ステップ 3:Kaspersky Security Center Cloud コンソールにより管理されているデバイスにネットワークエージェントを再インストール

2024年5月7日

ID 195045

ネットワークエージェントのスタンドアロンインストールパッケージを作成したら、リモートインストールタスクの作成に進むことができます。このタスクを実行すると、すべての管理対象デバイスにネットワークエージェントを再インストールして、これらのデバイスを Kaspersky Security Center Cloud コンソールによる管理に切り替えることができます。

データ損失のリスクを軽減するために、最初は、企業ネットワーク内で最大 20 台の管理対象デバイスを扱い、物理サーバーが含まれない、小規模な管理グループに対してアクションを実行することを推奨します。これらのアクションを完了した後で、再インストールが正常に完了したかどうかを確認し、全範囲を対象とする再インストールに進みます。

リモートインストールタスクを作成してネットワークエージェントを再インストールする方法:

  1. オンプレミスで実行されている Kaspersky Security Center Web コンソール内の移行ウィザードに戻ります。

    以下で説明するように、移行ウィザードを使用してリモートインストールタスクを作成し、ネットワークエージェントを再インストールすることを推奨します。カスタムリモートインストールタスクを使用する必要がある場合は、最初にネットワークエージェントスタンドアロンイントールパッケージからカスタムインストールパッケージを手動で作成する必要があります。カスタムインストールパッケージを作成する時は、実行ファイルのコマンドラインで「-s」キーを指定する必要があることに注意してください。そうしないと、このカスタムインストールパッケージからネットワークエージェントを再インストールすると、エラーが発生して完了します。

    移行ウィザードの現在の状態に応じて、次のいずれかを実行できます:

    • エクスポート後に移行ウィザードを閉じておらず、セッションの有効期限が切れていない場合は、[移行ウィザードのステップ 3 に移動]をクリックします。[スタンドアロンインストールパッケージをアップロード]のチェックボックスをオンにして、[スタンドアロンインストールパッケージの選択]をクリックします。開いたブラウザーウィンドウで、ネットワークエージェントのスタンドアロンインストールパッケージを指定します。
    • 何らかの理由で移行ウィザードを再度開始する必要がある場合は、[スタンドアロンインストールパッケージをアップロード]をオンにして、[スタンドアロンインストールパッケージの選択]をクリックします。開いたブラウザーウィンドウで、ネットワークエージェントのスタンドアロンインストールパッケージを指定します。その後、移行ウィザードには、この管理サーバーの管理グループの階層が再び表示されます。エクスポートファイルを作成したのと同じグループを選択し、[次へ]をクリックします。

      移行ウィザードは、選択した管理グループに含まれる管理対象デバイスの総数をあらためて確認します。この数が 10,000 を超えると、エラーメッセージが表示されます。選択した管理グループ内の管理対象デバイスの数が制限内に収まるまで、[次へ]は使用不可(淡色表示)のままです。

  2. スタンドアロンインストールパッケージがアップロードされるまで待ち、[次へ]をクリックします。移行ウィザードが、カスタムのインストールパッケージとそのリモートインストールタスクを作成します。タスク範囲には、[エクスポートする管理対象デバイス]ページで選択した管理グループが含まれます。タスクの起動スケジュールは、既定では[手動]に設定されます。移行ウィザードに作成の進行状況が表示されます。更新アイコン()が緑色のチェックマーク()に変わるまで待ち、[次へ]をクリックします。
  3. 必要があれば、オンプレミスで実行されている管理サーバーおよびそのすべてのサブグループの、選択した管理グループ内のデバイスの[新規作成したリモートインストールタスクを実行]をオンにします(既定ではオフになっています)。この場合、デバイスは Kaspersky Security Center Cloud コンソールの管理下に切り替えられますが、ネットワークエージェントのインストールが完了してからになります。タスクを実行する管理グループへのフルパスが表示されます。

    Kaspersky Security Center Cloud コンソールへのインポートが完了するまでは、このタスクを開始しないでください。そうしないと、リストでデバイス名が重複する可能性があります。

  4. 終了]をクリックして移行ウィザードを閉じ、次の目的でリモートインストールタスクを開始します。
    • ネットワークエージェントインスタンスのアップグレード
    • Kaspersky Security Center Cloud コンソールで実行されている管理サーバーの管理下にあるネットワークエージェントインスタンスの切り替え

    新規作成したリモートインストールタスクを実行]をオフのままにしておき、必要に応じて後で手動でタスクを開始することもできます。

移行されたネットワークエージェントのインスタンスを Kaspersky Security Center Cloud コンソールで管理できるようになったことを確認できます。そうするには、[アセット(デバイス) ]→[管理対象デバイス]の順に移動します。[可視]、[ネットワークエージェントがインストール済み]、および[ネットワークエージェントが実行中]列で、移行された管理対象デバイスに確認アイコン()が表示されていることを確認してください。また、これらのデバイスのステータスの説明に[長期間接続されていません]がないことを確認してください。

関連項目:

管理サーバーの階層を使用しない移行

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