インストール方法の選択
Kaspersky Embedded Systems Security for Windows でインストールするソフトウェアコンポーネントを指定したら、製品のインストール方法を選択する必要があります。
ネットワークアーキテクチャと次の条件に従って、インストール方法を選択します:
- Kaspersky Embedded Systems Security for Windows の特別なインストール設定が必要か、それとも推奨のインストール設定を使用するか。
- すべての保護対象デバイスに対して同じインストール設定を使用するか、各保護対象デバイスによって異なるインストール設定を使用するか。
Kaspersky Embedded Systems Security for Windows は、セットアップウィザードを使用してインタラクティブに、またはサイレントモードでユーザーの介在なしでインストールできます。また、コマンドラインからインストール設定を指定してインストールパッケージファイルを実行し、起動することもできます。Active Directory のグループポリシーまたは Kaspersky Security Center のリモートインストールタスクを使用すると、Kaspersky Embedded Systems Security for Windows を一元的にリモートでインストールできます。
Kaspersky Embedded Systems Security for Windows をある 1 つの保護対象デバイスにインストールして設定し、その設定を設定ファイルに保存しておくと、Kaspersky Embedded Systems Security for Windows を他の保護対象デバイスにインストールする際にその設定ファイルを使用できます。Active Directory のグループポリシーを使用して製品をインストールされた場合は使用できません。
セットアップウィザードの起動
セットアップウィザードでは次のインストールを実行できます:
- 配布キットに含まれるファイル \exec\klcfginst.exe からの保護対象デバイスの Kaspersky Embedded Systems Security for Windows コンポーネントのインストール。
- 保護対象デバイスまたは別の LAN ホストの配布キットの \console\setup.exe ファイルからの Kaspersky Embedded Systems Security for Windows コンソールのインストール。
コマンドラインで必要なインストール設定を指定してインストールパッケージファイルを実行する
コマンドラインオプションを設定せずにインストールパッケージファイルを開始した場合、Kaspersky Embedded Systems Security for Windows は既定の設定でインストールされます。Kaspersky Embedded Systems Security for Windows のオプションを使用してインストールの設定を変更できます。
アプリケーションコンソールは、保護対象デバイスまたは管理者のワークステーションにインストールできます。
Kaspersky Embedded Systems Security for Windows とアプリケーションコンソールのインストール用のサンプルコマンドを使用することもできます。
Kaspersky Security Center による一括インストール
お使いのネットワークで Kaspersky Security Center を使用してアンチウイルスによるネットワークデバイスの保護を管理している場合、リモートインストールタスクを使用して複数のデバイスに Kaspersky Embedded Systems Security for Windows をインストールできます。
Kaspersky Security Center を使用して Kaspersky Embedded Systems Security for Windows をインストールする場合、インストール先となる保護対象デバイスは、Kaspersky Security Center と同じドメインに存在していても異なるドメインに存在していてもかまいません。また、属するドメインがなくてもかまいません。
Active Directory のグループポリシーによる一括インストール
Active Directory のグループポリシーを使用して、保護対象デバイスに Kaspersky Embedded Systems Security for Windows をインストールできます。アプリケーションコンソールは、保護対象デバイスおよび管理者のワークステーションにインストールできます。
Active Directory のグループポリシーを使用して Kaspersky Embedded Systems Security for Windows をインストールする場合、推奨されているインストール設定でしかインストールできません。
Active Directory グループポリシーを使用して Kaspersky Embedded Systems Security for Windows をインストールする保護対象デバイスは、同じドメインおよび同じ組織単位に存在している必要があります。保護対象デバイスの起動時、Microsoft Windows にログインする前にインストールが実行されます。