クラッシュの診断設定
Kaspersky Embedded Systems Security for Windows の動作中に、製品がクラッシュするなどの問題が発生した場合、診断することができます。診断するには、Kaspersky Embedded Systems Security for Windows プロセスのトレースファイルやダンプファイルの作成を有効にし、作成したファイルを解析のためカスペルスキーのテクニカルサポートに提出します。
Kaspersky Embedded Systems Security for Windows からは、トレースファイルまたはダンプファイルは自動的に送信されません。診断データは、必要な権限を持つユーザーのみが送信できます。
Kaspersky Embedded Systems Security for Windows では、暗号化されていない形式でトレースファイルとダンプファイルに情報を書き込みます。ファイルが保存されるフォルダーはユーザーが選択し、オペレーティングシステムの設定と Kaspersky Embedded Systems Security for Windows の設定によって管理されます。アクセス権限を設定して、必要なユーザーのみにログやトレースファイル、ダンプファイルへのアクセスを許可することができます。
クラッシュの診断を設定するには:KAVSHELL DUMP コマンドを使用するか、アプリケーションコンソール上で次の操作を実行します。
- Kaspersky Security Center 管理コンソールで、[アプリケーションの設定]を開きます。
- [トラブルシューティング]セクションを開きます。
- デバッグ情報をファイルに記録するには、[トラブルシューティング設定]セクションで、[トレースを有効にする]をオンにします。
- [トレースファイル用フォルダー]フィールドに、Kaspersky Embedded Systems Security for Windows がトレースファイルを保存するローカルフォルダーへの絶対パスを指定します。
フォルダーは事前に作成し、SYSTEM アカウントで書き込み可能にする必要があります。ネットワークフォルダー、ドライブ、環境変数は指定できません。
- デバッグ情報の詳細レベルを設定します。
- [トレースファイルの最大サイズ(MB)]を指定します。
使用可能な値:1 ~ 4095 MB。既定では、トレースファイルの最大サイズは 50 MB に設定されています。
- ファイルの最大数に達した時に最も古いトレースファイルを削除するには、 [古いトレースファイルを削除する]をオンにします。
- トレースログあたりの最大ファイル数を指定します。
使用可能な値:1 ~ 999。既定では、ファイルの最大数は 5 に設定されています。このフィールドは、[古いトレースファイルを削除する]がオンになっている場合にのみ使用できます。
- ダンプファイルを作成する場合は、[ダンプファイルの作成]をオンにしてください。
- [ダンプファイル用フォルダー]フィールドに、Kaspersky Embedded Systems Security for Windows がダンプファイルを保存するローカルフォルダーへの絶対パスを指定します。
フォルダーは事前に作成し、SYSTEM アカウントで書き込み可能にする必要があります。ネットワークフォルダー、ドライブ、環境変数は指定できません。
- [OK]をクリックします。
アプリケーションの設定内容が保護対象デバイスに適用されます。