST コマンドを使用して作成した仮想ドライブは、アプリケーションコンソールの保護対象デバイスのファイルリソースのツリーには表示されません。仮想ドライブのオブジェクトをスキャンするには、仮想ドライブに関連付けられた保護対象デバイスのフォルダーをスキャン範囲に含めます。
既定では、ネットワークファイルリソースツリーで定義済みスキャン範囲を表示して設定できます。また、その構成時にスキャン範囲設定のネットワークファイルリソースリストに定義済みの範囲を追加することもできます。
既定では、オンデマンドスキャンタスクは次の範囲で実行されます:
- オペレーティングシステムの起動時にスキャン:
- ローカルハードディスク
- リムーバブルドライブ
- システムメモリ
- 簡易スキャン:
- ローカルハードディスク(Windows フォルダーを除く)
- リムーバブルドライブ
- システムメモリ
- スタートアップオブジェクト
- その他のタスク:
- ローカルハードディスク(Windows フォルダーを除く)
- リムーバブルドライブ
- システムメモリ
- スタートアップオブジェクト
- 共有フォルダー
この記事はお役に立ちましたか?
改善できる点がありましたらお聞かせください。
フィードバックをいただき、ありがとうございました。改善に向けて取り組んでまいります。
フィードバックをいただき、ありがとうございました。改善に向けて取り組んでまいります。