RESTORE:隔離からのファイルの復元

2024年2月14日

ID 215844

隔離から元のフォルダーにファイルを復元できます。隔離はコンピューター上にある特別なローカル保管領域です。ユーザーがコンピューターに対して危険だと判断したファイルを隔離することができます。隔離されたファイルは暗号化された状態で保管され、端末のセキュリティに影響はありません。Kaspersky Endpoint Security は、Detection and Response ソリューション (EDR Optimum、EDR Expert、KATA (EDR)、Kaspersky Sandbox) と連携する際にのみ隔離を使用します。その他のケースにおいては、Kaspersky Endpoint Security は関連するファイルをバックアップに保管します。ソリューションの一部として隔離を管理するには、Kaspersky Sandbox のヘルプKaspersky Endpoint Detection and Response Optimum のヘルプ、および Kaspersky Endpoint Detection and Response Expert のヘルプKaspersky Anti Targeted Attack Platform のヘルプを参照してください。

このコマンドを実行するには、パスワードによる保護を有効にする必要があります。ユーザーには「バックアップから復元」操作を実行する権限が付与されている必要があります。

オブジェクトはシステムアカウント(SYSTEM)で隔離されます。

隔離からのファイルの復元には次の注意事項があります:

  • 復元先のフォルダーが削除されていたり、ユーザーにそのフォルダーへのアクセス権がない場合、ファイルはフォルダー「%DataRoot%\QB\Restored」に保存されます。その後、ファイルを手動で移動先のフォルダーに移動する必要があります。
  • 本製品は復元されるファイルの名前の大文字小文字を区別します。ファイル名を入力する際に条件を満たしていない場合、ファイルは復元されません。
  • 復元先のフォルダーに同じ名前のファイルがある場合は、ファイルの復元がキャンセルされます。
  • KATA (EDR) ソリューションを使用している場合は、ファイルの復元後にファイルのコピーが保存されます。隔離の中身は手動で空にすることができます。EDR Optimum and EDR Expert ソリューションでは、復元後にファイルは削除されます。

コマンド構文

avp.com RESTORE [/REPLACE] <ファイル名> /login=<ユーザー名> /password=<パスワード>

詳細設定

 

/REPLACE

復元先に同じファイル名のファイルがある場合に、これを上書きします。

<ファイル名>

復元するファイルの名前。

認証

 

/login=<ユーザー名> /password=<パスワード>

パスワードによる保護の権限に必要なユーザーアカウントの認証情報。

例:

avp.com RESTORE /REPLACE true_file.txt /login=KLAdmin /password=!Password1

コマンド戻り値:

  • -1:コンピューターにインストールされているバージョンの製品ではコマンドがサポートされていません。
  • 0:コマンドが正常に実行されました。
  • 1:必要な引数がコマンドに渡されていません。
  • 2:一般的なエラーが発生しました。
  • 4:構文エラーがあります。

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