スキャン
2023年9月12日
ID 58390
ファイル脅威対策やウェブ脅威対策によるコンピュータのリアルタイム保護に加え、マルウェアやその他のコンピュータのセキュリティの脅威がないか、コンピュータを定期的にスキャンしてください。コンピュータのスキャン実行は、保護コンポーネントによって検知されなかったマルウェアの拡散を防ぐために必要です。
Kaspersky Endpoint Security には、次のスキャンタスクが組み込まれています:
- 完全スキャン:
コンピュータのメモリ、スタートアップオブジェクト、コンピュータのすべての内部ディスクをスキャンします。
- 簡易スキャン:
コンピュータの重要領域(メモリ、スタートアップオブジェクト、システムフォルダ)のみをスキャンします。
- オブジェクトスキャン:
指定されたオブジェクト(ファイル、フォルダ、内部ディスク、リムーバブルディスク)をスキャンします。
各スキャンは、手動で開始し、指定されたスキャン範囲で実行されます。悪意のあるオブジェクトの識別には、シグネチャ分析を使用します。シグネチャ分析に加え、ヒューリスティック分析やその他のスキャン技術も使用します。
完全スキャンタスクまたは簡易スキャンタスクをスケジュールできます。
完全スキャンおよび簡易スキャンのタスクには、スキャン範囲は既に含まれています。完全スキャンタスクでは、コンピュータのメモリ、スタートアップオブジェクト、およびすべての内部ディスクをスキャンします。簡易スキャンタスクでは、コンピュータのメモリ、スタートアップオブジェクト、システムフォルダをスキャンします。簡易スキャンのスキャン範囲は変更することができます。
ご注意:読み取り専用のシステムボリュームのスキャンをスキップして、スキャン時間を大幅に短縮することができます。既定では、読み取り専用のシステムボリュームは簡易スキャンの実行時はスキャンされず、完全スキャンの実行時はスキャンされます。
読み取り専用のシステムボリュームのスキャンを有効または無効にする
ファイルやフォルダを簡易スキャン範囲に追加または簡易スキャン範囲から削除する
簡易スキャンの既定のリスト中のスキャン範囲にオブジェクトを追加する
ファイル中に脅威が検知された場合、通知が表示され、指定した処理がオブジェクトに対して実行されます。オブジェクトの検知時に実行する処理を変更することができます。
感染したファイルを駆除または削除する前に、そのファイルのコピーがバックアップに保存されるので、必要に応じて元のファイルを復元できます。
スキャンの実行結果およびすべての検知した脅威の情報は、レポートに記録されます。
注意:マルウェアスキャンタスクの実行中にエラーが発生した場合は、そのタスクを再度実行してください。スキャンを再実行してもエラーが発生する場合は、テクニカルサポートまでお問い合わせください。
実行中の各スキャンタスクの進行状況(完了したパーセンテージ、残り時間)が、[スキャン]ウインドウに表示されます。