定義済みのセキュリティレベルについて
[iChecker を使用する]、[iSwift を使用する]、[ヒューリスティックアナライザーを使用する]、[ファイルの Microsoft の署名をチェックする]のセキュリティ設定は、事前設定のセキュリティレベルには含まれません。[iChecker を使用する]、[iSwift を使用する]、[ヒューリスティックアナライザーを使用する]、[ファイルの Microsoft の署名をチェックする]の設定が変更されても、選択した事前設定のセキュリティレベルは変更されません。
デバイスのファイルリソースツリーで選択したフォルダーに対して、次の 3 つの定義済みセキュリティレベルのいずれかを適用できます:[最高のパフォーマンス]、[推奨]、[最大の保護]。これらのレベルにはそれぞれ、独自の定義済みセキュリティ設定が含まれます(以下の表を参照)。
最高のパフォーマンス
[最高のパフォーマンス] セキュリティレベルは、保護対象デバイスやワークステーションでの Kaspersky Security for Windows Server の使用に加えて、ファイアウォールや既存のポリシーなど、保護対象デバイスの追加のセキュリティ対策がネットワークに備えられている場合に使用してください。
推奨
[推奨]セキュリティレベルは、デバイスの保護とパフォーマンスへの影響が、最適な組み合わせで設定されています。カスペルスキーでは、このレベルがほとんどの企業ネットワークのデバイスの保護に十分なものとして推奨しています。既定では、[推奨]セキュリティレベルが選択されています。
最大の保護
組織のネットワークで高い水準のデバイスセキュリティ要件が求められる場合、[最大の保護]セキュリティレベルを推奨します。
定義済みセキュリティレベルと対応するセキュリティ設定値
オプション | セキュリティレベル | |||
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最高のパフォーマンス | 推奨 | 最大の保護 | ||
オブジェクトのスキャン | 形式に基づく | すべてのオブジェクト | すべてのオブジェクト | |
作成または変更されたファイルのみをスキャン | 有効 | 無効 | 無効 | |
感染などの問題があるオブジェクトの処理 | 駆除、駆除できない場合は削除 | 推奨処理を実行(駆除、駆除できない場合は削除) | 駆除、駆除できない場合は削除 | |
感染の可能性があるオブジェクトの処理 | 隔離 | 推奨処理を実行(隔離) | 隔離 | |
除外するファイル | なし | なし | なし | |
検知しない | なし | なし | なし | |
スキャン時間が次を超えたら停止する(秒) | 60 秒 | なし | なし | |
スキャンする複合オブジェクトの最大サイズ(MB) | 8 MB | なし | なし | |
NTFS 代替データストリームをスキャン | 有効 | 有効 | 有効 | |
ディスクのブートセクターと MBR をスキャン | 有効 | 有効 | 有効 | |
複合オブジェクトのスキャン |
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